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妊娠中の肌トラブル・妊娠線ケアはどうする?産婦人科医Q&A

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comzeal/gettyimages

妊娠中は肌がデリケートになり、かゆみや肌の乾燥が起きやすくなります。また、妊娠線という妊娠特有の症状が現れることも。早い時期からケアを始めておくといいでしょう。今回は、そんな妊娠中にありがちな肌トラブルや妊娠線に関する気がかりについて、産婦人科医の小川隆吉先生に答えていただきました。先輩ママの体験談も紹介します。

関連:【妊娠線】ケアはいつから?実際できちゃった?先輩ママ口コミ【まとめ】

妊娠中の「肌トラブル・妊娠線」ココが気になるQ&A

妊娠中は、妊娠によるホルモン変化で肌が敏感になり、トラブルが起こりやすくなります。肌の乾燥やかゆみに悩まされる傾向があるので、保湿を心がけ、低刺激のスキンケア用品を使いましょう。

Q わきの下が茶色くなりました。なぜ?

A 色素沈着しやすいのは、ホルモンの影響。わきの下が茶色くなることがありますが、産後は徐々に元に戻るので心配ありません。

Q 妊娠してから、シミ・ソバカスがよくできます

A 個人差もありますが、ホルモンバランスの変化でシミ・ソバカスができやすい傾向にあります。外出時は、紫外線対策を忘れずに。

Q おしものかゆみやかぶれで悩んでいます。感染症ではないのですが…

A おりものが増えて、外陰部が敏感になるためです。天然素材100%の下着を使用しましょう。おりものシートを使う場合は、小まめに交換してください。

Q フケが出やすくなりました。妊娠のせい?

A 頭皮のコンディションが変化して、フケや抜け毛が増えることがあります。低刺激のシャンプーで、頭皮をやさしく洗いましょう。

Q 妊娠してから肌がかゆくて、夜も眠れません。

A ホルモン変化で、肌がかゆくなるトラブルが多くなります。肌の乾燥や汗が原因となるので、清潔・保湿を心がけ、かゆみがひどい場合は塗り薬を処方してもらいましょう。

「妊娠線」ココが気になるQ&A

妊娠線、は皮下組織にできた赤みがかった線。おなかが急激に大きくなるときに皮膚の伸びが追いついていけず、おなかやおしり、太ももの皮膚が断裂し、妊娠線ができやすくなります。産後は白っぽく目立たない状態に。

Q 妊娠線を防ぐ方法は?

A 妊娠線ができるかどうかは個人差が大きく、完全に予防するのは難しいですが、クリームなどで保湿すると多少の効果があるといわれています。見えない部分の塗り忘れに注意。

先輩ママの「妊娠線」体験

「臨月に入って一気にできちゃいました」(産後1年2カ月)

「目に見えるところにはなかったのに、おなかの下のほうにたくさんできていました!!」(産後1年3カ月)

妊娠中は、ホルモンの変化で肌が敏感になり、肌にかゆみや乾燥、色素沈着などがしやすい状態になります。完全にトラブルをなくすことは難しいですが、保湿剤や妊娠線ケアのクリームを早い時期から全身に塗るなどして予防すると良いでしょう。また、外出時は紫外線対策を忘れないようにしましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
1975年日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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