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離婚したら旧姓に戻す? 子どもの学校を考えると躊躇してしまうという悩みにママたちの声

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ADragan/gettyimages

口コミサイト「ウィメンズパーク」に、リコカツ中という母から「子どもの心情を思うと、旧姓に戻すことを躊躇する」という声が届きました。すると「旧姓には戻さなかった」という、声が意外にも多く届きました。日本はここ数年、3組に1組の夫婦が離婚しているといわれています。離婚後の姓に対して、多種多様な考え方が生まれつつあるようです。

旧姓一択! という声が根強い一方で、やはり子どもは複雑という声

投稿主の母は、現在リコカツ(離婚活動)中。そこで悩んでいるのが、離婚後の姓をどうするかです。

「子どもは小学生です。心情的には旧姓に戻したいけど、子どもが嫌がるのかな、とか、持ち物の名前を全部書き換えなきゃと思うと複雑で迷います」と、心情を吐露。

「離婚相手の姓を使い続けるなんて耐えられない。
どうして引き取った我が子に姓を継がせなきゃいけないの? 真っ平御免です」

「旧姓一択。迷う必要ある?」

スパッと一刀両断の声には、大きな共感を得ました。
しかし、かつて子どもの立場だった母の声が届きました。

「私はその子どもの立場でした。すごく嫌でした。
母から『明日から姓は◯◯よ』と、言われたら受け入れるしかなく。
友達から指摘されるのも嫌だったし、『親が離婚した』と、説明するのも嫌だった」

「お子さんだけなら、学校では通称として元夫の姓を使うことは可能です。
名簿や卒業証書は本名(旧姓)になりますが。
中学入学などキリのいいところで、改姓を周囲に告げればいいのでは」

「通称はアリですが、中学も小学校とほぼ同じメンバーだったり、習い事を継続していると難しいです。
さらに思春期になると、お子さんが嫌がる可能性があるのでご注意を」

すると母子別姓を選んだという声が届きました。

母子別姓、数年後に旧姓、夫の姓で別に戸籍を作るなどなど。多種多様な姓の選択

「母子別姓にしました。子どもは父親の戸籍に残したままです。でも親権は私。戸籍って面白いですよね。
子どもは名前が変わるのを嫌がり、私は元夫の姓を嫌がり、さらに私が子どもに通称を名乗らせるのが嫌だったからです。
だって本名がばれた時、気まずい思いをするのは子どもです。
本名で堂々と生活させたくて、別姓を選びました。
子どもの健康保険証に私の名前があるので、保護者として疑われることはありません。
デメリットは、子どもの学校では私は元夫の姓で呼ばれることと、アメリカへ行く時は誘拐ではないという、証明書が必要ってことぐらい。
あと、もし元夫が再婚したら新しい妻は嫌がるでしょうね。
今のところ、私の再婚も含めて日常生活に支障はありません」

そして母子ともに旧姓に戻さなかった、という声も少数ながら届きました。

「子どもの心情、名前の画数、手続きが楽という、あらゆる点を考慮して旧姓には戻しませんでした」

「現在、家庭内別居中です。子どもは離婚に反対ですが、いずれ離婚になると思います。
そのときは夫の姓で私の戸籍を作り、私の戸籍に子どもをいれる予定です」

子どもの心情を優先し、数年かけて問題を解決した母もいました。

「離婚時、子どもは夫の戸籍に残し(親権は私)、私は夫の姓のままにしました。
当時、小学生だった子ども2人が、名前が変わることを嫌がったからです。
成長後、上の子は父親の姓を、下の子は私の旧姓を選択したので、私と下の子は旧姓へ改姓しました。
正直、元夫の姓を名乗るのは嫌だったし、数年後の改姓手続きはめんどくさかったです。
でも離婚で嫌な思いをしている子どもたちの負担を少しでも軽くしたかったので、苦ではなかったです」

そして旧姓に戻さなかった場合の落とし穴を指摘する声が届きました。

「離婚して旧姓に戻さなかった場合、再婚してさらに離婚となると、やむを得ない事情をのぞき旧姓に戻せなくなります。
つまり生まれた時の姓ではなく、最初の結婚の姓にしか戻せません。ご注意を」

それを踏まえて、あえて旧姓に戻さない母もいるようです。

「私の友人は離婚しても旧姓に戻しませんでした。
彼女の母は、最初の結婚(友人誕生)→離婚して旧姓→再婚して相手の名字→離婚して旧姓と、何度も名字が変わりました。
これがまぁまぁ短期間だったこともあり、私を含めて周囲は『今はどの名字だっけ?』という状態に。
『母が旧姓に戻さなければ、生まれた時の名字→再婚相手の名字だけですんだ。もしもとはいえ、同じ思いは子どもにさせたくない』と言っていました」


まだまだ少数ですが、旧姓に戻さない人の声が多く寄せられました。
子どもの心情優先かと思いきや「手続きが面倒だから」「旧姓に思い入れはない」という、ドライな意見も多く聞かれました。
どんな選択をしても個人が納得していれば一番という声も。
今後も時代が変わるごとにさまざまな声があがりそうです。



文/和兎 尊美


■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。


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