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妊婦のインフルエンザ予防接種、「防腐剤入りワクチン」でも大丈夫?

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冬が近づくと流行が気になる「インフルエンザ」。おなかに赤ちゃんがいる時期はとくに心配になりますね。
予防の基本は「手洗い・うがい」と「できるだけ人ごみに出かけない」ことですが、予防接種についても、「妊娠中でも受けたほうがいい」とされています。ウイルスが直接、おなかの赤ちゃんに影響を及ぼす心配はありませんが、妊婦さんはインフルエンザにかかると重症化するケースが多いためです。
ただ、今年のワクチンは熊本地震の影響で、例年と異なることがあります。それは「防腐剤フリーのワクチン」がない、ということ。ほとんどの場合、「防腐剤入り」を接種することになるそう。
「そもそも防腐剤って何?」「おなかの赤ちゃんに影響しないの?」
妊娠中のプレママは必読! 今シーズンのインフルエンザワクチンについてお知らせします。

インフルエンザワクチンの「防腐剤」とは?

日本で受けられるインフルエンザワクチンは、「防腐剤フリー」と「防腐剤入り」の2種類があります。1人用の0.5ml製剤には防腐剤は不要ですが、2人用の1.0ml製剤は開封後の細菌汚染防止のために、防腐剤が入っています。
この「防腐剤」は、チメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム)という成分。チメロサールは「有機水銀」のため、例年は、防腐剤フリーのワクチンを選択する妊婦さんがいました。クリニックなどでも「防腐剤を含まないインフルエンザワクチンが接種できます」と案内する施設もありました。

今年のワクチンは、ほとんどが「防腐剤入り」

今年は熊本地震の影響で、ワクチン製造会社の一部に被害が生じ、一定期間生産を中止したことなどから、他のメーカーでは生産効率のよい1.0mlの防腐剤入り製剤に統一して増産されました。そのため、「防腐剤フリーの0.5mlワクチンがほとんどない」というのが現状です。つまり、今年受けられるインフルエンザ予防接種のワクチンには、ほとんどの場合、防腐剤が入っているということになります。

赤ちゃんへの影響は? 「防腐剤入り」でも問題なし!

おなかに赤ちゃんがいるママにとっては、この「防腐剤」の赤ちゃんへの影響が気になりますね。実際はどうなのでしょうか。産婦人科医の宮﨑亮一郎先生(江東病院産婦人科部長)に聞いてみたところ、「インフルエンザワクチンの添加剤(防腐剤)は微量で、問題ないでしょう。妊娠中でも受けられます」とのことでした。
産婦人科の医師たちが指標としている「産婦人科診療ガイドライン」でも、「チメロサールを含んでいる製剤もその濃度は極少量であり、胎児への影響はないとされている」とあり、妊婦に投与しても差し支えないという方針なのだそうです。
予防接種は、普段、妊婦健診で通っている産婦人科で受けられます。不安や疑問がある場合には担当の先生によく相談して、流行期に入る前に受けておきたいものですね。

いかがでしたか? このインフルエンザ予防接種、妊婦さんだけでなく、今年はできればパパにも積極的に受けてもらって、ウイルスを外から家庭に持ち込まないようにしてもらいましょう。(文/たまごクラブ編集部)

監修/宮﨑亮一郎先生(江東病院婦人科部長)

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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