今夏、5人のパパになる杉浦太陽。長女以来17年ぶりの女の子&7年ぶりの新生児育児にドキドキ!
タレントの辻希美さんの夫で、たまひよ「好きなパパランキング」殿堂入りの杉浦太陽さん。親しみのある笑顔で、いつも子どもたちに優しく接している姿が印象的です。そんな杉浦さんも、今年の夏に5人の子どものパパに。妻の希美さんが妊娠中の今の心境や、家族のことを聞きました。
赤ちゃんの性別は女の子!ジェンダーリビールケーキを切ってびっくり
――今年の夏ごろには5人のお父さんですね。今の率直な心境を聞かせてください。
杉浦さん(以下、敬称略) いちばん下の子の幸空(こあ)が6歳になり、自分の中で育児が一旦は落ち着いたかなという感覚でした。でも、もう1度育児ができるという喜びが大きいです。妻の「もう一度新生児を育てたい」という夢もかないそうで、僕も率直にうれしいです。
子どもたちも喜んでいて、毎日のように妻のおなかを触って胎動を感じたり、日に日に大きくなるおなかを見ながら名前を考えたりと、わが家は赤ちゃんの話題で持ちきりです。
――希美さんのYouTubeチャンネルで性別発表の様子を配信していました。あのときの杉浦さんの驚きが印象的でした。
杉浦 性別がわかった日、妻と携帯でやりとりをしていたのですが、「どうやった?」と聞いたら「うん、まぁね」とあいまいな反応で。「男の子かな」と勝手に思い込んでいました。しかも、おなかが前に出ていると男の子、横に広がったら女の子と聞いたことがあったのですが、今回は前に出ている気がして。心の中では「これは男の子だろう」って確信に変わっていました。それが、性別を発表するジェンダーリビールケーキを切ってみたら、中に女の子を意味するいちごが見えたので、その瞬間、本当に驚きました。おなかの出方の話は迷信なのかもしれませんね。
――女の子の育児は、1人目の希空さんぶりですね。
杉浦 はい。家族内でお姫様状態になるんじゃないかな(笑)。末っ子の幸空のときから数えると、7年ぶりの新生児育児。女の子は、長女の希空(のあ)からだと17年ぶりなので、育児自体が新鮮です。これまでも育児は自分なりに参加してきましたが、今後も積極的にかかわりたいと思っています。育児グッズも少しずつチェックしていますが、7年前と比べると、すごく進化していますよね。地域にもよると思いますが、助成やサポートに関しても、1人目の希空のときと比べると本当に充実してきているなと感じます。
妊娠・出産の専門用語は、ひと通り頭に入っています。今回の出産も、近くで全力サポート!
――太陽さんから見て、5回目の妊娠生活を送る希美さんの様子は、どう感じていますか?
杉浦 まわりの方から「5人目だからもう慣れているでしょ?」と声をかけられることも多いようですが、やっぱりそばで見ていて、おなかに赤ちゃんがいるというのは大変なことだと思います。でも、5回目の妊娠なので、自分の体のことは以前よりわかっているようです。「そろそろつわりが始まるから、それまでに家族でパーティーしよう」とか「この時期はつわりのピークだと思うから、よろしくね」という感じで。体調の変化を予測し、逆算して計画を立てていて、すごいなと。今回の妊娠は、とくに妊娠初期のつわりがしんどそうで、心配していました。
――出産を経験しているからこその不安もあるかと思います。
杉浦 「またあの痛みを経験するのか」って考えると、心配になると思いますね。これから胎動も激しくなり、前駆陣痛(ぜんくじんつう)が起こることもあると思うので、近くでサポートしていきたいです。
――太陽さんも、妊娠・出産について本当に詳しいですね!
杉浦 妊娠・出産にまつわる用語は、ひと通り頭に入っています。自分は出産こそしていませんが、毎回妻のそばにいるので、経験値はたまっているんです(笑)。3人目の出産のときには、子宮収縮のモニターの波形も意味がわかるようになり、「そろそろ陣痛来るよ!頑張れーっ!」と妻に声をかけていました。今回の出産も、しっかりサポートするつもりです!
夫婦円満の秘訣は、家庭の空気を読んで行動すること。“おれもやってる感”は封印!
