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ベビー布団セットは全部いる?いらない?セットで揃えるメリット・デメリット

更新

美しい赤ん坊は笑顔でベッドの上に横たわっている。
Vera Livchak /gettyimages

出産準備品の1つで、必ず購入検討をするベビー布団。そのアイテムの多さに驚く人も多いのではないでしょうか。大人の布団は、敷布団、掛布団、シーツの3点セットくらいを想像しますが、ベビー布団セットでは、6点から多くて10点ほどのアイテムが入っています。まとめてすべて揃えれば不足はないかもしれませんが、金額が高くなったり、結局使わなかったなんてことも。
そこで今回は、ベビー布団セットの中でも、必要なもの、代用できるものについてご紹介します。

キルトパッドや汗取りシーツって?まずは各アイテムの役割を知りましょう!

眠っている新生児
kieferpix/gettyimages

新生児期の赤ちゃんが、一日でどれくらい眠るかご存じですか?その時間、なんと16時間以上!さらにねんねの間だけでなく、起きているときも泣いているときも、布団の上で寝転んだままの姿勢で過ごします。まだ骨が柔らかい赤ちゃんを守るために重要な役割を果たす敷布団や、体温調整にも活躍する掛布団、まずはどのような種類があるのかを知りましょう。

たくさんあるシーツ類、どれも同じではありません!それぞれのシーツの違いとは

赤ちゃんの布団セットに含まれるシーツには、さまざまな種類があります。よく含まれているのは、キルトパッド、防水シーツ、敷布団用カバーです。「どれか1つでいいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、それぞれ違った素材や仕様になっており、役割も違います。キルティングされた防水シーツなど機能を併せ持つものもありますが、それぞれのシーツの基本的な違いを紹介します。

防水シーツ

赤ちゃんの肌に触れる面はコットンやガーゼ素材で柔らかく、裏面は水を通さないポリウレタン素材。よく汗をかく赤ちゃんの寝汗やミルクの吐き戻し、おしっこ漏れなどが敷布団に染み込むのを防いでくれます。

キルトパッド

汗取りパッドとも呼ばれ、赤ちゃんの汗や湿気などを吸収するのが役割です。吸水性のある中綿が偏らないようにキルティングが施されているので、しっかりと水分を吸い、表面はさらさら。赤ちゃんの肌に優しく、あせもなどの予防にもつながります。

敷布団用カバー

その名の通り敷布団を覆うシーツで、防水シーツ・キルトパッドの上からかぶせます。敷布団を汚れから守るものですが、もう1つの大事な役割は、キルトパッドやシーツがずれるのを防ぐこと。パッドや防水シーツの端がめくれて、赤ちゃんの顔を覆ってしまい、窒息事故に繋がることを防ぐためにも、上からすっぽりと覆うことができるものを選ぶことが重要です。

タオルケットや毛布、羽毛布団…掛布団も種類がいっぱい!

タオルケットや毛布、掛布団など「赤ちゃんの身体の上に掛けるもの」は赤ちゃんの顔にかかって窒息につながる可能性がありますので、それらは使わずスリーパーなどを着せることが理想です。 スリーパーでは風邪をひきそうで心配、という場合は掛け布団などを使用することになりますが、体温調節が苦手な赤ちゃんにとって、掛布団選びも重要です。種類は本当にさまざまですが、大きくは以下の2種類に分けられます。

タオルケット・ガーゼケットなどの夏用のもの

タオルケット・ガーゼケットは通気性が良いため、たくさんの汗をかく夏に重宝するアイテム。ガーゼが複数枚重なり織られたガーゼケットは、保温性も調整できる優れもの。タオルケットも薄いタオル地やパイル地、オーガニック素材とさまざまな種類があるので、好みの肌触りなどで選びましょう。

掛布団や毛布・羽毛布団などの冬用のもの

毛布や羽毛布団は、保温性が高いので冬に使用します。冬用の赤ちゃん用掛布団で大切なことは、とにかく軽いこと。重い掛布団では、赤ちゃんが自由に手足を動かしづらく、身動きが取れない状態に。体に負担がかかったり、窒息の危険性もあります。軽くて暖かい掛布団を用意してあげましょう。

掛布団それぞれの機能を知り、季節の変わり目で寒暖差の大きい春秋には、「毛布に通気性の良いタオルケットをプラス」「薄めの掛布団にガーゼケットを重ねて」といったように、組み合わせて温度調整するのが良いでしょう。

忘れがちな付属アイテム、枕や洗濯ネットまで!

