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コロナ禍のママのストレス軽減に。すき間時間にサッと押せる「お守りツボ」はココ!【専門家】

肩こりに苦しむ母
※写真はイメージです
yamasan/gettyimages

ワクチン接種が進み始めたとはいえ、新型コロナの収束が見えない状態は依然と続いています。コロナ禍で子育て中のママのメンタルヘルスが悪化しているといわれていて、ママのストレス軽減を積極的に行う必要があります。心理学と東洋医学を統合した独自のメソッドで、多くの人の不安症状を改善している、鎌倉ひまわり鍼灸(しんきゅう)院・院長の影森佳代子先生に、家事や育児の合間にできるストレス対策を教えてもらいました。

不安やイライラで交感神経が優位になると、子どもに強く当たってしまうことが

――長引くコロナ禍でストレスを抱えているママは多いようです。先生の鍼灸院にも、子育て中のママが治療や相談にやってくることがありますか。

影森先生(以下敬称略) たくさん来院されます。自分や家族の感染不安に加え、リモートワークで夫が1日中家にいることで、息抜きができる時間が作れなくなるなどして、心身ともに疲れ果てた状態で来院される方が増えました。

――ママが心身に疲労をためていると、子どもとの関係にどのような影響が出るでしょうか。

影森 心身が疲れるとイライラしやすくなり、イライラしているときは自律神経の交感神経が優位になっているので、怒りっぽくなります。その結果、普段は笑って済ませていた子どものふるまいを、強く怒ってしまうなどが考えられます。
そして「なんであんな言い方をしちゃったんだろう。私はダメな母親だわ…」と落ち込み、どんどんネガティブな思考に陥る恐れがあります。

左側の背中、肩、頭に不快症状があるときは、ストレスがたまっているかも

子育て中のママは1日中忙しくしているので、自分の心と体からのサインに気づきにくいことがあるといいます。影森先生が考案した「ストレス度チェック」で体と心の状態をチェックしてみましょう。複数にチェックがついた人は、ストレスがたまっている可能性が高いそうです。

【ストレス度チェック】
●身体面
□寝つきが悪く、朝の寝覚めが悪い
□なかなか疲れが取れず、常にだるい
□頭が重く、スッキリしない
□食欲が落ちている、または、食事がおいしいと感じられない
□フワーッとしためまいがすることがある
□下痢や便秘をよくする

●精神面
□ささいなことで激しく落ち込みくよくよする
□イライラする
□漠然とした不安がある
□ちょっとしたことで涙が出る
□無気力でやる気が起こらない
□集中力が続かない


――上のストレスチェックは、心理学(精神医学)的側面からみたものですね。東洋医学では、ストレスが原因の不調についてどのように考えますか。

影森 東洋医学では、体は「気」「血」「水」の3つの要素で構成されていて、「気」が体と心のバランスをコントロールしていると考えます。ストレスは「気」のめぐりを悪くし、ストレスによる症状は左側に現れるとされます。不安やイライラがあると「気」が上半身に滞るため、左側の肩甲骨周辺、肩、頭に痛みやだるさなどを感じることがあります。思い当たる方は、ストレスがたまっていると考えてください。

子どもと遊びながらでもできる「お守りツボ」の刺激で、心を不安から解放

影森先生おすすめの、心を不安から解放する2つの「お守りツボ」

――東洋医学的の考えでは、ストレスを解消するには「気」の流れの滞りをよくする必要があるということですね。

影森 「気」の通り道を「経絡(けいらく)」といい、経絡上にあって「気」の流れを調整しているのが「経穴(けいけつ)」、いわゆる「ツボ」です。ツボを刺激することで気の流れがよくなり、自律神経が整って不調が改善されます。人が本来持っている自然治癒力も引き出すため、免疫力の向上も期待できますよ。

――子育て中のママは、自分の心身をケアする時間を取ることがなかなか難しいです。家事や育児をしながらできる方法はありますか。

影森 ちょっとしたすき間時間に、腕にあるツボの「経渠(けいきょ)」と「外関(がいかん)」を押しましょう。「経渠」は不安をやわらげ、外関は緊張を鎮めます。私はこの2つのツボを、心を不安から解放する「お守りツボ」と呼んでいます。

どちらのツボも両腕にありますが、ストレスの症状は左側に出やすいので、左手のツボを押すのがおすすめです。

「経渠」は左親指側の手首のいちばん太いしわからひじに向かって親指1本幅分の位置にあり、「外関」は左手首の甲側のしわの中心からひじに向かって指3本(人さし指から薬指)幅分の位置にあります。この周辺を押してみて、「イタ気持ちいい」と思える位置がツボです。

この2カ所は同時に押せる位置にあるので、「経渠」を右親指、「外関」を右人さし指で押すと、気持ちが落ち着いてくると思います。押す強さは「イタ気持ちいい」くらいがベスト。子どもをおんぶしているときや、遊ばせているときなどにも、さっと押せますよ。

――先生の鍼灸院では、ツボ刺激はおきゅうで行われているそうですが、温めるということでは、湯船につかりながらツボを押すというようなやり方はどうでしょうか。

影森 湯船につかって全身を温めると血液循環がよくなり、心身の緊張がほぐれます。その状態でツボを刺激するのは、不安やストレス、緊張を解消するのにいい方法だと思います。
子育て中のママは、普段の入浴は子どものお世話で手いっぱいで、自分のことをケアする時間が取れないかもしれませんね。毎日じゃなくていいので、パパの仕事が早く終わった日などに、子どものことをパパに任せ、おふろにゆっくり入りましょう。そして、くつろぎながら「お守りツボ」を押せば、心も体も軽くなると思います。

イラスト/林ユミ 取材・文/東裕美、ひよこクラブ編集部

お話・監修/影森佳代子先生

イライラや不安を解消するのに役立つ「お守りツボ」を知っていると、心の元気を取り戻せそうです。ぜひ試してみてください。

パニック障害を発症した経験のある影森先生が、自身の経験をもとに考案した、心理学と東洋医学の両面からアプローチする独自のメソッドを紹介。パニック障害ではない人の心の不安やストレス解消にも役立つ。(河出書房新社)

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