自粛ストレスは我慢の限界?! ママを悩ませる今一番の原因とその解消法
コロナ禍でお出かけも友人との楽しい食事会もままならない毎日。家族や仕事のストレスもマックスという人も多いのではないでしょうか。そこで口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちのストレスの原因と解消法とともに、家族関係に詳しい鳥居りんこさんのアドバイスもお届けします!
家族時間は長くなったけれど…、私のストレス家族編
■反抗期息子と娘の対応がストレス
「うちは、反抗期の中3息子と小6娘の対応が一番のストレス。今朝も、私への当てつけでドスドス!と階段踏み鳴らしながら学校へ行きました(怒)。ストレス発散法は、キャベツの千切り。無心になれます」
■夫のイライラ
「夫には申し訳ないですが、転職が決まり、今の職場の有給消化とテレワーク、次の転職先での仕事準備を自宅でしています。仕事が難航している時と、絶賛反抗期中の娘にイライラしている様子にげんなり。家での三密はホント苦しい。そんな訳で私もジムに通いリフレッシュ。エアロビクス、ZUMBA、格闘技系有酸素運動のファイドウをガッツリやっています」
■機嫌の悪い時の中学生の息子
「機嫌がいい時は気が合うし楽しいのですが、反抗期の息子は本当に腹が立つことが多いです。夫はできた人なのですが、出張とかに行くとホッとします。下の子はまだ小学生でかわいいので、ある意味、私の癒しです。コストコやイケアとかの買い物。それとドライブも楽しいし、ひとりのゆっくりした時間です」
■不登校の息子
「息子の不登校ですな。しかも今年は受験生なので、ダブルストレス…胃がいてえ。
発散方法は、カフェでおいしいコーヒー飲んでぼーっとすること」
■スマホゲームをする夫と義両親
「夫は単身赴任なのに毎週末帰ってくる。帰ってきても会話もなくスマホゲームをしているだけ。『何しに帰ってきてんの?』と、子どもまでが言う始末。義両親は、最近なんとなく短気になってきた義父と『あれ』で全ての会話を押し通そうとする義母。かなりのストレスです。発散は食べる事…体重増加に要注意です」
■毎日のご飯
「もう、料理を作ることに飽きた…。ストレス発散法というか解消法は手抜き料理。お惣菜を買うとか」
私のストレスのお仕事編
■ストレスは仕事のプレッシャー
「嫌いな仕事ではないのですが、プレッシャーや不安を感じたり、こなすことに
大変さを感じたり。お給料いただいているからこそ、我慢したり、やりくりしたりしなくちゃいけないのですが…。発散方法は、おいしいものを食べること、身体を動かすこと。最近は、夫が寝てから、息子とこっそりおやつを食べちゃったりする…、それが楽しかったりする…」
■スケジュール管理ができない上司
「1番のストレスは仕事。スケジュール管理ができない上司に振り回されて、円形脱毛症に…。ストレス緩和は息子たち。イライラすることも毎日ですが、それ以上にかわいい~。年少は、『ママすきだよ』って1日10回くらい言ってくれるし、一生懸命お手伝いしてくれるし、癒しです。あとは、漫画です」
一旦、あれこれ悩むのをやめて、1分でも2分でもいいからボーっとすることが大事!
コロナ禍でおうち時間が増えたのはいいことだけれど長くなればストレスになることも。家族関係に詳しい鳥居りんこさんにストレス解消法について伺いました。
「“たまひよ世代のママたち”は子育てに家事にお仕事にって八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍。これはもう表彰ものです。『頑張ってるよね!偉いぞ!』とオバサンりんこは抱きしめたいくらいです。そうでなくとも長引くコロナ禍、ストレスを溜め込まない方が無理というもの。
でも、私たちは生身ですから、どっかで発散しないとキャパオーバーで壊れちゃいます。『ああ・・・』『はあ・・・』『ふう・・・』といった平仮名が口からこぼれ出したら、それは疲れが溜まっているサイン。『発散タイム』のお時間です。
思い返すに、私の“たまひよ時代”は『頼む!ひとりの時間をくれーー!!』っていうのが一番の願いでした。
ひとりの時間が30分でも連続して取れるのならば(分かるよ、これが一番、難しいよね)、音楽でもスポーツでもスイーツ食いでもネットショッピングでもSNSでもよりどりみどり! 我が身が喜ぶことをすればいいだけ!寝たけりゃ、昼寝もとってもいいと思います(30分以内のお昼寝は、体内時計が狂わなくていいらしいよ)。
問題はひとり時間が連続では数分も取れない場合。そんなママたちは1回3秒、下を向きながら『はぁ~』ってため息つくんだよ。そしたらね、今度は顔を上に向けて『はぁ~』って言ってみて。できれば背筋を正して、胸を張りながら、目線は上。
どうですか?『はぁ~』がちょっと変わりません?落ち込むためには、うなだれないと落ち込めないってことみたい。ちょっとだけ気分を上向きにしたいと思ったならば、こういう方法でも“元気”が再起動するよっていうお知らせでした。
大丈夫!ちょっと先の未来はコロナも落ち着いて、更には子育ても落ち着いて、楽しい日々が待っているから。今は、1ミリだけ、頑張ろう。そしたら、1ミリごとに、楽しい未来に近づいている!ってことだよね。
とにかくストレスがかかった時はね、一旦、あれこれ悩むのをやめて1分でも2分でもいいから、ボーっとしてみてくださいね」(鳥居りんこさん)
なかなかボーっとする時間はないものの、どこかでストレス発散しないと大爆発することも。鳥居さんのおっしゃる通り、口から平仮名がこぼれたら、自分なりの解消法で少しずつストレスを発散することは大事ですね。(文・酒井範子)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです
鳥居りんこさん
Profile
2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。最新作は『親の介護をはじめる人へ 伝えておきたい10のこと』(学研プラス)。近刊に『たった10秒で心をほどく逃げヨガ』(双葉社)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。
ブログ「湘南オバちゃんクラブ」https://note.mu/torinko