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日本人は会陰が伸びにくい!?「切る・切れる」を最小限に!お産当日にもできること

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ghigomeg/gettyimages

「お産のとき、あそこを切るなんて怖い!」と多くの妊婦さんが不安に思う会陰(えいん)切開。
実は大半の人が「切る・切れる」を体験します。痛みと傷を最小限にするために、妊娠中から会陰のケアをしておくことが大切ですが、お産当日にもできることがあります。その方法について助産師の鳥越敦子さんに伺いました。

日本人は会陰が伸びにくい人種?!

ある研究データ(※1)によると、日本の会陰切開率は初産婦が約30~100%、経産婦(けいさんぷ)が約10~70%とされており、世界の中でも会陰切開率が高い国といわれています。また、オーストラリアで行われた研究(※2)によると、日本人を含む東アジアの人種は、分娩時に会陰裂傷が起こる可能性が、白人種の約2倍、黒人種の約5倍あるといわれています。実際にたまひよが行ったアンケート(※3)でも、会陰切開した人は経腟(けいちつ)分娩全体の約73%、会陰切開はしなかったが会陰が切れてしまった人は約21%でした。

※1 河合蘭,2000お産選びマニュアル,136-197、農産漁村文化協会,東京.
※2 Goldberg,J.、Hyslop,T.,Tolosa,Je.,&Sultana,C.(2003) Racial defferences in severe perineal laserations after vaginal delivery. Am J Obstet Gynecol, 188(4),1063-1067
※3 たまひよインターネット調査(第1子が0カ月~1才1カ月の方対象/2018年5月実施)

会陰を守るためお産当日にできること

会陰切開や裂傷を防ぐためには、妊娠中から会陰マッサージなどのケアを行っておくことが大切です。でも、お産ギリギリまで仕事をしていた人や、切迫早産(せっぱくそうざん)などで安静生活をしていた人など、準備もできなかった人もいるでしょう。
お産当日にも、会陰を守るためにできることがいくつかありますので、陣痛の合間にやってみましょう。会陰を意識することで冷静になれたり、お産に前向きに臨めるようになるという効果もあります。

会陰のオイルパック

陣痛の間、ホホバオイルやカレンデュラオイルを浸した清潔なコットンを生理用ナプキンの上にのせ、会陰にあてておきます。このオイルパックをすると、会陰がやわらかくなり伸びやすくなります。

「お産のとき、粉をふくくらい乾燥している人がいますが、当日だけでもオイルパックすると違いますよ」(鳥越さん)

カイロで温める

いすの上にカイロを置いてその上に座り、下着の上から会陰部を温めるのもおすすめです。血行がよくなり、周辺筋肉の緊張がゆるみます。会陰の伸びがよくなるだけでなく、子宮口が開きやすくなって、お産を進める効果も。

「いきんでOK」と言われるまでいきまない

お産が進むと自然にいきみたくなってきますが、子宮口が十分に開いてないときにいきむのはNG。また、いきんでOKと言われても、力まかせにいきむと会陰が伸びきる前に赤ちゃんが下りて、深く切れてしまうことも。陣痛に合わせつつ、助産師さんと一緒に、いきみの強弱をコントロールしましょう。

会陰切開は、産院の方針で「初産は全員切開する」など決められていて、避けられないケースもありますが、ケアをしておけば、たとえ切開しても、その後の傷の治りが早いと言われています。
お産入院のバックの中に、カイロやオイルパックの材料を入れておくといいですね。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:芥川バースクリニック 助産師 鳥越敦子さん
■参考文献・データ出典:
竹内翔子,柳井晴夫「出産後の会陰部痛の関連因子と日常生活への影響」日本看護科学会誌、
柴山知子,江藤宏美「分娩時に会陰部に温罨法を行うことによる会陰裂傷の低減の効果」日本助産学会誌

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