夫についてしつこく聞いてくる詮索好きなママ友…どうすれば?【子育てアドバイザーに聞く】
「会うたびにプライベートなことをしつこく聞いてくるママ友に困っています」という声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。ママ友に限らず親戚、同僚など詮索好きさんはどこにでもいるという経験者の声をもとに、子育てアドバイザーの長島ともこさんに対処方法を聞きました。
ごまかしてもごまかしても質問を続けるママ友に苦慮
「会うたびに家庭内、とくに夫について根掘り葉掘り聞いてくるママ友にうんざりしています。
話の流れでひとつ答えると、質問タイムに突入します。答えたくなくて話題を変えても、また話を戻して質問してくる鋼の心臓の持ち主。答えを濁すことにも疲れてきました。
ママ友なので揉めたくないし、良いかわし方はありませんか? いっそスカッと撃退したエピソードも知りたいものです」という投稿主のママさん。
まずはママ達の経験に基づく対処法を紹介します。
ママ達が実践する「答えたくない」という伝え方
「『うーん、個人情報だからなぁ、ちょっといえないんだ〜、すまん!』テヘペロって感じで答えたら、引きさがりました」
「『人の家のこと、詮索しすぎだよー。 ネットで噂になるけど、本当にそんな人がいるとは思わなかったー』と少し天然風に言ってみる」
「私は隠すほどの質問でなければ普通に答えていました。
ところが詮索好きなママ友と出会い、いろいろあって子どもに被害が出て考えを変えました。
『子どもから言わないでと、きつく言われているから』『あまりよその人に言いたくないの』と、はっきり断るようにしました。
詮索好きさんは、曖昧に答えるとしつこく食い下がるので、はっきり断るのがコツです」
王道は「質問には質問で返す」
「元転勤族です。行く先々で詮索好きさんに出会いました。
答えても答えても、疑問文が止まらないのが詮索好きさんの特徴です。なので疑問文は疑問文で答えるようになりました。会話がかみ合わなくなるけど仕方ない」
「『なんでそんなこと知りたいの?』『それを聞いてどうするの?』
咎めるような言い方ではなくて不思議でしょうがないという表情で、しつこい同僚に言ったことあります。
え、べつに、なんとなく、とモゴモゴしてました。ちょっとスッキリしました」
過剰な反応は良いことはない
根掘り葉掘り聞いてくるママ友に対してどんな対応がスマートなのか、PTA活動に多く携わり2人の母でもある子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。
「気心知れたママ友ならいざしらず、園や学校でたまに顔を合わせる程度の間柄なのに、何かにつけて根ほり葉ほり聞いてくる“詮索好き”のママ。どう関わったらいいか困ってしまいますよね。
“詮索好きなママ”とひと言で言っても、『周りと比べることで優越感を味わいたい』『情報収集や噂話が好き』といった“注意しておきたいタイプ”と、『単に話題づくりのきっかけを作っていろいろ話したい』といった“オープンなママ友タイプ”などさまざまですが、大前提として、答えたくない質問に無理に答える必要はありません。
ただし、相手の質問に対し『え? 何でそんなこと聞いてくるわけ?』などと否定的な態度で反応すると、それが元でトラブルに発展してしまうこともあります。
その場の雰囲気にもよりますが、
『ごめーん。その質問にはノーコメント!』『ご想像におまかせしまーす』『人様に言うほどのことじゃないわ〜』など、にっこり笑顔で、謙虚にさりげなくかわすのがよいでしょう。
『あ、そういえば、明日園(学校)に持たせるモノって何かあったっけ?』など、話題をそらすのも一案です。
それでもしつこく聞いてくる場合は、
『ごめん!用事を思い出した。もう行かなきゃ』『下の子の習い事の時間だから、またね!』などとよそおい、その場を去りましょう。
ママ友付き合いは、人とのコミュニケーションを学ぶ場でもあります。詮索好きのママに困ったり、イラッとしたりしたらそれを反面教師に。自分もそうなっていないか、日頃の言動を振り返る良い機会ととらえ、程よい距離を保ちながらのお付き合いを心がけましょう」
長島ともこ
フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
https://www.tomokonagashima.com/
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。