第一子妊娠中の鷲見玲奈、夫婦でゼロから育児を覚えていくのが理想!妊娠・育児についての情報源はSNSやギャグ漫画から
フリーアナウンサーとして活躍する、鷲見玲奈さん。2023年10月に第一子の妊娠を発表した後も、MCを務めるレギュラー番組で活躍していますが、まもなく産休に入る予定だそう。今回は、妊娠中の体調の変化について、また産後やこれからのご家族について聞きました。
笑あり涙ありの妊娠出産ギャグ漫画が、妊娠中のバイブル!
――第一子を妊娠中ということで、現在の体調はいかがでしょうか。
鷲見さん(以下、敬称略):無事に妊娠8カ月を迎えることができました。体も、幸い大きなトラブルは無く元気ですし、ここまで順調にくることができてホッとしています。
つわりの時期は、常に気持ち悪さがあるという感じでしたね。吐きたくても吐けないのが辛かったです。その時期はお肉とお魚が食べられなくなってしまって、情報番組の本番中、食べ物の映像を見るだけで気持ち悪くなってしまったことも。でも、重い方に比べたら、私の場合は軽かったと思います。
なんとか仕事と両立できていましたが、一般的につわりのピークと言われる時期に、急につわりがおさまってしまったことがあったんです。つわりがあるということは赤ちゃんがおなかにいるということを実感させてくれるものでもあったので、無いは無いで心配になり、「妊娠〇週 つわり 無くなった」などと、夜な夜なスマホで検索しまくっていました。そうすると、自分と同じような経験をした人がいたり、そもそも最初からつわりがまったくない人もいたりで、つわりにも個人差があるんだと知りましたね。
あとは、貧血がひどかったです。立っている時間が長いお仕事の時に、貧血でクラっとなったり、着替えをしただけで気持ち悪くなってしまうこともあって。そういうときは、椅子を用意していただくなど、まわりの方々に助けてもらい乗り切ることができました。
妊娠初期には、精神的な変化もあったように思います。ちょっとしたことが気になったり、イライラしてしまったり。普段なら、移動中やメイク中はまわりの人と楽しくおしゃべりして過ごすのですが、なんとなく話したい気分になれなくて、ピリピリした雰囲気を出してしまっていたかもしれません。今振り返ると、それも妊娠初期の症状だったのかなと思います。ただ、安定期に入ってからは、そういった症状はなくなり元に戻りましたね。
つわりを経験してみて、個人差があるのかも知れませんが、妊娠がわかった早い段階からつわりがくるものなんだなと感じました。あとは、見た目では妊婦さんとわからない初期の頃が一番、妊婦さんにとっては辛い時期なんだということも、自分が妊娠するまでは知りませんでした。
――ご友人や仕事先の先輩ママから、何かアドバイスをもらいましたか?
鷲見:テレビ東京時代、一緒に制作局で仕事をしていた先輩・真船さんが、ご自身の妊娠や出産の経験をコミックエッセイにして出版されたんです。『令和妊婦、孤高のさけび!頼りになるのはスマホだけ?!』(オーバーラップ)という書籍なのですが、リアルな体験記という感じで、私は今の自分の教科書代わりにしています。
「これからこんな風になっていくんだな」とか、「こういうことに気をつけたほうがいいんだ」など、読んだ内容がタイムリーに自分にも起こるので、すごく勉強になりました。
ジャンルとしてはギャグ漫画なのですが、旦那さんとのすれ違いを描いたシーンでは、思わずうるっとしてしまったり。笑えて泣けて勉強にもなるので、何度も何度も読み返しています。
真船さんの書籍のタイトルにもなっていますが、私も妊娠してからというもの、スマホで頻繁に検索するようになりました。同じ週数や、少し先輩になる妊婦さんのSNSもよくチェックしていて、「私もそろそろベビーカー買わなきゃな」とか、「会陰パックってこうするんだ」など、SNSで知る情報もたくさんあります。
みなさん、顔も名前も知らない方たちなんですが、同じ経験をしていることで、“仲間”みたいな感覚があって、なんだか心強いですね。「この人も、無事に安定期を迎えられたんだ!」と、勝手に親近感を覚えています。
ベビーグッズは徹底的に吟味して、モノによってはフリマアプリを活用
――出産に向けて、またお子さんのために何か準備はされていますか?
