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妊娠中の腸内環境がおなかの中の赤ちゃんの腸内環境に影響する!? 妊娠中こそ、腸活すべき理由とは【専門家】

更新

腸の中には1000種類40兆個以上もの腸内細菌がいて、私たちが生きていくために必要なさまざまな物質をつくっています。よい働きをする菌を増やして、妊娠中のママの体や赤ちゃんのために「腸活」を始めませんか?

腸の役割って?

栄養の消化、吸収から排泄までを担当しています

食べたものは小腸で栄養分と水分が吸収され、未消化の食物繊維は大腸へと運ばれます。そこで腸内細菌が食物繊維を分解し、腸によい物質を生成。腸内細菌の種類と数を増やすことで、バリア機能を整えて免疫がアップします。一方、不要な毒素や老廃物は便として排出されます。

Goodな腸でいるためには、3つの食物繊維で菌のバランスを整えることが大切です。

腸内には多種多様な菌が生息することが重要。それは、多くの種類の有用菌(善玉菌)が関係し合ってパワーアップするからです。有用菌のエサとなる食物繊維を食べて、腸内細菌のバランスをよくしましょう!

腸内細菌と3つの食物繊維

≪腸内細菌≫ 約1000種類の腸内細菌の中で、数が多いのは日和見菌。毎日の食事が腸内細菌のバランスを左右し、有用菌が優位な状態が◎。肉や脂肪のとりすぎは有害菌が増殖しやすい状態に。

【有用菌】(善玉菌)…乳酸菌・酪酸菌・ビフィズス菌など

【日和見菌】どちらにも属さない菌・環境によって有用菌にも有害菌にもなる菌

【有害菌】(悪玉菌)…大腸菌・ウェルシュ菌など

≪3つの食物繊維≫ 食物繊維は3種類あり、それぞれが腸内細菌のエサになります。3つの食物繊維をバランスよく摂取することで、腸内細菌の多様性と数が保たれ、腸内フローラが整います。

【不溶性食物繊維】根菜、きのこ類、豆類、玄米などに豊富に含まれる。便のかさを増やし、腸のぜん動運動を刺激し、便通をよくする効果が期待できる。

【水溶性食物繊維】海藻類や豆類、大麦などに豊富に含まれ、有用菌のエサになる。腸内をゆっくり移動するので腹もちがよく、食べすぎの予防にも◎。

【レジスタントスターチ】穀類、豆類、いも類などに豊富。糖質だが、加熱後に冷ますと食物繊維と同様の働きに。大腸まで届いて発酵し、よい酸をつくる。

衝撃事実! 妊娠中のママの腸内環境が、これから生まれてくる赤ちゃんの腸内環境を左右する!?

赤ちゃんはママの腸内細菌を受け継ぐといわれています

赤ちゃんは分娩時や授乳時に、ママから腸内細菌を受け継ぎます。そのためママの腸内環境が乱れると、赤ちゃんが受け継ぐ腸内細菌の種類が減り、それらの恩恵を受けられなくなることも。近年の研究で、腸内細菌がつくる“酸”に肥満やアレルギーの予防効果があると判明しました。

つまり腸内環境が悪い(菌の種類が少ない)と赤ちゃんは…【食物アレルギー】【アトピー】【ぜん息】になってしまうかも…。だからこそ、妊娠中の腸活が大切なんです!

監修/青江誠一郎先生 取材・文/たまごクラブ編集部

このように、妊娠中から腸内環境を整えることで、ママにも赤ちゃんにもいい事がたくさん! ぜひ今日から、食生活を見直して、食物繊維をたくさん取り、菌を元気にして、腸内を整えましょう。

参考/『たまごクラブ』2021年2月号「妊娠中こそ、腸活!」

青江誠一郎先生
Profile
大妻女子大学 食物学科教授。日本食物繊維学会理事長。大麦の食物繊維とメタボリックシンドローム予防に関する論文にて、同学会賞を受賞。大麦研究の第一人者。

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