出産のことを考えるとドキドキ。立ち会い出産時にどうするか夫と二人で話していることがあって…。フジテレビアナウンサー・永島優美さんインタビュー
今年7月、第一子の妊娠を発表した、フジテレビアナウンサーの永島優美さん。現在は体調と相談しながらも、レギュラー番組や特番などの収録をパワフルにこなす毎日を送っています。これから出産に向けての気持ちや、どんな家族を築きたいかを聞きました。
朝はフルーツ、夜は愛犬とウォーキング。体調管理もしっかりと
――出産を迎えるにあたって、今はどんな心境ですか?
永島さん:出産のことを考えると、ドキドキです。アナウンサーの先輩ママに聞くと、出産は計画通りにはいかないし、想定外のことが起きることも多いみたいですね。もう覚悟するしかないし、どうなるかは誰にもわからないので、今はどんと構えて受け入れようと思ってます。
夫が立ち会いを希望しているので、それは叶ったらうれしいなと思います。先日二人で話したのは、出産時にビデオを回すか回さないか。夫はフジテレビで番組制作に携わっているので、撮影し始めたら、仕事モードになってしまうと(笑)。「出産にちゃんと向き合いたい。カメラを持っちゃうと、撮影の方に気を取られそう……」と言っていて。私も、記録よりも記憶に残してほしいかなと思っています。ただ、出産のシーンは貴重なのでもう少し考えようと思います。
――妊娠生活の中で、体のメンテナンスなどはしていますか?
永島さん:それが、実はまったくできていなくて。ヨガやピラティスに興味はあるけれど、仕事をしながらだとなかなかできないですね。仕事から帰って、1時間ぐらいゆっくりと、ワンちゃんの散歩に行くぐらい。でもワンちゃんと暮らしていなかったら、こんなに歩いてはいなかったので、少しは健康的でいられているかなと思います。
私は入社一年目から、朝番組を9年間担当させてもらったのですが、体調を崩して生放送に穴をあけないように、自分の体調管理はしっかり続けてきました。毎朝大好きなフルーツをたっぷり摂っていたおかげで、9年間元気に駆け抜けられました。
いつか子どもを授かりたいという気持ちがあったので、結婚してからも一層、体調には気をつけていました。番組が落ち着いたタイミングで、ブライダルチェックもしました。ブライダルチェックをしてみて、自分の体の状態をきちんと知ることって大事だなと感じました。あとは、妊娠に向けて葉酸を摂るなど、早い段階から意識はしていましたね。
自分で考えて選択ができる子に。そのために夫婦で環境を整えてあげたい
――お子さんのために、何か準備はされていますか?
永島さん:出産後のことで夫と毎日話しているのが、もうすぐ1歳になるワンちゃんと赤ちゃんとの生活について。きっと、今の状況に突然赤ちゃんがやってきたら、ワンちゃんが嫉妬してしまう気がして。それをしっかりケアしてあげなきゃねと話しています。どちらにもストレスをかけずに、安全に生活できるような環境づくりをしてあげたいですね。
ベビーベッドやベビーカーなど、まだ購入はできていないんですが、リサーチはしています。友だちや職場の先輩ママに、どんなものがいいか聞いていますよ。最近は街を歩いていても、ベビー服やおもちゃの店に自然と足が向いていて、自分も母親になりはじめているんだなと感じています。
本当は里帰り出産をしたかったんですが、ワンちゃんがいるので、こっちで出産することにしました。突然赤ちゃんが来ると、ワンちゃんも不安になると聞くので、最初から一緒に暮らした方がいいかなと。母が実家から東京に来てくれるそうなので、その点は心強いですね。母も初孫の育児に向けて、ジム通いして体力をつけてくれているみたいです。
――ご夫婦で、お子さんのことや、将来のお話はされますか?
永島さん: 私たち夫婦はもともと、二人でよく話はする方だと思うのですが、最近は子どもの将来の話もするようになりました。生まれてきた子どもには、自分で考えて選択ができる子になって欲しいです。そのための環境づくりをしたり、いろんな経験をさせたりしてあげたいねと夫婦で話しています。こういう話をしていると、親になる覚悟と責任が日に日に増してきている気がしますね。
――将来、どんな家族になりたいですか?
永島さん:子どもが「これ、やりたい!」と言った時に、それを全力で応援してあげられる家族でいたいですね。そして、明るくて笑顔の絶えない家族になりたいなと思います。子どもはこれから、いろいろな悩みや葛藤が出てくるでしょうけど、そんな時でも、家族みんなで自然と相談ができ、いつでも味方でいられる存在になりたいですね。
それと、「ありがとう」「大好きだよ」という言葉を素直に表現できる家族でありたいです。伝わっているはずと思わずに、きちんと言葉にすることで、子どもも安心し「愛されているんだな」と実感できるかなと思います。
振り返ってみると、自分も両親に愛されて育ててもらったから、こんな風に思うのかもしれないです。家族はこうやって、親から子ども、そして孫へと思いがつながっていくんですね。
写真提供/永島優美さん 撮影/中川有紀子 取材・文/内田あり、たまひよONLINE編集部
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2023年10月の情報で、現在と異なる場合があります。
<プロフィール>
永島優美さん
フジテレビアナウンサー。1991年生まれ、兵庫県生まれ。担当番組は『ジャンクSPORTS』『私のバカせまい史』『FNS歌謡祭』、『人志松本の酒のツマミになる話(ナレーション)』など。2021年3月に、同局ディレクターと結婚。