妊娠後期に“妊娠糖尿病”発症!インスリン注射治療と計画出産体験記
2歳差2人姉妹を育てるママライター、トッポジージョです。
姉妹ともに妊娠糖尿病と切迫早産による長期入院を経て出産しました。
妊娠28週、妊娠糖尿病と切迫早産で緊急入院
妊娠24週目の妊婦健診のとき、血液検査で血糖値が101。101以上が糖負荷検査の対象と基準があるため、妊娠27週目に糖負荷検査を受けました。念のためということだったので、軽い気持ちでしたが、120分後血糖値が153で、妊娠糖尿病に該当するとのこと。また妊娠28週目の妊婦健診でこの結果を聞いたとき、あわせて切迫早産と診断され入院することに。
切迫早産での入院中に栄養管理指導を受け、血糖値自己測定やインスリン注射の打ち方を教わりました。入院中は調整食で安心できましたが、同室の方とメニューがちがうことや自分だけおやつが出ないことなど、苦しいと思うときもありました。
子宮口の開きを確認して誘発分娩日を決定
妊娠糖尿病の場合、出産は母子共にハイリスクとなるため、計画分娩をすることになりました。インスリン注射を使用している場合、低血糖症状を起こす可能性があるそうです。また個人病院だったこともあり、スタッフの体制が整っている日時に出産をしてほしいとのことでした。妊娠36週目で1度退院し、37週目の妊婦健診で子宮口が開いてきているのを確認すると、6日後に予約をしました。病院側の都合で子どもの誕生日が決まってしまうことにはやや抵抗がありましたが、安全を考え、受け入れることにしました。立ち会い出産を希望していたので、家族も予定を組みやすいのは利点でした。
38週6日、誘発分娩にて2926グラムの女児を出産
妊娠38週に計画分娩で2926グラムの女児を出産しました。予約日前日に入院し検査を受けました。当日の朝8時ごろから分娩室へ入り、点滴で誘発剤を入れていきました。徐々に効くようにと量を調整しながらだったので、午前中はおなかが定期的に少し張るくらいで、痛みもありません。昼食はお産に備えてしっかり食べるように、昼食後はお産の進みをよくするためにスクワットなどするように指示を受けました。14時半ごろの内診で破水してもらうと一気に陣痛が進み、1時間ほどでトラブルもなく出産しました。陣痛中や出産直後にも血糖値自己測定の必要があり、苦しいなか行ったことを今でも覚えています。あと少しで、食事制限や検査の日々から解放されると思いながら頑張りました。
産後3ヶ月めの検査で糖尿病予備軍入り
出産後は、長かった食事制限からも解放され、久しぶりに甘いものを食べて幸せを感じました。翌日まで血糖値測定を行いましたが、とくに問題はなく測定も終了。ほかの方と同じ生活に戻りました。ただ妊娠糖尿病は、そのあと糖尿病に移行する確率が高いとのこと。出産3ヶ月後にふたたび糖負荷検査を受けると糖尿病予備軍入りとの診断でした。インターネットなどで、出産後は症状が改善することが多いという記事を読んでいたので、予想外の結果にショックを受けました。先生の説明では、体型がやせ型の場合は出産後に数値が改善しない場合も多いとのことでした。同じころ、父の糖尿病も発覚しました。
いくら食べても太らなかったので、ダイエット経験はないし、カロリーを気にしたこともありませんでした。そのため、甘いものは好きなだけ食べていて栄養バランスは壊滅的でした。妊娠糖尿病は生活習慣と遺伝が主な原因と言われました。出産後、妊娠糖尿病ではなくなったものの体質に不安はぬぐえません。治療は苦しいことも多かったのですが、食の知識をつけられたことや自分自身と向き合う機会が持てたことは大きな財産となっています。
[トッポジージョ * プロフィール]
2歳差2人姉妹のママです。姉妹ともに妊娠糖尿病と切迫早産による長期入院をへて出産しました。長女は誘発による計画分娩、次女は逆子のため帝王切開手術でした。同じ状況をもつママの情報になればと思っています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。