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バースプラン、考えていますか?


バースプランとはなんでしょう

 バースプランという言葉を聞いたことがありますか?1980年代の英国において、女性が出産時のさまざまな処置に対して、もっと自分たちの気持ちを主張できるように、バースプラン(出産の計画)を書くことが始まりました。たとえば、「不必要な医療行為はしたくない」とか、「出産時には、どのような環境で・だれとともに新しい命を迎えたい」などです。日本でも近年、バースプランを導入している産院も多くなってきました。

 しかし、バースプランについて妊婦さんにお話をすると、「自由に書いてください、と言われても何をどう書いていいのかわからない。ネットで調べたらアロマを使うとか、音楽を聴くとか書いてあったから、書いてみました。これでよいのでしょうか...?」と、不安そうに尋ねてきます。自分の希望を伝えるはずのものが、本来の目的とは裏腹に、あたかも宿題のようになっていました。妊婦さんにとって、負担にさえなっていることもあるようです。

パートナーと語り合うきっかけに

 出産とは新しい家族を迎える瞬間です。新しい命を迎えるとき、どのような気持ちで、どのような環境で迎えたいのか。一番近くにいてほしい人はだれか。その中で自分たちが大切にしたいのはどのようなことかなど。夫婦2人でとことん話あってみてください。

 たとえば、「立ち合い分娩」について。私は、分娩の場に立ち会うことだけが「立ち合い分娩」だとは、思いません。陣痛室で産婦をマッサージをして苦痛を和らげたり、自宅で上の子の面倒を見ていたり。たとえ離れていても、自分たちで決めたことならば、それが2人で子どもの誕生の瞬間を迎える「立ち合い分娩」であると思います。

 出産時のことだけではなく、おなかの中に赤ちゃんがいる今この瞬間も、大切にしたいですよね。まずは「自分の体を大切に思う」ということから、バースプランを始めてみませんか。自分の命と向き合うこと、日々の体の変化や、赤ちゃんの成長をいとおしみ、パートナーと語り合い、生活を大切に楽しむこと。そのためには、どんな方法があるでしょうか。何を大切に、日々を過ごしますか。

 さあ、どんなバースプランを描きましょうか。

医療者に思いを伝えるツールとして

 妊娠は喜びの反面、小さな命を支えていかなければならないという責任の重さに、押しつぶされそうになることもありえます。でも、安心してください。そんな時こそ、あなたの側の心強い専門家集団の出番です。

 ぜひ、健診のときにその思いをぶつけてみましょう。しかし、医療の現場において、専門家に相談し、きちんと希望を伝えることは難しいことかもしれません。そんな時こそ、「バースプラン」の出番です!あなたとともに、妊娠・出産を旅してくれる伴走者ともいえる医療者に、自分たちが大切にしていることや、不安や疑問など、バースプランにちりばめて伝えてみましょう。文章じゃなくても大丈夫!マンガや絵、映像…なんでもいいのです。自分たちらしい表現で思いを伝えてみましょう。そして、そこから伴走者とともに、新しい家族にとってベストな方法を一緒に考えましょう。私たち専門家も楽しみにしています。



監修:浜脇文子 先生
助産師

長崎県出身。産前産後ケアセンター東峯サライ 副所長・産前産後ケア推進協会理事。病院・助産院勤務、助産師学校教員等を経て、2014年4月より現職。地域社会全体で子育てを行うシステム創りを目指して、現場で奮闘中。赤ちゃんとお母さんの笑顔が大好きです。

※この記事は「たまひよコラム」で過去に公開されたものです。

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