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妊娠中、安産体質のために毎日無理なくできる”体メンテ”を産婦人科医が伝授

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Sorajack/gettyimages

前回「安産体質とは?妊娠中からできることを産婦人科医が解説」では、妊婦さんがだれでも願う「安産体質」について、基本的な考え方をご紹介しました。今回は、「安産体質になろう」特集の第2弾。産婦人科医の小川隆吉先生に安産体質になるための体の整え方について、教えていただきました。股関節のストレッチや骨盤エクササイズなどをご紹介します。

【安産体質づくり】体を整える/体の準備をすることで心の準備もできる

「お産は体に力を入れたり抜いたりする筋肉のコントロールが必要です。運動不足でなまったままだと、体の筋肉が上手に使えません。産むための体力をつけるためには、妊娠中からきちんと体を動かすことが大切です」(小川先生・以下同)

【体メンテ1】冷え対策

「体が冷えて血流が悪くなるとおなかの赤ちゃんへ酸素や栄養が届きにくくなったり、お産では陣痛が弱くなるなど影響が出ます。普段から食事や服装などの冷え対策は万全に。下記の2つの方法で、体を温めるのもおすすめです」

1.おなかからつま先までしっかり覆う

「腹巻きや腹帯でおなかをガードし、足はソックスやタイツ、レギンスをはくなどでおなかからつま先までしっかり温めるのが基本」

2.フットバスで温める

「心地いい温度のお湯をバケツなどにはり、くるぶしまで5~15分ほど浸します。熱めのお湯を準備し、冷めたらさし湯をしてください」

【体メンテ2】股関節(こかんせつ)をやわらかくする

「分娩のときはかなり足を開くので、股関節がかたいと赤ちゃんが出にくくなってしまいます。妊娠中からお産に備えて股関節をやわらかくしておきましょう」

★股関節をやわらかくするストレッチ

「左右の足の裏をできるだけ合わせ、手は足先に。息を吐きながらひざを床に近づけ、吸いながら元に戻します。これを1セットで4~5回。恥骨結合や股関節の痛みがある場合は、気持ちよく感じるところまでに」

【体メンテ3】ウォーキングで体力UP

「妊娠中にいちばん手軽にできる運動はウォーキング。血行が促進され、不調も和らぎます。手ぶらで肩を自然に緩めながら歩けば、肩や首、背中の凝りも解消します」

【体メンテ4】骨盤傾斜のエクササイズで産道の流れをイメージ

「妊娠中はホルモンの影響で、筋肉が緩み骨盤関節がずれやすくなり痛みが出ることがあります。骨盤をゆっくり動かすこのエクササイズは、腰痛や便秘を改善し、産道の流れもイメージできます」

★骨盤傾斜(こつばんけいしゃ)のエクササイズ

1.足を肩幅に開き、ひざを軽く曲げて立ちます。自分の体にしっぽがついているイメージで、息を吸いながらしっぽを後ろに出すように骨盤を外側へ出します。

2.息を吸いながらしっぽを内側に入れるイメージで骨盤を前側へ。息を吸ったときにおへそと恥骨の距離が近くなるような感覚で。

関連:安産祈願のお参りよりも効果があったのは…。[妊婦のハッケン #7]

「安産体質」になるために体を温めたり、体力をつけたり、体を柔らかくすることは大切です。ウォーキングをする時は、景色を楽しむとリラックス効果も期待できます。体調と相談しながら無理のない程度に、体を動かしたり解したりを心がけて過ごしましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。


■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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