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パパだって絵本を読んで!かこさとしの科学絵本ベスト3

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『たべもののたび』かこさとし・作(童心社)

絵本の読み聞かせはママの役目? いえいえ、パパにこそトライしてほしいもの。だけど、「子どもっぽい本は恥ずかしい」「何を読んだらいいかわからない」なんて声も聞こえてきそう。そんなとき手に取ってほしいのが絵本作家・かこさとしさんの科学絵本。『だるまちゃん』シリーズや『からすのパンやさん』で知られていますが、すぐれた科学絵本も多数、出版しています。『文藝別冊 かこさとし』の編集者・渡辺史絵さんに、新米パパ向けの3冊をランキング形式で紹介してもらいます!

3位 絵の中に会話のポイントが満載!『かわ』

『か わ』
(福音館書店)

山の雪解け水が少しずつ広がり、平野部を流れ、最後には海へと注ぎ出るさまが、横長の画面いっぱいに広がるベストセラー。大胆な絵の構成が本当にすばらしいんです! ひょっとしたら小さなお子さんは、絵の中に描きこまれた「ぞうせんじょ」や「びょういん」、遠足をしている子どもたちなどに興味をひかれるかもしれません。そんなときは、ストーリーを中断して「遠足してるね~」などと話してみて。その子のタイミングに合わせて、ストーリーを割愛してもよし、アレンジしてもよし、自由に楽しみながら読んでください。(渡辺さん)

2位 道具がズラッー! 見ているだけでわくわく『どうぐ』

『どうぐ』
(1976年福音館書店刊、現在は瑞雲舎)

「あなたの うちには どうぐが たくさん ありますね。」という問いかけからはじまる絵本。タイトル通り、さまざまな道具がその名前とともに紹介されています。道具が所狭しと並んだビジュアルは、子ども以上に大人が興奮してしまうのではないでしょうか。かこ先生の緻密な絵は、膨大な資料をもとに、何度も推敲を重ねて描かれています。その正確さは、専門家が見てもうなるほど! 子どもの本だからといって、細部や専門的なことから逃げない、先生の強い意志が感じられる作品です。(渡辺さん)

1位 たべものの消化や排せつが楽しくわかる!『たべもののたび』

『たべもののたび』(かこさとし からだの本2)
(童心社)

食べ物が体の中でどうなっているのか、こんなにかわいらしく、わかりやすく説明されている本はほかに思いつきません。栄養のカバンを持って旅に出た食べ物たちが、“いぶくろこうえん”を通ったり、“しょうちょうのジェットコースター”を進んだり。言葉がまだわからない年齢でも、「お父さんの胃はココにあるよ」「○○くんのはココだね」などと、読みながらいろいろと展開できるのも魅力です。私は小さいころ、この本がきっかけで理科や生物が好きになり、顕微鏡を買ってもらいました!(渡辺さん)

今回、ランキングを紹介してくださった編集者の渡辺さんは、2才8カ月の男の子のママ。1才ごろから、かこさとしさんの作品を読み聞かせているそうです。「言葉がわからなくても、興味を持たなくても、自分が好きなものをあきらめずに何度か読んでいると、あるとき急に夢中になることがある」とのこと。まずはパパが楽しく読める作品を見つけるといいのかもしれませんね。そして最後にこんなアドバイスも。「かこ先生の作品は、子どもが喜んじゃって、寝かしつけには不向きです!(笑)」(文・たまごクラブ編集部)




『文藝別冊 かこさとし 人と地球の不思議とともに』
(河出書房新社)1404円

2016年に90才を迎え、今年は代表作『だるまちゃん』シリーズが50周年にあたる絵本作家・かこさとし。工学博士でもある彼は、専門的な知識と細密に練られた構成で、すぐれた科学絵本を世に発表し続けています。科学絵本の作り方をめぐるインタビューや、養老孟司先生との対談など、その魅力を読み解く1冊。

■渡辺史絵さん
2004年に河出書房新社に入社。日本、世界の歴史と文化を広く扱うビジュアルブック『ふくろうの本』シリーズ編集長。40才で第1子を出産。働くママでもあります。

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