「おもちゃ買って!」と駄々をこねる子どもへの対応が神すぎる!インスタで2.9万いいね!がついた保育士パパ&ベビーシッター「でんちゃん先生」の対処法
3児の保育士パパ&ベビーシッターとして人気のインスタグラマー「でんちゃん先生」が、本編より連載をスタート! 「子育ての困った!」を解決するヒントをお届けします。
でんちゃん先生のInstagramでも人気のコンテンツ「ベビーシッターが声かけしてみたシリーズ」。今回、2.9万いいね!がついた、子どもから「おもちゃ買って!」と言われたときの対処法について解説してもらいました。年末年始によくある事例も合わせて紹介します。
<プロフィール>
でんちゃん先生
3児の保育士パパ&ベビーシッター
大学卒業後、保育職に就き、保育園・幼稚園・障害児支援施設にて10年間勤務。今年4月より、ベビーシッター業を開始。同時期に始めた育児ノウハウを紹介する(@denchan_family_)では、フォロワー数2.2万人越えの人気インスタグラマーに。プライベートでは6歳の長女、4歳の長男、1歳の二男を育てる。
「おもちゃ買って!」と言われたときは“共感”と“言葉かけ”がポイント!
「子どもの『おもちゃ買って』に対して『買いません』では否定になってしまうので、子どもは話を聞いてくれなくなってしまいます。『いいの見つけたね!』『この〇〇のおもちゃが欲しかったんだね』と共感しながら、その子の気持ちを言葉にしてあげることが大切です」とでんちゃん先生。
その理由は、「おもちゃ買って」は「親の共感を求めているサイン」だから。「○○くんはこのおもちゃのどんなところが好きなの?」「こんなおもちゃもあるね」と声かけをしながら、お店の中を散歩してみてください。「初めは泣いていた子も、気持ちが落ち着いてくるはずです」。
おもちゃを我慢する行為から子どもに身に付くもの
そうはいっても、なかなか納得してくれないこともありますよね。そんなときは、「どんなところが気に入ったの?」とさらに声をかけ、おもちゃの魅力を聞き出すといいと言います。
「例えば、ぬいぐるみを欲しがっていた子は『かわいいから』『やわらかいから』『連れて帰ってほしいと言っている』など説明してくれるはず。欲しかったおもちゃの魅力を聞けたら、お父さんやお母さんは『なるほどね! 教えてくれてありがとう』と気持ちを受け止めてあげてください。それから、『その好きって気持ちは消えない?』『じゃあ今度の誕生日に絶対買おうね』『その気持ちを忘れないでね』と伝えましょう」。(でんちゃん先生)
でんちゃん先生によると、約束の日までおもちゃを我慢する行為には「魅力を伝える(プレゼン力)が身につく」「説明をするので語彙力が高まる」「我慢する力が生まれる」「親が約束を守る姿を見て、子どもも約束を守れる子になる」「親子の信頼関係が強くなる」など、多くのメリットがあるといいます。外出する機会が多くなり、つい甘やかしてしまいがちな年末年始。子どもに「おもちゃ買って!」と言われたとき、早速試してみてはいかがですか?
●でんちゃん先生の実践例もチェック!
独自のルールも必要? おもちゃを買うベストタイミング
おもちゃは増えすぎると、管理が難しくなりがち。でんちゃん先生は「おもちゃに対する気持ちが薄れてしまうので、誕生日とクリスマスなど、買うタイミングを決めたほうがいいと思います。でも、折り紙やクレヨンなどの消耗品は、どんどん使って買ってあげましょう」と話します。
例えば、おもちゃを買ってあげるタイミングではないのに「友だちが持っているからおもちゃを買って!」と言われたときは、「お友だちに興味があるんだね」と子どもの本音に寄り添って気を反らすのも一つの手。
他にも、「欲しかったんだね」「わかる! ママも欲しい!!」と共感してあげてから、「○○ちゃんの事が好きなんだね」「今度〇〇ちゃんと一緒に遊ぼうか」と声かけをすると、「おもちゃが欲しい」から「〇〇ちゃんと遊びたい」という本音に切り替わってくるはずだとでんちゃん先生。
ちなみにでんちゃん先生のご家庭では、「本とボードゲームだけは欲しがったら好きなだけ買ってあげる」というルールがあるそう。誕生日やクリスマス以外にも、「プレゼン制度」や「〇〇だけはOK」など、それぞれの家庭に合ったルールを作るのも面白いかもしれません。
迫りくる年末年始に向け、子どものクリスマスプレゼントやお年玉の使い方についてはぜひ参考にしてみてください。