「ママのチャーハンのほうがうめーなー!」思わずぐフフっと心が温かくなる、家族からのうれしいひと言
口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた夫や子どもから言われたうれしいひと言エピソードをお届けします。わざわざ声に出して言うようなことでもないけど、でも、うれしすぎて誰かに言いたいママたちのプチ自慢しあいっこがぎっしり!また、MBSアナウンサーでニュース解説委員であり、3児のパパである西 靖さんのうれしいひと言エピソードもあります。
うれしすぎてぐフフっ。くすぐったいけど、うれしいエピソード
――はじめに、ママたちの声を紹介します。
■息子のひと言にポッ!
「『あ~あ。おかあさんと結婚したかったなあ』と、6歳の息子から言われてポッとなりました。定番の『ぼく、おかあさんと結婚したい』と言った時、私が『うれしいけど、お母さんはお父さんと結婚しているからねえ』と返したことに対するリアクションです」
■保育園の卒園式の言葉
「『いつもニコニコしてくれて、ありがとう』と、保育園の卒園式で言われたこと。今は5年生になった息子ですが、反抗と甘えを繰り返しながら、親から自立し、素敵な大人になるために、毎日がんばっています。私は、ただただ息子を信じて、ヘラヘラしています(笑)」
■息子にとって理想の夫婦!?
「『お母さんたちみたいな夫婦になりたいなぁ』です。よく一緒に出かけるし、ほとんどケンカもしないので(子どもの前ではね)、理想の夫婦に見えるようです。息子よ、いいお嫁さんに巡り合えるといいね。がんばれ!」
■母の機嫌の直し方のツボを心得ている息子のひと言
「 朝食に、焼き鮭と豚汁、白飯を出すと、なぜか息子が焼き鮭に手をつけず丸々残していたので『どうしてシャケ食べないの? バランス悪いでしょー!』と軽く叱ったら、息子が『あー、お母さんの豚汁がウマすぎて、シャケ食べるの忘れてた~!』と。ぐふふっ。息子よ! 私の機嫌の直し方をよくわかっておるな!!」
■お互いありがとう合戦に
「時々、仕事の都合で土日に仕事が入ってしまうことがあるんですが、その時、『ごめんね、仕事になっちゃって。迷惑かけちゃって』と、子どもたちに言ったところ、上の子が『いいんだよ!お母さんがんばってるんだから!全然迷惑じゃないよ!!』と言ってくれてホロリ。夫からも『仕事も家事も育児もやっていてすごいよ。俺は仕事しかしてないから』と言われ、またホロリ。お互いありがとう合戦に」
■母の料理にひと言
「先日、近所で有名な中華料理店でテイクアウトしたんです。自分ではとても出せない味に感動して食べていたのですが…、小5の息子がチャーハンを食べながら『ママのチャーハンのほうがうめーなー』と。まさにぐふふっでした!カニカマしか入ってないし、べちゃべちゃなのにね。ごめんと思いながらも、うれしかったです」
■この言葉に母は頑張ってしまいます!
「息子2人に、『休みの日はお母さんが作るお昼ご飯が食べられるのがいい。給食よりお母さんのご飯の方がおいしい』と、言われたことです。普段は食事の支度はモチベーション上がらないのですが、そんなこと言われるとね…母はがんばってしまいますよね」
『ウンチ! オシッコ! オナラ!』連発の3児の父、西靖さんの家族から言われたうれしいひと言
男児3人のパパで子育てに奮闘中の西靖さんに、うれしかった家族のエピソードについてお話を伺いました。
「こんにちは。大阪のMBS(毎日放送)アナウンサーの西靖といいます。情報、報道系の現場を渡り歩いたアナウンサー歴も、はや27年。43歳で遅い結婚のあと、遅れを取り戻すかのように、50歳になった今年の夏には第3子が誕生。5歳、3歳、0歳の男児3人の父親になりました。6月の第3子の誕生を機に、およそ4カ月の育児休業を取りました。十分な長さではないかもしれませんが、目一杯、父親をやるという意味でも、目一杯、夫をやるという意味でも、たいへん意義深い日々でした。
みなさんのエピソードですが、いや、ホンマですか!?みなさん、ええカッコしてません?
うちの5歳と3歳の男子は、『ウンチ! オシッコ! オナラ!』と叫びながら廊下を走り回っています。
ウンチ、オシッコの下品街道まっしぐらな子どもたちで、かわいいひと言など、ほぼ記憶にありませんが。エピソードといえば、長男5歳が、幼稚園の帰り道で花が咲いていると『これ、きれいだからママに持って帰ってあげるんだ~♪』などと、かわいらしいことを言います。まあ、花壇のお花なので全力で止めるんですけど(笑)。
また別のある日、5歳、3歳。0歳を連れて公園に行っていた妻は、帰ってきたら白目をむくほどヘトヘト。二男3歳は、石を投げては怒られ、砂をまき散らしては怒られ、ちょっとシュンとするかと思いきや帰ってきても元気いっぱいで、今度は、おもちゃを並べてお店屋さんごっこを始めました。
二男『いらっしゃいませ! なにがほしいですか?』
妻 『・・・・・安らぎ』
二男『売り切れです』
妻は、膝から崩れ落ちながら爆笑していました。
かわいいセリフは言いませんが、ひねりは効いているかもしれません。
もう少し大きくなったら、心が温かくなるようなひと言を私や妻にくれるのでしょうか。その日が来るのを楽しみに、子育てがんばります。
私たちは、お互いあまり改まってメッセージを贈り合うような夫婦ではないのですが、そのぶん、妻は様々な場面で『ありがとう』『ご苦労様』を言ってくれますし、こちらも言うようにしています。帰宅後に何か家事をやったりすると『仕事もたいへんなのに、ありがとう』と言ってくれることがありますが、一日中3人の息子の面倒を見るほうがはるかにたいへんだと育休中に身に沁みて感じたので、そんなふうに言われると、くすぐったいやら申し訳ないやらです。
あ、職場でサボっているわけではないですよ!(笑)」
(西靖さん)
みなさんのエピソードにウフフと笑い、西さんのエピソードに爆笑しました。とても温かい家族の風景が目に浮かびます。
(文・酒井範子)
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
西靖さん(にし やすし)
PROFILE
MBSアナウンサー。5歳、3歳、0歳の3児のパパ。『ちちんぷいぷい』、報道番組『VOICE』、『ミント!』といった人気番組の司会やキャスターを務める。現在、『よんチャンTV』ニュース解説委員として出演中。2021年6月から9月まで、4カ月間の育児休業期間に入る。著書に『西靖の60日間世界一周旅の軌跡』(ぴあ)、『地球を一周! せかいのこども』(朝日新聞出版)など多数。ミシマ社のサイトで子育てエッセイ『アナウンサー西靖の育休日記』を連載中。