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似ているようで違う、イヤイヤ期の反抗と、思春期の反抗

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bmcent1/gettyimages

イヤイヤ期の子どもと接していると、「親に向かって反抗して!」なんて、つい、強く接してしまうことはありませんか? 実は、「親に向かって反抗してくる」のは、イヤイヤ期ではなく思春期の反抗期での話。2才前後をピークとするイヤイヤ期(第一次反抗期)と、中学生・高校生がピークの思春期の反抗(第二次反抗期)。どちらも「反抗期」と言われていて、同じようにとらえてしまうことが多いのですが、実際はちょっと違います。イヤイヤ期の子への正しい向き合い方を再確認するため、イヤイヤ期の反抗と思春期の反抗について、和洋女子大学こども発達学科の大神先生に教えていただきました。

2才児の「イヤ!」は親に反抗しているのではない

「イヤイヤ期の子は、『ヤダ!』『ダメ!』『キライ!』と、ママやパパに対して、けっこう腹立たしいタイミングで反抗的な態度を取ってきます。また、思春期の子も、『ムカつく!』『だまれ!』『うざい!』などと、腹の立つ言葉を、親に対してぶつけてきます。けれども、第一次反抗期と第二次反抗期では、反抗の向かう方向がまったく違います」(大神先生・以下同)

イヤイヤ期は「自分の思いの実現」

「イヤイヤ期の『イヤ』の意味は、『自分でやりたいの。こういうふうにやってみたいの、手を出されるとやりたいものと違ってきちゃうからダメ』ということで、まずは『自分で』『自分のやり方で』挑戦してみたい!ということで頭がいっぱいなだけ。言葉が未発達で自分の気持ちをうまく表せないために、『ダメ!』『キライ!』などきつい表現になってしまいますが、親に反抗しているつもりはまったくありません。そこは、いつも心に留めておいてほしいですね」

思春期は、「親からの自立」

「思春期は、世界が広がるにつれ、今まで100%正しいと思ってきた大人が、必ずしも正しいとは限らないことに気づきはじめます。幼児期と同じく、自分の考えや自分のやり方を試していくのですが、思春期のほうは大人に対しての反抗が含まれています。『ムカツク』の意味は、『大人だって間違えるくせに、考え方を押しつけるのはやめてほしい』という感じ。『自分を認めてほしい』という気持ちから、周囲の大人との考え方のズレを感じ、大人の無理解や抑圧に対して反抗心が強くなります。決して親のことが嫌いになるのではないのですが、こちらは、親に対しての反抗です」

イヤイヤ期の「イヤ」は、「見守って」と翻訳しよう

「イヤイヤ期のママ・パパにとって、反抗期は初めての経験。そのため、動揺も大きく、自信を失いやすい傾向があります。冷静に考えれば、たかだか2才が親に反抗したところで、何ということはないのですが、余裕がないと、自分自身を、子育てを否定されているような気持ちになってしまい、思わず、子どもに怒りをぶつけてしまう場合も。けれども、子どもはママ・パパを否定しているわけではありません。この時期の『イヤ』は、『やらせて(見守って)』と言っていると思ってほしいものです」

この先直面する思春期の反抗は、どうする?

「今、イヤイヤ期まっただ中の子も、十数年先には、思春期を迎えます。そして本格的な反抗期を迎えます。今度は、親に対して真っ向から反抗してくることになりますが、受け止めることができるんだろうか…と心配になるかもしれませんね。でも、大丈夫。そのころには、親としても成長していることでしょうし、子どもも高度な会話ができ、理解力が進んでいます。心配せずに、思春期に向かって子育てを続けてください」

「ムカツク」も「見守って」と翻訳しよう

「思春期の反抗期も、親に向かってくるとはいえ、親に対して願っているのは、『見守ってほしい』なのです。2才のころと違って、手助けは必要ありません。子ども自身が模索して、自分の価値観を見いだしていくのですから、親は、手出しせず、干渉せず、つき離さず見守ってあげること。そしてダメなものはダメと教え、甘えてきたら受け止めてあげる・・・基本は、イヤイヤ期と変わりません。愛情を持って受け止めてあげましょう」

イヤイヤ期の反抗と思春期の反抗は、どちらも成長の一過程なのですね。子どもって、親にぶつかりながら、大きくなっていくんだと感じます。『ひよこクラブ』2018年11月号では、「9カ月からのプレイヤイヤ期は怖くない!」特集で、イヤイヤ期の子どもの行動別に、イヤイヤをする子どものキモチと、親の対処法を紹介しています。プレイヤイヤ期はもちろん、イヤイヤ期まっただ中のママ・パパも必読です!(取材・文/ひよこクラブ編集部)

■監修:大神優子先生
和洋女子大学 こども発達学科准教授。専門は、発達心理学、教育心理学。赤ちゃんが成長するときのまわりとのかかわり方やとらえ方の変化などを研究されています。

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