――今年で結婚18年目ですね。「理想の夫婦像」について聞かせてください。
杉浦 結婚したときに「おじいちゃんおばあちゃんになっても、今と変わらず、手をつないでいられるような夫婦でいたいね」と話していました。今もその道中を2人で歩いています。あと…会話はとくに大事にしていますね。僕たち夫婦は、もともとよく話すタイプなので、日々、リビングやキッチンで子どものことを相談したり、情報共有したりしています。
――太陽さんは「よきパパ」「よき夫」として注目されていますが、どんなことを日々意識していますか?
杉浦 「妻と同じ立場で、家事・育児にかかわる」ということを意識しています。そして、やったことに対して“おれもやってる感”を出さないことも大事だと思います。もちろん、本心はやったことをほめてほしいときもありますよ(笑)。でも、忙しいのはお互い様。そこを出しすぎると、けんかのもとなので。
あとは、忙しいときこそ妻の立場に立って、自分の行動や発言を客観的に見ること。「今のお前、それで大丈夫か?」と自分の状況を俯瞰的に見ると、自分がその場でやるべきことが見えてきます。この感覚は、結婚や育児を通して培われました。
――「おれもやってる感を出さない」や「自分の行動を俯瞰で見る」ことは、頭ではわかっていても、なかなか難しいですよね。
杉浦 もっと簡単に話すと、「家庭内の空気を読めるかどうか」だと思います。常に気にしていると、最近は、妻の声色やまとっているオーラで気分がわかるようになりました。自分はその空気や妻の気分を察して、その場に合わせた行動をとるだけ。今の妻はおなかに赤ちゃんがいて、体もきついと思うので、家事も育児もより主体的に動こうと思っています。
5年後、きょうだいが横一列で手をつないで歩いている姿を見られたら最高
――これから、どんどん希美さんのおなかが大きくなっていくと思います。お子さんたちの反応は?
杉浦 子どもたちも「みんなでママを助けよう!」という気持ちで、ひとつになっています。5月にあった母の日も、今年はとくに子どもたちの気合が入っていて、それぞれ手紙を書いたり、プレゼントを用意したり。ママへの手紙を書きながら「妊娠」って漢字はどう書くの?と、きょうだいで協力して、一生懸命準備をしていましたね。そんな姿を見て、子どもたちの心の成長も感じました。
――これからお子さんたちは、どんな「5人きょうだい」になると想像していますか?
杉浦 きょうだい仲がいいので、5年後くらいに、横一列になってみんなで手をつないで歩いてくれたらエモいですね(笑)。外食時、なかなか6人一緒に座れる席はないので、4人と2人に分かれるんですが、子どもたち4人でひとつのテーブルを囲むんです。子どもだけのテーブルは、子どもだけで話し合って注文したり食事したりしているのですが、その姿を見ているだけで幸せだなって感じます。おなかの子が生まれたら、さらににぎやかになりそうです。
――10年後はどんな家族になっていると思いますか?
杉浦 10年後かぁ…。10年後には、5人中3人が成人していますね。もしかしたら、孫が誕生しているかも?とはいえ、これから生まれる末っ子はまだ10歳。夫婦で「これからのために体力つけておかないとね」って、よく話しています。
撮影/有坂政晴[CLOCK] スタイリング/松 純 ヘア&メイク/白川麻美 取材・文/安田ナナ、たまごクラブ編集部
ユーモアを交えながら、5人目の父親になる気持ちや、夫婦の理想のあり方について話してくれた杉浦さん。とくに、夫婦円満の秘訣についてのお話を聞いて、「好きなパパランキング」殿堂入りは納得だと感じました。
杉浦太陽(すぎうらたいよう)
PROFILE
1981年生まれ 大阪府出身。2001年に「ウルトラマンコスモス」に主演以降、ドラマ、バラエティー番組などで活躍。2007年に元モーニング娘。の辻希美さんと結婚し、今夏には5児のパパに。たまひよ「好きなパパランキング」では殿堂入り。自身のYouTubeチャンネル「たぁちゃんネル」では家族とのこと、育児の楽しさなども積極的に発信し、話題となっている。※辻希美さんの辻の字は、しんにょうの点1つが正式表記です。
●記事の内容は2025年6月の情報であり、現在と異なる場合があります。