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誰にも言えない頻尿・尿漏れ…妊娠中にありがち悩みに産婦人科医が回答

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comzeal/gettyimages

妊娠中にありがちなお悩みの1つである頻尿・尿もれ。妊娠初期に悩む人、おなかが出てきた頃に悩む人、産後まで悩みが続く人と、お悩みの時期もさまざま。今回は、そんな頻尿・尿もれに関するプレママの疑問を、産婦人科医の小川隆吉先生に解決していただきました。産後の尿漏れに効くエクササイズも紹介します。

妊娠中の頻尿・尿もれはなぜ起こる?

頻尿・尿もれは、大きな子宮が膀胱(ぼうこう)を圧迫するのが原因です。膀胱は子宮の前にあるため、大きくなった子宮に圧迫されると膀胱の許容量が少なくなり、トイレが近くなりがちです。腹圧がかかったときに尿もれしやすい場合は、産後も残ることがあります。

Q 妊娠初期から頻尿に。後期に入ってから、さらにトイレが近くなりました。我慢はNGですよね?

A 妊娠初期は大きくなり始めた子宮が膀胱を圧迫し、後期になると大きな子宮に膀胱が
押しつぶされるような感じで尿意を感じやすくなります。我慢すると膀胱炎を招くので、小まめにトイレに行きましょう。

Q 最近、尿のにおいがきつくなった気がします。どうして?

A 妊娠中は赤ちゃんの老廃物が増えるため、尿が濃くなっているのかもしれません。水分を多めにとると、尿が薄くなり、においも気にならなくなります。

Q 尿がもれます。尿もれパッドを使ってもいい?

A 尿もれパッドは吸水性がよく、外出時も安心して使えますが、交換は頻繁にしてください。また、破水を尿もれと間違えることもあるため、予定日間近に使用する際は注意が必要。尿もれはすぐに止まりますが、流れ続ける場合は破水です。

Q くしゃみや咳をすると尿がもれることが。産後は治る?

A 膀胱が子宮に圧迫されるのも一因ですが、腹圧がかかったときに尿もれしやすい場合は、ハンモックのように子宮や膀胱を支えている骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)の筋力低下が原因です。下記のエクササイズをして鍛えましょう。

産後に尿もれを残さない!骨盤底筋エクササイズ

洗い物をするときなど、立ったままの姿勢で腟を締めると、骨盤底筋群を鍛えることができます。また、壁にもたれて床に座り、両ひざを立て、便を途中で切るようなイメージで肛門を締めるのもおすすめ。産後3週間を過ぎたら始めましょう。

妊娠中に尿もれで悩む人は多いもの。ただし、尿が出ることを気にして水分を控えてしまうのはNG。妊娠中は、血栓症予防のためにも適度な水分補給が大切です。尿意を感じたら、我慢せずトイレに行くようにし、下着をこまめにかえる、尿漏れパットを上手に利用するなどして、乗りきりましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
1975年日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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