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転職先で出会い、あっという間に意気投合。毎日配信するレシピが人気沸騰、今やSNSフォロワー数は100万人以上!【料理家ぐっち夫婦インタビュー】

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外食したときにレシピのアイデアが産まれることもあります。

忙しい毎日でも気軽に作れ、栄養バランスにも気をつかったレシピが人気の料理家「ぐっち夫婦」。栄養士の資格を持つ、妻のSHINOさんと、理系出身で本格的なイタリアンレストランでの調理経験もある夫のTatsuyaさんのユニットです。2023年7月には第1子も誕生しました。2人に、活動を始めたきっかけや、魅力的なレシピを生み出し続けている背景などについて聞きました。全3回のインタビューの1回目です。

食べることが好きな2人。転職先で同僚となり意気投合し、出会ってすぐ交際開始。

料理をきれいに盛りつけ、撮影しています。

――ぐっち夫婦さんは、簡単で本格的なレシピが人気です。2人が出会ったきっかけを教えてください。

SHINOさん(以下敬称略)私が働いていた会社に、Tatsuyaさんが転職してきたんです。どちらも食べることが好きだったから、すぐ意気投合し、自然と交際が始まりました。

――食に興味を持ったのはどんな理由からですか?

SHINO 私の祖父母は八百屋を営んでいました。二世帯住宅だったので、野菜が身近にある環境で育ち、料理や健康などに自然と関心を抱くようになりました。それで、大学で栄養学を学び、食や栄養関連の資格を取得しました。

Tatsuyaさん(以下敬称略) 僕は子どものころから料理が大好きでした。大学時代にイタリアンレストランでアルバイトをしていました。そこは、ソースも全部作る本格的なお店で、料理の作り方も教えてもらい、メニュー考案をさせていただいていました。
社会人になって最初は外資系のIT企業に勤め、新しい仕事に挑戦できたらと思い転職をしました。その会社でSHINOさんが働いていたんです。

――同僚として出会い、現在のぐっち夫婦さんは毎日レシピを公開されています。最初はどんな形で料理を発表していたのですか?

SHINO 結婚後、一緒に料理を作ることが多く、おいしくできた料理をSNSに上げてみたのが最初です。
当時は夫婦ともに会社勤めをしていました。作った料理をSNSにアップする作業や、レシピ考案、料理撮影などは土日と、平日、起床してから会社に出社するまでと、仕事を終え、帰宅してからの夜の時間を使っていました。

会社に勤めながら、料理の発信を行っていました。それがだんだんSNSを見ている人たちの反響が大きくなってきて・・・。もっともっと自分たちでさまざまな活動ができたらと思うようになり独立することにしました。

――独立して大変だったことはありますか?

Tatsuya すべての行動が自分たちの責任となるので、大変なことは多いです。とはいえ今仕事にしていることは全部、自分たちがやりたいことだから、「仕事をやらされている」感覚はまったくありません。その点はいいですね。仕事が趣味、趣味が仕事という感覚なので、ストレスは感じないし、毎日とても楽しいです。

アイデアはデジタルのアイデアファイルに書き込んで共有し、2人でレシピを考える毎日

カフェでも、頭の片隅ではレシピについて考えています。楽しみながら新しいアイデアを練っています。

――どんなふうにレシピのアイデアを考えているのですか?

SHINO 外食に行った際、「この食材の組み合わせや焼き方はおもしろいな」と参考にすることはあります。スーパーで買い物をするときなど、日常生活のなかでもアンテナを広げています。すると、ふっとレシピが思い浮かぶんです。もともと新しい料理を考えるのが好きなので、いつも頭の片隅でレシピを考えています。

Tatsuya チャットツールに「料理アイデア」というスレッドを作って、思いついたときにそれぞれ書き込んでいます。それを見ながら「これとこれを組み合わせたらおもしろいかもしれない」などと話し合っています。ほかの人のSNSも日々チェックして、はやっているものはキャッチするようにしています。

レシピを考えるうえでいつも意識しているのは、今の時代に合った料理を出すことです。現代は共働きの家庭が増えています。だからできるだけさっと手軽に、栄養もとれておいしいものが作れるように意識しています。

お互いのアイデアや味を尊重。それぞれの得意分野が異なるからおもしろい

1人の時間も大切にしています。それぞれの経験や感じたことが、料理にも生かされています。

――現在は、2人で仕事もされ、家庭でも一緒に過ごす生活スタイルだと思います。オンとオフはどのように分けていますか?