ベビー布団セットには、枕や洗濯ネットが含まれていることも。赤ちゃん用の枕は高さのない薄いものが多く、役割としては赤ちゃんの向き癖防止や吐き戻し対策と言われています。ただし、まだ未発達である赤ちゃんの首への負担や窒息の危険性があるため、基本的には枕は必要ありません。大人とは骨格が異なるため、枕がないから寝づらいという心配はないでしょう。

セットに含まれる洗濯ネットについては、一般的に販売されているものと特に素材や仕様が異なるわけではありません。でも、セットに含まれる掛布団などが入るサイズになっており、自分で合うものを探す手間がないのが嬉しいポイント。洗濯物どうしが摩擦で擦れてしまったりするのを防ぐため、ベビー布団を洗う際には洗濯ネットの使用がおすすめです。

「赤ちゃん用の寝具」で、必ずいるものってどれ?

白い毛布の上にベビーボット
FamVeld/gettyimages

たくさんのアイテムが含まれるベビー布団セットですが、その中でも、絶対に必要なものは何でしょうか。選ぶ際の注意点も含めてみていきましょう!

ベビー布団セットの中でも、「これは絶対にあったほうがいい」もの

まずは、赤ちゃんが多くの時間を過ごす場所として敷布団は必要ですね。特に「赤ちゃん用の敷布団」を選ぶことが大切です。赤ちゃん用の敷布団は、硬めなつくりになっており、骨の柔らかい赤ちゃんの体が沈み込まないようになっています。敷布団が柔らかくふかふかしていると、意図せず横向きやうつぶせになった時など、赤ちゃんが埋もれてしまい窒息するという危険性も。ママの安心のためにも、赤ちゃん専用の安全な敷布団を用意しましょう。

赤ちゃんが眠る場所を、長く清潔に保つためにはコレも必要!

赤ちゃんが安全に過ごすための敷布団を、長く清潔に使用するためには、ベビー布団セットの中にも含まれるシーツ類が欠かせません。まずは、水分が染み込みカビなどが発生しないようにする防水シーツ。深夜の授乳中にびっくりするくらい大量にミルクを吐き戻したり、おむつ替え中におしっこが漏れてしまったりと、思っている以上に敷布団が濡れてしまうシチュエーションは多いものです。でも、防水シーツを敷いていれば、それをささっと取り換えるだけでOK。「深夜で洗濯機もすぐ回せない…」と途方に暮れてしまわないよう、可能であれば、交換用に2枚以上は用意しておけると安心です。

また、敷布団を用意するのであれば、敷布団用シーツも揃えたいアイテム。敷布団の汚れ防止や防水シーツのズレ防止のために使用するのがおすすめです。

ベビー布団セットってこんなに必要?代用OKなアイテムとは

白いマットレスを押す女性の手。赤ちゃんのベッドの硬さと柔らかさをチェックする母親。最高のタイプと品質の選択。側面図。クローズアップ。
FotoDuets/gettyimages

たくさんの種類のアイテムが含まれるベビー布団セット。その中で、なくても大丈夫なもの、他のもので代用できるものはあるのでしょうか?他のアイテムを代用する際の注意点まで、しっかりと把握しておきましょう。

種類が多い掛布団の代わりに代用できるものとは

多くのベビー布団セットには、夏用のタオルケットやガーゼケット、冬用の掛布団、毛布、羽毛布団などが含まれています。その中でも、赤ちゃん用の毛布、または掛布団を1枚は用意しておくと便利ですが、それ以外は、バスタオルで代用OK。もともと赤ちゃんは体温が高く暑がりなので、大人よりも少ない寝具が適量。暑い日には、柔らかい素材のバスタオルを1枚かけておくだけで十分です。

赤ちゃん用の毛布や掛布団についても、「寝ながら動くようになったら使わなくなりそう」という人は、赤ちゃん用のスリーパーの活用を。また、エアコンで室温が一定に保たれていることが多いため、羽毛布団は出番が少ないことも。寝具を必要最小限に抑えたい人は、最初から用意はせずに、様子を見ながら必要であれば買い足すくらいでいいかもしれません。

汗吸い用のキルトパッドも、バスタオルで代用OK!

