出産はどんなふうに始まる?先輩ママたちの出産エピソード
待ちに待った出産。いったいどのように始まっていくのでしょうか。赤ちゃんに会えるのは楽しみですが、いつ、どう始まるのかわからないと不安に感じることもありますね。先輩ママの体験談によると、自然分娩を予定していた人のなかでも、前期破水から始まった人や微弱陣痛から進まずに陣痛促進剤を使用した人、緊急帝王切開になった人など、さまざまなケースがあるようですし、出産にかかる時間も大きく違いがあるようです。ほかにも、計画的な無痛分娩を予定しているかたや帝王切開を予定しているかたなど、出産は本当に人それぞれと言えます。
また、出産に家族が立ち会うかどうかについても、事前に話し合って決めておきたい重要なポイント。安心して出産できる環境を整えるために、事前に情報収集して家族と話し合っておくことも大事な出産準備のひとつです。
出産はどんなふうに始まる?
病院の母親学級に参加したり、育児書を読んだりして学んだかたもいると思いますが、出産がどのように始まりどのように進んでいくかは個人差がとても大きいようです。1人目と2人目でも出産の経過がまったく違った人もいますし、出産の兆候と言われる「おしるし」も必ずあるわけではないようです。
また、予定日の超過や微弱陣痛のために陣痛促進剤を使用したという体験談も寄せられています。こちらも個人差があり、なかなか陣痛につながらず何日間も陣痛促進剤を使ったというかたもいれば、誘発を始めたら短時間で生まれたというかたもいました。
無痛分娩を希望している場合など、あらかじめ日にちを決めて誘発する計画分娩を予定しているかたもいるでしょう。計画分娩のよかった点としては、夫の立ち会い予定や、上のお子さんを預けるおばあちゃんの予定が立てられたこと、また、病院の体制が整った状態で無痛分娩できたことなどが挙げられていました。なかには、「親の都合で誕生日を決めてしまっていいの?」と悩んだという意見もありましたが、赤ちゃんの状態を一番に、産婦人科の先生とよく相談して決めることで、心身ともに準備ができ、安心できる出産となるのではないでしょうか。
【1人目と2人目は違いました】
1人目は破水からの陣痛で、2人目は、微弱陣痛から本番の陣痛となってから破水しました。2人目なんて分娩室に入って15分で生まれたので、いまだにどこでいつ破水した?とハッキリした記憶がないです。
【前期破水して誘発剤を使用しました】
夜、自宅で破水し翌日になっても陣痛がこなかったので誘発剤を使用しました。しばらくは陣痛がなかったのですが、量を調節され、一気に2~3分間隔の強い陣痛がきて、そこから1時間半で生まれました。終わってみれば、初産で、1時間半で出産できたなんてラッキーだったのかな。
【自然分娩と計画出産の両方を経験】
1人目は40週で陣痛がきてからの出産、2人目は39週で無痛・計画分娩をしました。 2人目は上の子もいるし、夜中に破水しちゃっても困るので、予定日より1週間早めてよかったと思っています。何日にしようかな~と誕生日を決められるのは嬉しかったです♪
先輩ママたちの出産エピソード
先輩ママの出産体験談を読むと、千差万別なことがよくわかるのではないでしょうか。スピード安産で陣痛をほとんど感じることなくあっという間に生まれたという人もいれば、3日がかりの難産という人、帝王切開の人などとさまざまです。また、「1人目の出産と比べると、2人目は時間が短かった」という声もあるようです。
「短い時間で出産し、安産でした!」というかたのなかには、「出産のイメージトレーニングをした」「散歩やマタニティビクスをして体を動かし、体重をまめにチェックして増えすぎないようにした」「会陰マッサージをした」などの声も寄せられています。おなかの赤ちゃんに、「ママもがんばるから協力してね」と話しかけていたという人も。ママや赤ちゃんの負担を少しでも軽減することができるよう、心と体の準備をしておくことも大切なようです。
【イメトレがおすすめ!】
陣痛から3時間半で出産。私のしたことといえば、イメージトレーニングです!お産の流れを予習し、息を大きく吐く練習や、赤ちゃんがするっと下りてきてくれるイメージを持ちながら頭の中でシミュレーション。はじめは恐怖心もありましたが、むやみやたらに痛い痛いと思うのではなくとにかく息を吐くことを意識しました。
【1人目は難産だったけれど、2人目は安産】
1人目は、微弱陣痛で子宮口が3センチから進まず促進剤投与。本陣痛から26時間の悶絶の末、吸引分娩で出産しました。2人目は本陣痛から5時間での安産でした。促進剤も必要なく、どんどん自然にお産が進み、会陰切開もせず裂けもせず無傷でした。
【予定帝王切開でした】
心の準備をし、手術台に上り、あとはお任せするのみでした。麻酔が効いていれば手術中に痛みはありません。おなかを圧される感覚があるくらいです。40分くらいで赤ちゃんの泣き声が聞こえ、手術後2時間くらいで抱っこさせてもらいました。翌日には歩行訓練が始まり、3日くらいでだいぶ痛みはマシになりました。
夫や子どもの立ち会い出産
夫や上のお子さんが出産に立ち会うことが可能な病院もあります。出産に立ち会うことで、命の尊さや出産の大変さを実感する男性たちは数多くいるでしょう。また、夫がいることで安心して出産に臨めた、励ましてくれてうれしかったという声もありますね。
一方で、立ち会い出産をしなかったかたからは、「夫が血に弱くて無理」「夫がいると気になる、気が散る」「陣痛や分娩の姿を見られたくない」という声がありました。立ち会い出産を望んでいても、仕事や病院側の事情などでできなかったという場合もあります。
お子さんの場合は、赤ちゃんの誕生を喜び、きょうだいが増えたことを実感できるとてもよい機会ではありますが、反面、ショックを受け、怖い思いをしてしまうことも。イヤがったら別の場所に行けるようにするなど、お子さんのケアにも配慮する必要がありそうです。
【夫が血に弱いから…】
健康診断の採血ですら座っていられない夫を気にしながら出産するのがイヤだったので、立ち会い出産をしませんでした。もちろん子どもは大切にしてくれますので、立ち会い出産をしなくても、家庭それぞれでいいと思います。
【深い絆を感じることができた】
夫が「女性は強いというのを目の当たりにした」というような感想を言っていたと、間接的に聞きました。お産中に一生懸命汗を拭ってくれたこと、はじめて赤ちゃんを抱き上げるときに涙目だったことなどから、深い絆をお互いに感じられたと思います。
【子どもも立ち会って喜んでくれた】
病院から「みんなで一緒に赤ちゃんを迎えるのは素晴らしいこと」と説得されて、6歳の子どもも立ち会うことにしました。実際そのとき、下から生まれてびっくりしてはいたものの、それ以上怖がるとかトラウマになるようなことはまったくありませんでした。とても喜んでくれましたよ。
出産が始まり、無事に赤ちゃんが生まれるまでの経緯は人それぞれです。どんな形であれ、新しい家族の一員を迎える喜びの気持ちに変わりはありません。いつ出産の兆候があってもいいように事前の準備を整え、安心して赤ちゃんを迎えたいですね。
※投稿内容は投稿者の個人的な見解・体験に基づくものですので、あくまでもアドバイスとして参考にしていただき、症状などについては医療機関にご確認ください。
※文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。