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「みんながブーブー言っていられる世の中になるといいな」人気絵本作家tupera tuperaの最新作はまさかのダジャレ?!

更新

親子が一緒に楽しめるユニークな絵本が人気のtupera tupera(ツペラツペラ)。夫婦でもある2人が手がけた最新作は、キューブ型のブタが特徴の『きゅうきゅうブーブー』です。
tupera tuperaの亀山達矢さんと中川敦子さんに、この作品へのこだわりや、創作に対する思いを聞きました。

「ブーブー」の言い方を変えて親も一緒に楽しんで

――キューブ型で、ブタが増えていく『きゅうきゅうブーブー』のアイデアは、どう生まれたんですか?

亀山さん(以下敬称略) きっかけは、岩崎書店編集者さんからの提案です。海外の絵本を参考に、四角い本を作りたいと依頼をいただいたんです。そこからtupera tuperaらしいキューブ型ならではのアイデアが下りてくるまでに時間がかかりました。去年の4月ごろからランニングをするようになって、その間に「キューブといえばなんだろう?」って考えていたら、きゅう「ブー」でブタだなって、ブタがやってきたんです。

中川さん(以下敬称略) 数字の「9」とブタの「ブー」で「きゅうきゅうブーブー」っていう、ダジャレです(笑)。


――小さい子が楽しめるように、こだわった点はどこですか?

中川 背のピンクの色や、ブタのコロコロ感にもこだわりました。ブタの顔のグラデーションは、ピンクの紙にパステルの粉を指でこすりつけているんです。中のデザインも、全ページで基本の形は統一しつつも、ブタの順番を入れ替えたりして、試行錯誤しました。

亀山 全部のブタのキャラクターが違うように、目の形を変えてるんです。それに、これはこまかいこだわりなんですけど、「ブー」の「ブ」の点々がブタの鼻の穴の形と同じです。絶対、気づかないですよね(笑)。パタパタめくって遊んだときも開いたページがすぐ戻るようになっています。お母さんが子どもと使って、読んでもらった子が「お母さん、なんでそんなブーブーばっかり言ってるの?」って思う(笑)。そういうコミュニケーションツールであることを意識して作りました。小さな子が持つことを考えて、重さや塗料にも気配りが詰め込まれていますね。

中川 ページをめくるたびに「ブーブー」が増えるんです。読んでいる側も言いたくなくなるぐらい、ブーブーブーブー言わなきゃいけなくて(笑)。「ブーブー」をていねいに優しく読んであげるのもいいし、ぶつぶつ読んでも、勢いよく「ブーブーブーブーブー!」って、くすぐりながら言うのもいいし。シンプルだからこそ読者が入り込めるすきがあるので、読む側も一緒に楽しんでほしいです。

絵本は家族をつなぐコミュニケーションツール

――今は行動を制限されることや、大人も子どもも我慢をすることが多いですが、クリエーティブな活動を通して、子どもたちや頑張っているお父さん、お母さんに届けたいことはどんなことですか?

亀山 僕らが最近作っている絵本は、人と人のコミュニケーションを促すツール的なものが多いんです。お父さんがパネルから顔を出して楽しむ『パパパネル』とか、100個の質問が載っている『しつもんブック』もそう。『パパパネル』は、在宅勤務で家に居場所がないお父さんを今一度、家の主役に引きずりあげようと思って作りましたし、『しつもんブック』を使って質問をし合えば、家族の間でも知らないことだらけだったってわかるわけです。いろいろな活動を通して、こういう状況で僕らにできることがわかってきて、絵本は人が使うものという意識を持つことが、僕らのひとつの制作スタイルになりつつあります。僕たちにできる面白いものづくりを、これからも続けていきたいですね。

中川 こういう生活になって、今日1日を家族みんなで穏やかに過ごせることの大切さがわかりましたよね。みんなでごはんのあとに大笑いできたね、みたいなことが、日々を過ごす中でいちばん重要なんだなって。今、赤ちゃんを育てている人は、かわいさも大変さも感じながら生活していると思うんですけど、未知の存在である子どもを見て楽しんでほしいし、親も子どもに人間として生きていくことの楽しさを見せていけたらいいなと。そういう日々の積み重ねの大切さを、私たちの活動でも伝えられたらいいですね。

亀山 今、内に向かう時期だからこそ、昔のアルバムを開いてみたり、『しつもんブック』を使って家族で話したりする時間もできて。しんどい思いをしていたら、今一度、まわりの人を掘り下げてみるのもいいと思いますし。僕らはそういうコミュニケーションのきっかけになるような新しいものを生み続けていくだけです。これからも、ブーブーやってきます。

中川 みんながブーブー言っていられる世の中になるといいな(笑)。

亀山 ブーブー言っている世の中は、平和っていうことですからね。

明るくユーモアあふれるおふたりの空気は、思わずくすっと笑ってしまうtupera tuperaの絵本そのもの。しかし、作品について語るその言葉からは、読者を楽しませたいという熱い思いと、tupera tuperaならではのものづくりへのこだわりが強く感じられました。『きゅうきゅうブーブー』のこぶたさんも、たくさんの赤ちゃんとパパ・ママに楽しい時間を届けてくれるでしょう。

取材・文/川辺美希 構成/ひよこクラブ編集部

tupera tupera(ツペラ ツペラ)

Profile
2002年より活動を始めた、亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、ワークショップ、アートディレクション、舞台美術、アニメーションなど表現のジャンルは多岐にわたる。

『きゅうきゅうブーブー』

めくって楽しい遊べる絵本。赤ちゃんがつかみやすいコンパクトなキューブ型。個性的な表情のこぶたたちがページをめくるたびに「ブーブー」とどんどん登場。厚く丈夫な合紙製で、赤ちゃんがパタパタめくっても楽しめる。子ども部屋のインテリアになじむかわいいデザインも特徴。
tupera tupera 作
1089円(税込)岩崎書店

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