妊娠中からの産後の「誰にでも起こりうるUI」って？上脇結友さんが自らの経験を語る

「UI」とは尿もれのこと。多くの妊婦さんや産後ママが経験する「UI（尿もれ）」を、女優の上脇結友さんが経験したのも妊娠中だったそう。出産後も続いたことにショックを受けたと言う彼女が、「救われた」と語るのは…。

産後も元に戻らず衝撃を受けた

最初にUI（尿もれ）になったのは妊娠中でした。その当時まだ20代で、自分の身にそういうことが起きると思っていなかったのでびっくりしましたし、正直ショックな気持ちもありました。妊娠出産の時の下調べが足りていなかったというか、自分の中でUIと妊娠・出産が結びついていなかったんですよね。高齢になってからの悩みだと思っていたので、「わたしの年代でもなるんだ！」と驚きました。

あとは、産んでしまえば元に戻ると勝手に思っていた部分があったので、産んだ後も戻らなかったことにもびっくりしました。後々調べたら、骨盤のゆがみを直したり、自分で鍛えたりとかしないといけないということがわかって、「そうだよな、出産すると骨盤緩むっていうし、そりゃ普通に考えたらそうだよな」と納得はしたんですけどね。出産した後もUIが続いたということに衝撃を受けました。

SNSに投稿される体験談に助けられた産後

私は当時UI（尿もれ）のことをあまり周りに話したり相談したりしていなかったんですよね。そんなに意識していたわけではないのですが、やっぱり話しづらいという気持ちはどこかにあったのかな。出産時期が近いママ友が多かったので、お互い忙しくてあまり会えなかったり、私も初めての出産だったのでそんなに頻繁に出かける気力もなくて、情報集めはもっぱらインターネットに頼っていました。“産後”って調べるだけで様々な体験談がヒットするので、それを眺めていましたね。

生まれたばかりの子どもがいると、なかなか友達と電話したりする時間もとれないんですが、SNSはすきま時間でも見られるので、気持ちが落ち込みそうになった時にリアルタイムで他の人の答えや体験談が見ることができて本当に心強かったです。医学的に原因を究明するとかそういった感じではないのですが、みなさんが実体験を横で話してくれてるような感覚で「あ、同じような症状の人がいるんだ」って安心することができました。

ネットに自分の体験談や育児漫画を載せている方で悲観的な方ってほとんどいらっしゃらなくて、逆に失敗談を笑いに変えていたりするんですよね。

私は春と秋、両方花粉症なので、一番悩んでいたのがくしゃみをするときだったんですが、調べると同じような方がたくさんいらっしゃって。みなさんそれをおもしろおかしく笑い飛ばしてらっしゃったので、「よかった！」という気持ちになれました。私が見ててもおもしろいし、自分のことも笑い飛ばせるし、見ているだけで前向きな気持ちになれたり、勇気が出ました。

ケア用品のおかげであまり悲観的になることはなかった

実際にUI（尿もれ）の症状があった時期、舞台や撮影のときなど、自分の意思でお手洗いに行けないこともあったのですが、ケア用品が助けてくれたりしたので、そんなに悲観的になるほど悩んだことはなかったですね。

ウィスパーは薄いのにフィットして安心感がありますし、デザインが中のプリントまですごくかわいいので単純にありがたいですよね。カバンの中に入れとくのにも、これなら安心できるなと思います。

UI（尿もれ）に悩んでいる方へ
わたしはきっかけが妊娠と出産でしたけど、それ以外でもたとえば運動だったりとかお仕事だったりとかいろんなことが原因で引き起こされることだと思います。でもそれは単純に身体のメカニズムによるものだったりするので、決して恥ずかしいことではないんです。

生理みたいに全員が当たり前というわけではないけれど、もうちょっとみなさんが身近に考えられるものであったらいいなと思いますし、確かに悩ましいことではあるけど、あまり深刻に思い悩まず、いろんな選択肢を増やして解決に向かっていければと考えています。

“UI”という表現を使うことで気持ちが楽になる人もいると思うので、UIという言葉を使ってみんなで考え、話し合いができるような世の中になればいいなと思います。

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