今年もお祭りはないのか…金魚すくいはどうなる?【御手洗直子のコマダム日記】
今回は直子と金魚のお話。大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。「つっこみが止まらないコマダム日記」#68
金魚が飼いたい。
金魚が飼いたい。赤くてひらひらしてるやつを上の方がすぼまっててふちが青い金魚鉢)で飼いたい。そんで金魚がひらひら泳いでんのをムダに見つめながら暮らしたい。
子どもの頃に金魚を90cm水槽で飼育していたのだが猛暑にやられて全滅したのであった。き…金魚たち…ごめん…。昔は金魚といえば玄関や屋外で買っている家が多かったけど30年前でさえこのありさまだったので今は冷房施設のある屋内でしか飼えないんだろうなあ…金魚のために24時間冷房必須となると大変な時代になってしまった…といまさらながらに温暖化を実感する。今ググッたら水面を気化熱で下げる水槽用の扇風機とかが売っているらしいです。なるほど・ザ・ワールド。(夏の祭典スペシャル)
うちで飼っていた金魚はほぼすべて金魚すくいですくってきた金魚であったが、今は本物の金魚をすくえる金魚すくい自体を見なくなった気がする。生き物に対しての意識やコンプラが厳しくなってお客さんが減ったり出店しづらくなったりしているのかもしれない。今思えば昔近所にあったペットショップは流しの三角コーナーや床の側溝に普通に死んだ金魚が捨ててあって怖かったのを覚えている。今思い出すととんでもねえ話だ。恐怖を覚えて正解である。カジュアルに金魚を捨てるな。今も捨ててるかもしれないがお客が見る所に捨てるんじゃあない。
コロナによるお祭りの中止などもあって金魚すくいの業界も不況であるようだが、金魚をすくう『ポイ』の多くのシェアを誇る会社の記事も出てきた。難しい仕事もすぐには断らず、技術的に可能であるか検討してから判断する…など社長の気概も語られていた。テレビ局からの依頼で、マグロ釣り用の巨大なポイを作ったこともあります。と書いてあってめちゃくちゃ気になったけどいくらググッても実際の画像は出てこなかった。実物はどんなのが完成したというの…?!!ムチャ言うな。
プラと和紙ででてきていたのだろうか…謎は深まるばかりなのであった。(おわり)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko