パパになる人必見!妊婦健診に付き添うときのNG行動&心得たいマナーとは?
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産院が決まったら、妊婦さんは定期的に妊婦健診を受けます。妊娠は病気ではありませんが、健康な人でもトラブルが起こる可能性は決してゼロではありません。妊娠中の体は普段と違うので、医師から「経過は順調です」と言われていても、必ず決められた回数の妊婦健診を定期的に受けましょう。最近は、妊婦健診に付き添うパパも増えていますね。今回はそんな妊婦健診に付き添うパパのための、「やってはいけない行動」「正しいマナー」について紹介します。パパは要チェックです!
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まずは基礎知識から! 妊婦健診では何を診ているの?
妊娠時期によって、妊婦健診で診るべきポイントが違ってきます。妊娠初期で診るのは妊娠の確定と正常妊娠であるかどうか、そして出産予定日の確定です。
妊娠中期になると、赤ちゃんが順調に育っているかどうかはもちろん、胎盤の位置、子宮頸管長(しきゅうけいかんちょう)を測って早産の傾向がないかどうか、そしてママに妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのトラブルにつながる兆候がないかどうかもチェックします。
そして妊娠後期では、妊娠中期で診てきた内容に加え、赤ちゃんがさかごではないかどうか、またお産に向かって体の準備ができているかどうかをチェックします。もちろん健診を受けるのは妊婦さん自身ですが、ドクターや助産師さんがどんなことを診ているのか、パパも最低限の知識をつけておきましょう。
やりがち! 妊婦健診に付き添うパパがやってはいけないこと4つ
おなかの赤ちゃんをいつも実感できるママと違って、パパがわが子の存在を実感できる機会になるのが妊婦健診。とくにモニターで赤ちゃんの様子がわかる超音波検査などは、楽しみにしているパパも多いことでしょう。楽しいはずの妊婦健診で周囲の妊婦さんやママが不快な思いをしないために、妊婦健診に付き添うパパがやってはいけないことを4つ紹介します。健診に行く前に、頭に入れておいて。
×待合室で席を独占!
当たり前のことですが、待合室は妊婦さんが優先して座るところです。席に余裕があっても、足を組んだり、1.5人分も席を独占したりすることのないようにしましょう。
×ほかの妊婦さんをジロジロ見る
ただでさえ産院は女性が多い場所。パパに悪気はないにしろ、キョロキョロしたり、ほかの妊婦さんをジロジロ見たりするのは感じがいいものではないので、注意しましょう。
×たばこや香水のニオイがプンプン
つわりなどでニオイに敏感になっている妊婦さんが多いので、香水はできればつけないで。また喫煙者は、その場で喫煙をしなくても、髪の毛や服にニオイがついていることがあるので、健診前の喫煙は避けましょう。
×ママを差し置いてドクターとベラベラしゃべる
妊婦健診での主役は妊婦さんです。また自分の体のことをいちばんわかっているのも妊婦さん自身。パパはあくまでもママをフォローする立場であることを忘れないで。
これが好かれる! 妊婦健診でのパパのマナーとは?
「パパにこうしてもらってうれしかった」という妊婦さんの声から、妊婦健診でパパにやってほしいことをピックアップ。当たり前のように見えて、できていないこともあるので、ぜひ参考にしてみてください。ママのパパへの評価がアップするかも⁉︎
1.超音波検査のときはなるべく同席する
赤ちゃんの様子が画像でわかる超音波検査は、パパがおなかの赤ちゃんを実感するチャンス。機会があればできるだけ同席して、ママと一緒に赤ちゃんの様子を確認しましょう。
2.ママの荷物を持つなど控えめにさりげなくフォロー
ママのおなかが目立たない時期でも、荷物持ちはパパの役目。さりげない優しさは、ママにとってうれしいものです。
3.“反応が薄い”自覚のあるパパはいつもの3割増しのリアクションを
たとえば超音波画像で赤ちゃんに様子が見えたら、「おお!」「かわいい〜」などやや大げさに反応を。無反応&無言はママをがっかりさせてしまうかもしれません。
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妊婦健診にパパが付き添ってくれるだけでもママにとってはうれしいものですが、妊婦健診が夫婦の絆を深め、おなかの赤ちゃんを身近に感じることができるいい機会になるといいですね。(文・たまごクラブ編集部)
■監修/新横浜母と子の病院 院長 崎山武文先生
■参考/『たまごクラブ』2018年5月号 「出産までの妊婦健診120%活用術」
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