第2子妊娠中の菊地亜美。流産を経験して4年ぶりの妊娠・出産は、自身のYouTubeで “おさらい”中
アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーで、タレントの菊地亜美さん。2月14日発売『後期のたまごクラブ』の表紙と本誌インタビューに登場してくれます。
2020年8月に第1子の女の子を出産し、現在2人目を妊娠中の菊地さんに、4年ぶりに経験する2回目の妊婦生活を中心に話を聞きました。
流産を経ての第2子妊娠。娘にお姉ちゃんになることを伝えると…

――2020年8月に第1子を出産し、4年ぶりの妊娠・出産ですね。妊娠がわかったときはいかがでしたか?
菊地さん(以下敬称略) ずっと2人目が欲しかったので、妊娠がわかったときはとてもうれしかったです。でも実は、1人目を妊娠する前と、今回2人目を妊娠する前にも流産を経験していて。一瞬喜んだものの、すぐには安心できませんでした。両親にも言わず、しばらくは夫と2人だけの秘密にしていましたね。病院に行って心拍を確認し、おなかの中で成長を確認できてから、少しずつ、少しずつ実感していきました。
――娘さんの反応はどうでしたか?
菊地 娘は、最近まで妹か弟が欲しい、赤ちゃん来ないかなーって言っていたので、伝えたらきっと「やったー!」と大喜びするかな?って思っていたんです。でも実際に伝えたときには、うれしそうにしつつも「とりあえずおやつ食べよっと…」と照れ隠しのような行動をとっていました(笑)。でも、今では娘を抱っこしていると「赤ちゃん、大丈夫かな?」と、おなかを気づかってくれます。頼もしいお姉ちゃんになってくれそうです。
今朝も、起きて「おはよー」と家族であいさつをしていたら、「ママのおなかの中に入って赤ちゃんにもあいさつしてこようかな?」と言っていました。妊娠してから、娘との会話が、毎日とっても楽しいです。
4年前の妊娠と今回の妊娠、どんなことが違う?
――SNSで妊娠を発表したときの「1人目の出産から4年が経っているので、おさらいしながら日々を過ごしています」という言葉が印象的でした。
菊地 1人目を妊娠・出産したときは、自分のSNSで積極的に情報を発信していたので「育児の参考にしています」とよく声をかけていただいていました。今回、妊娠中のいろんなことを忘れてしまっているので、過去の自分のYouTubeを見てみたところ、私自身がすっかり忘れていることをYouTubeで本人が話していて驚きました(笑)。YouTubeの配信がいい記録にもなっています。なので、今は自分のSNSを見返して、妊娠って? 出産って?みたいなことを「おさらい」中です。
――1人目の妊娠のときと今回とでは感覚的な違いはありますか?
菊地 1人目のときは「今、妊娠何週ですか?」と聞かれたら何週の何日目まですぐに答えることができました。でも今は「7カ月です、週で言うと・・・何週かな?」とざっくり。それくらい、娘の育児やお仕事で毎日忙しくしていますし、2人目の妊娠ということで気持ちにも余裕が出てきたのかなと思っています。
“あの出産の痛み”にもう一度くらいなら耐えられるかも?
――妊娠中の体調について聞かせてください。何か不調はありましたか?
菊地 妊娠初期は、つわりがなかったので快適でした。でも、中期になったころから胃のあたりがムカムカすることがあり、つらかったです。1人目の妊娠中期のころは「逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)」になってしまったので今回も同じかな?と思っていましたが、吐きづわりのような症状が出て、トイレから出られないような日が続いたので先生に相談したところ、「それは中期のつわりです」と言われてびっくり。1人目と2人目でも妊娠中の体調の変化の違いがあるんだなと驚きました。
――今回の出産スタイルはもう決めていますか?
菊地 それも自分のYouTubeを見返して検討しています。1人目は自然分娩で大変だったので、当時は「2人目を出産するときは100%無痛分娩にする!」と思っていたんです。でも今、無痛分娩を望む気持ちは70%くらいで迷っています。というのも、もう1回くらいならあの痛みに耐えられるかも?と思う自分がいるんです。予定日の時期は行事も多いし、計画出産のほうがいい気もするし…。産後の体力も温存できるって言いますよね。どうしてこんなにも迷うのか、自分でも不思議です。
――夫さんの意見はどうですか?
菊地 夫には「4年前の自分を思い出して!次は無痛にするって言っていたよ。いったいだれと闘っているの?」って言われています(笑)。たしかに今回は娘もいて、前回とは状況が違います。周りからも自分の回復をいちばんに考えてと言われていますが、もう一度、陣痛のあの痛みを味わってもいいかな?という思いもあるんです。
1人目の出産直後は、性格が変わった!?と思ったことも・・・
――出産経験があるからこそ、不安に思うことはありますか?
菊地 1人目のときは、お産が進むと吐き気が出て、ずっと嘔吐(おうと)していたのがとてもつらかったです。今回も同じだったらどうしようという不安はあります。でも、必ずしもそうではないと思うので、そのときにならないとわからない!と、あまり心配しないようにしています。
また、不思議なことに、前回の出産後は声が小さくなってしまって、周囲から「亜美ちゃん、赤ちゃんを産んで性格が変わったみたいだよ」って言われました。出産時の痛みや疲れのせいか、いつもの私のような元気が出なくて…。家族が心配するくらいか細い声でしゃべっていました(笑)
――妊娠後期に入った今、何か心がけていることはありますか?
菊地 娘は「ママ大好き!」ってよく言ってくれます。でも、忙しいときも機嫌を取るかのように「ママ、大好きだよ」、「ママ、抱っこして」って言うので逆に心配になることも。だから2人目が生まれる前から「お姉ちゃんになるんだから」という言葉であまり我慢させないようしてあげたいなと思っています。
お話・写真提供/菊地亜美さん 取材・文/安田ナナ、たまごクラブ編集部
来春の出産に向けて、自身のYouTubeでおさらい中という菊地さん。取材時も、自然分娩か無痛分娩かで迷っていましたが、ご本人が納得いく形で出産を迎えられるといいなと思います。
菊地亜美さん(きくちあみ)
PROFILE
1990年、北海道生まれ。2006年、レプロガールズオーディションにエントリーし、最終審査で落選するも審査員に声をかけられ所属が決定。その後、「アイドリング!!!」16号として活躍し、2014年に同グループを卒業。2018年に一般男性と結婚し、2020年8月に第1子出産。現在はバラエティー番組を中心にマルチに活躍中。
●記事の内容は2024年12月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。