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妊婦さんの貧血予防 大切な栄養素を毎日の食事から効率的に摂取するには?

妊娠中の女性ヘルシーな食事
nd3000/gettyimages

妊娠中は鉄欠乏性貧血になりやすくなります。貧血が重症化すると、出産時の出血で輸血が必要になることも! 早い時期から貧血を予防しましょう。産科医の杉本充弘先生に詳しくお聞きしました。

どうして貧血になるの?

妊娠中は体内の循環血液量が増えますが、赤血球の増えるスピードが追いつかないため、血液は薄くなります。一方で、赤ちゃんと胎盤を成長させるために、より多くの鉄分が必要になるため、妊婦さんは鉄欠乏性貧血になりやすいのです。

貧血と診断される基準

貧血は、血液検査のヘモグロビン値で診断されます。

【貧血と診断される基準値】

妊婦 11g/㎗未満
非妊娠時の女性 12g/㎗未満

鉄の1日の推奨摂取量

18~49才の妊婦の場合、1日にとりたい鉄の量は、妊娠初期で9㎎、妊娠中期~後期は16㎎です。妊娠中期以降はとくに必要な量が増えるので、意識的に鉄を摂取しましょう。

貧血を防ぐ栄養素を意識しよう

毎日の食事で貧血を防ぐ栄養素を意識しましょう。鉄を効率よく摂取することが貧血予防のコツですが、鉄だけでなく、タンパク質やビタミンなどの栄養素もバランスよくとることが大切です。

貧血予防に大切な栄養素

●鉄
赤血球の色素成分であるヘモグロビンの原料。「非ヘム鉄」よりも、赤身肉や魚など動物性タンパク質に含まれる「ヘム鉄」のほうが体内への吸収率が高くなります。一方、紅茶や緑茶に含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げます。

●タンパク質
鉄の吸収を助けます。鉄と結びついてヘモグロビンをつくります。肉や魚・卵・大豆食品・乳製品などに多く含まれます。

●ビタミンC
鉄と一緒にとると、吸収されやすくなります。緑黄色野菜、キウイやいちごなどの果物に多く含まれます。

●ビタミンB6
タンパク質の合成を助け、ヘモグロビンを生成します。鮭やバナナ、ささ身などに多く含まれます。

●ビタミンB12
葉酸とコンビになってヘモグロビンの生成を助けます。さんまやしじみ、はまぐりなどに多く含まれます。

●葉酸
ビタミンB12とのコンビでヘモグロビンの生成を助けます。緑黄色野菜などに多く含まれます。

鉄剤が処方されることもあります

貧血が食事で改善しない場合は、鉄剤が処方されます。ただし、鉄剤には副作用があり、体に合わないという妊婦さんも。飲むのがつらい場合はそのままにせず、必ず主治医に相談しましょう。

なお、鉄剤を服用すると便が黒くなることがありますが、これは鉄の色なので健康上の問題はありません。

鉄剤による副作用の例

●胃がムカムカする
●便秘や下痢になる


監修/杉本充弘先生 取材・文/栗本和佳子

参考/『最新! 初めての妊娠・出産新百科』2021年
(ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)

貧血を防ぐ栄養素を意識することは、バランスのよい食生活にもつながります。快適な妊婦生活と安産のために、貧血予防に努めましょう。

杉本充弘先生
Profile
東都文京病院院長。日赤十字社医療センター周産母子・小児センター顧問。

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