汗や湿気を吸収するキルトパッドですが、こちらも、バスタオルで代用可能です。ただ、バスタオル1枚だけでは吸収した汗や湿気がすぐに敷布団へ染み込んでしまうため、2枚重ねでの使用がおすすめ。赤ちゃんの肌に長い時間直接触れるため、代用するタオルの素材は柔らかく優しい肌触りのものを選びましょう。

また、バスタオルをキルトパッドの代わりに使用する際は、上からきちんと敷布団用シーツをかぶせ、めくれてしまわないように注意を。バスタオルを敷布団の上に広げただけの状態では、めくれてしまう可能性があります。代用アイテムは、赤ちゃん用に作られたものではないため、危険がないか十分に検討して利用しましょう。

「大人と一緒の布団でねんね」は危険!知っておきたいリスク

代用できるものについて考えていくと、ベビー布団ではなく、大人の布団で良いのでは?と考えるママやパパもいるかもしれません。しかし、大人の布団で赤ちゃんと一緒に寝ることは、赤ちゃんの死亡事故にもつながる2つの大きなリスクがあります。

1つは、大人の敷布団やマットレスの柔らかさが原因で、赤ちゃんの顔が埋まって、窒息してしまうリスクです。先にも述べた通り、ふかふかの敷布団では、赤ちゃんが寝返りしたり、意図せずうつぶせになった際に、窒息という最悪の事故が起きてしまう可能性があります。普段大人が眠っている敷布団は、赤ちゃん用よりも柔らかいのものが多いため、赤ちゃんにとっては危険です。安全を守るためにも、赤ちゃん専用に作られたものを必ず使用するようにしましょう。

2つ目は、大人の掛布団や大人の身体が覆いかぶさってしまうことにより、赤ちゃんが窒息してしまうリスクです。大人の掛布団は大きく、赤ちゃんと一緒に使用すると、赤ちゃんは簡単に埋もれてしまいます。一緒の掛布団に入っている大人が無意識に自分の肩まで掛布団をあげただけで、赤ちゃんは頭まですっぽり埋もれてしまったり、添い寝しながら授乳をしていてお母さんの乳房が赤ちゃんの顔を覆ってしまうことも。実際にこれまでにも、そういった事故例が数多く報告されています。

比べて賢くベビー布団選び!セット購入の【メリット】【デメリット】

幸せな母と赤ちゃんの子供が一緒にベッドに横たわっている
Ulza/gettyimages

とにかくたくさんのものを探し、検討し、買い揃えなくてはならない出産準備品。その中でも、毎日使うものであるベヒー布団選びは、特に迷ってしまいますよね。

ベビー布団をセットで買うデメリットは、最初の購入金額が高くなりやすいことと、必要のないものが含まれる可能性があること。使わなくなりそうなものはないかをしっかり考え、準備アイテムを最小限に抑えたい人は、必要なものだけを選び揃えるほうがよいでしょう。また、タオルケットやガーゼケットは産後に意外とお祝い品でいただくことが多いアイテム。それもふまえ、足りないものだけあとから買い足すのが良いかもしれません。

でも、産後の買い物は一苦労…。必要になったときにすぐ購入できるかも分かりません。ベビー布団をセットで購入するメリットは、なんといっても迷わなくても必要なものがすべて揃えられる手軽さです。代用できるものがあるとはいえ、揃えておいて困るものはありません。必要になる可能性のあるものを事前にすべて用意しておけると、産後に「やっぱり必要だった!」となる心配もないでしょう。

たしかにベビー布団セットは、必要なものだけを買うよりも金額が高くなることが多いです。でも、あとから買い足していくと、結局同じくらい金額がかかっていたということも。準備する大変さや産後の安心まで考え、賢く揃えられるといいですね!

監修/山中龍宏先生 文・構成/吉田比路子(メディアハウスクリエーション)、たまひよメディア編集部

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