鷲見:今は、ベビーグッズを検索するのが楽しくて仕方ないんです。とくにベビーカーに関しては、たくさん検索もしましたし、実際に何度も店舗へ足を運んだので、相当詳しくなっていると思います。今、先輩ママたちに「ベビーカー、何にしました?」と聞いて回っているのですが、私があまりにも詳しいので、先輩から「ベビーグッズのお店で働くつもり?」と言われるぐらいです(笑)。
ベビーカーは高価なものなので、買ってから後悔はしたくなくて。だから、自分が納得するまで徹底的に調べています。
あとは、「買って用意はしておいたけど、結局は使わなかった」という声が多いアイテムなど、必要ない可能性もあるけれど用意しておきたいものは、フリマアプリを活用することもあります。
育児グッズもそうですが、子どもが生まれたらますますお金がかかると思うので、産休中や育休中には、お金に関する勉強もしておきたいですね。
――産後のサポートなどは、どのような予定ですか?
鷲見:私の場合は、両親がサポートに来てくれる予定なのと、夫が育休を取得する予定なので、家族の力を頼っていこうと思っています。夫は、育休を実際に取った職場の同僚などに話を聞いて、「このぐらいの期間を取った」とか「育休を取ってよかった」など、情報を得てくれているみたいです。
私は、赤ちゃんが生まれたら、夫婦で一緒にゼロから育児を覚えていくのが理想だと思っていて。でも現実的には、ママが育児を学んでいくのに加えて、パパにもそれを教えなきゃいけないってケースが多いと思うんですよね。一緒に学びながら育児ができれば、ママの出産後の大変さも軽減されるし、ストレスを溜めないという面でも大きいんじゃないかなと。
まずは、出産に立ち会って、大変さを分かってもらいたいですね。
人生をよりよくするために、自分で考えられる子になってほしい
――将来の家族設計について考えていることはありますか?
鷲見:まだ1人目も産んでいないのでなんとも言えないですが(笑)、できればきょうだいがいたらいいかな〜とイメージしています。私自身も三きょうだいですし、夫にもきょうだいがいるので、いずれ欲しくなるのかなと。ちょっと気が早いですが、何歳差がいいかなど、メリットやデメリットも調べたりしています。2歳差だと、まだ育児を忘れないうちに二人目育児ができるからいいとか、3歳差だと受験が被って金銭面で大変とか…。
今、すごく便利なサイトがあって、パパとママの年齢、第一子の年齢、希望する歳の差を入力すると、どの期間に妊娠すればその歳の差になるかがひと目でわかるんです。しかも、子どもたちが高校や大学に入学するタイミングと自分たちの年齢が一覧で表示されるので、将来設計にも役立ちます。
――お子さんをどんな風に育てていきたいですか?
鷲見:まずは、元気にのびのびと育ってほしいですね。それから、きちんと自分で物事を考えて、判断できる子になってほしいと思います。SNSだとか、チャットGPTのようなAIサービスがここまで広がっている現代社会の中で、自分で考える機会ってどんどん減ってしまっていると思うんです。
でも、人生は自分で考えて選択したことの結果の連続。だから、よりよい人生を送るためにも、自分でしっかり考えて、自分の言葉で話せる子になってほしいです。
写真提供/鷲見玲奈さん、取材・文/内田あり、たまひよONLINE編集部
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2024年3月の情報で、現在と異なる場合があります。
<プロフィール>鷲見玲奈さん
フリーアナウンサー。1990年生まれ、岐阜県出身。2013年、テレビ東京に入社し、スポーツ番組やバラエティー番組など幅広いジャンルを担当。2020年3月にテレビ東京を退社。現在は「ズームイン!!サタデー」や「ドーナツトーク」などに出演。2022年1月に一般男性と結婚し、2023年10月に第一子妊娠を発表。