妊娠5カ月からはじめる、赤ちゃんのお部屋づくりチェックリスト【専門家】
赤ちゃんのお部屋づくりは、一気にやろうとするとなかなか大変です。ママの体調も見ながら夫婦で計画的に進めましょう。基本のスケジュールを、保健師、助産師、看護師の中村真奈美さんに聞きました。
お部屋づくりのスケジュールを考えよう
赤ちゃんのお部屋づくりは、家具の移動やグッズ収納、掃除、安全確認…と意外にやることが盛りだくさん! 安定期に入る妊娠5カ月ごろから準備を始め、少しずつ計画的に進めましょう。
≪妊娠5カ月≫
昼と夜にそれぞれ、赤ちゃんをどこに寝かせるか夫婦で話し合っておきましょう。
夜中に授乳やおむつ替えをするので、両親がベッドなら、赤ちゃんもベッドにするなど、寝具の高さをそろえておくとお世話がしやすくなります。
≪妊娠6カ月≫
授乳やおむつ替え、沐浴後の着替えの場所などをシミュレートしてみて。動線を考え、家具の移動なども検討を。
≪妊娠7カ月≫
家具の配置換えや普段できない場所の掃除は、体調が安定している7カ月ごろまでにやっておくとあとがラク。レンタルの検討や手配なども始めて。
≪妊娠8カ月≫
赤ちゃんグッズの収納場所を決めておきましょう。大きな収納グッズの購入は最低限に。今あるものを整理して、スペースを作るのがベスト。
≪妊娠9カ月≫
臨月に入る前までに、ベビーベッドの組み立てなどをして、ねんねスペースのセッティングを。赤ちゃんのお世話グッズもそろえておいて。
≪妊娠10カ月≫
出産までに、赤ちゃんグッズの収納や、部屋の安全確認を。両手両足をついた姿勢でぞうきんがけをすると、赤ちゃん目線で危ないものがないかチェックできます。
≪出産直後≫
ママと赤ちゃんが退院するまでに、パパは赤ちゃんスペースの掃除や、ねんねグッズなどのセッティングの最終確認を。
里帰りの場合、家族との打ち合わせはマスト
里帰りするなら、昼と夜に赤ちゃんと過ごすスペースを「どこ」にするか家族に相談し、早めにスペースを確保しておいて。
また、赤ちゃんを「なに」に寝かせるかも決めておきましょう。自宅に戻るときのことを考え、里帰り中だけレンタルする方法もあり。
産前に里帰りする場合は、できれば34週までに。お世話の場所の整理や掃除、動線の確認、お世話グッズのセッティングを済ませておきましょう。
里帰り先から自宅へ戻る1週間前には、やってほしいことをリスト化して、パパに伝えておくと安心です。
取材・文/たまごクラブ編集部
赤ちゃんの快適なお部屋づくりには、事前準備が欠かせません。そのためは夫婦で、お世話に必要なことを具体的にシミュレートし、早めに準備しておくことをおすすめします。
参考/『後期のたまごクラブ』2023年冬号「赤ちゃんか快適&安全でお世話しやすい ベビーのお部屋づくりルール」
●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
『後期のたまごクラブ』2023年冬号には、赤ちゃんのお部屋づくり特集があります。