SHINO 一緒に過ごす時間は多いですが、1人の時間を作ることは大切にしています。Tatsuyaさんが整体に行くとき、私が運動に行くとき、あるいはそれぞれの友だちと会うときなどは自由にしています。それぞれの時間を尊重しているのは結婚当初から変わっていません。
友だちと食事に行ったときは「今日はこんな料理がおいしかったよ」と話をしたり、おみやげを買って一緒に食べたりします。そこから新しいアイデアが浮かぶこともあります。

Tatsuya 2023年7月に子どもが生まれたので、これからはお互いに都合をつけながら過ごすようになるだろうとは思います。出産後、SHINOさんが美容院に行って家をあけるときがありました。そんなときはもちろん僕が赤ちゃんの面倒を見ています。仕事をしながらミルクをあげています。

――お互いを尊重する姿勢が伝わってきます。Tatsuyaさんは主菜、SHINOさんはサラダなどの副菜のレシピが多い印象を受けました。お互いの料理の魅力はどんなところだと思いますか?

SHINO  Tatsuyaさんのレシピは意外なアレンジが効いているのが魅力だと思います。
たとえば「だしが効いたカレーを作ろう」となったとき、私はおそば屋さんのカレーうどんの味や仕立てをイメージしていました。Tatsuyaさんはだしを効かせたカレーに、また別のだしや調味料であえた鶏のささ身や揚げナスをトッピングしていて、「こういう組み合わせもあるんだ」と、作っていても楽しく、食べてもおいしいレシピが多いと思います。

Tatsuya SHINOさんのレシピは、栄養バランスについてもよく考えられているし、野菜をたくさん使っていると思います。健康を意識した女性に人気なのも納得です。SHINOさんの影響で、僕も以前に比べてかなり野菜を使えるようになってきていると思います。

SHINO  同じ食材を使っても、火の入れ方や盛りつけ方が異なるのが、それぞれの個性だと思っています。Tatsuyaさんの料理は、私では思いつかないような味つけになることも多いです。「男の人が好きなのはこういう味なんだ」と感じることもあり、勉強になります。

Tatsuya 僕は海外で何年も暮らしていたことがあったので、料理にもその影響が出ています。お互いに、それぞれ生きてきた道が味に反映されていておもしろいです。SHINOさんのレシピを見て「こんなアイデアがあるんだ」と発見することもあるし、逆に僕の料理にSHINOさんが影響されて、新しい料理が生まれることもあります。お互いを尊重しているし、刺激し合えていると思います。

【独立したころの思い出深いレシピ】ベーコン入り!シンプルカルボナーラ

「はじめてSNSにあげた思い出深いレシピです。生クリームや白ワインを使った本格カルボナーラですが、作り方は簡単!休日のお昼などに気軽に作ってみてください」(Tatsuyaさん)

ベーコン入り!シンプルカルボナーラ

お話・写真提供/ぐっち夫婦さん 取材・文/齋田多恵、たまひよONLINE編集部

おだやかな笑顔がすてきなSHINOさんと、理知的なTatsuyaさん。お互いをリスペクトし合っている様子が伝わってきました。仕事も生活も一緒という生活スタイルでも、それぞれの時間を大切にし、大切にしているからこそ、いい関係が生まれ、すてきなレシピが生まれているのかもしれません。

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2023年10月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

ぐっち夫婦さん(ぐっちふうふ)

PROFILE
料理家。夫Tatsuyaと妻SHINO。忙しい毎日でも気軽に作れて、栄養バランスにも気をつかったレシピが人気で、SNSフォロワー数は100万人以上。
Tatsuya (夫) 料理家。飲食店で独学で料理を学ぶ。料理家活動のほか、企業のマーケティングや新規事業立ち上げ等にも携わる。
SHINO (妻)  料理家、栄養士、フードスタイリスト。学生時代に栄養学、マーケティングを中心に学び、食の関連企業に多数勤務しながら、現場経験を経て、独立。企業の商品・メニュー開発業務に携わる

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