【産婦人科医監修】お産の痛みには「呼吸」 リラックス、痛みを逃せる…、メリットがたくさん!
出産時は、経験したことのない痛みで呼吸が浅くなってしまいがち。でも、 お産の痛みは、深く呼吸をすることで和らげることができるんです!
呼吸はママにとっても赤ちゃんにとっても、お産を進めるために大切。どんなメリットがあるのかをまとめました。
メリット1 リラックスできる
深い呼吸をすると、リラックスすることができます。ママが痛みをこらえて力むと、産道もかたく狭くなってしまうので注意。リラックスできれば、体と産道の筋肉がゆるみ、お産が進みやすくなる効果も。
メリット2 痛みを逃せる
ゆっくりとした深い呼吸に集中することで、陣痛を和らげる効果があります。痛みを感じると無意識に呼吸を止めてしまいがちですが、痛いときこそ“長く吐く”呼吸を意識しましょう。
メリット3 赤ちゃんに酸素を送れる
ママが息を止めると、血管が収縮し、胎盤やへその緒を通して酸素をもらっている赤ちゃんが苦しくなってしまいます。 狭い産道を頑張って出てくる赤ちゃんの ために、しっかり酸素を届けましょう。
メリット4 上手に腹圧をかけられる
いきむときには、陣痛の波に合わせて、 おなかに力を入れるのがポイント。息を 吸ってから、“長く吐く”呼吸をすると、 うまく腹圧をかけていきむことができます。しっかり吐ききることが大切。
お産では、痛いときこそ呼吸をして、ママと赤ちゃんがリラックスできるように心がけましょう。妊娠中から、空気をいっぱいに取り込み、ゆっくり息を吐く、深い呼吸を練習しておくのもおすすめです。
文・たまごクラブ編集部
金井麻里香さん
Profile
助産師。音楽療法、イメージトレーニング、呼吸法、エクササイズを取り入れた、ソフロロジー出産を行う産院。穏やかで赤ちゃんにやさしい出産ができると、関心が集まっています。
初回公開日 2020/4/24
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