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「サザエさんが羨ましい!」昔は庶民、今はセレブの象徴? 働く母が凹む理由 【子育アドバイザーに聞く】

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彼女の持ち上げられた脚にテレビコントローラを持っている退屈で孤独なアジアの女の子は、自宅のリビングルームのソファに悲しい表情でチャンネルを変更しながら頭を傾けています。
PRImageFactory/gettyimages

「日曜日の夕方、テレビのアニメ『サザエさん』を見ると胸が苦しくなる」という声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。「昭和の日常は、令和では裕福な暮らし」という新しい視点は反響を呼び、子育アドバイザーの長島さんが心がざわつく理由を分析します。

サザエさんの恵まれた環境が羨ましくて、自分とのギャップに凹む

「サザエさん症候群」という言葉があります。日曜日の夕方(一部を除く)にテレビアニメの『サザエさん』を観ると「休日は終わった。明日からまた仕事(学校)だ」と、憂いを感じることを言います。

しかし投稿主のママは、ちょっと違うようです。結婚して実家から飛行機の距離に住んで10年。子どもが3人いて夫とも仲が良く、ママ友もそれなりにいます。

「母と娘で一緒に料理を作る温かい空間、大勢の家族で和気藹々と囲む食卓、
ご近所さんとの交流、ときどきちょっとおしゃれしてデパートへ行ってパフェを食べる。
私が幼い頃は当たり前にあった日常です。でも今は『あれは幻想だったの?』と、思うくらい、裕福な暮らしなんですよね。『サザエさん』を観ると苦しくなります」

すると、共感の声が届きます。

「私は『サザエさんがうらやましい』と大泣きして、夫をドン引きさせたことがあります。
両実家に頼れない状況のなか、仕事と子育ての両立に疲弊していました。
対して、サザエさんは実家の母と一緒に家事をする専業主婦。幼い子どもをポンっと預けてひとりでデパートでお買い物して、人間関係の悩みもなさそう。本気で羨ましかったのです」

「私も胸が苦しくなります。サザエさんの世界観とリンクするものはひとつもありませんが、『サザエさん』を観ていた子ども時代の、幸せだった頃のことがよみがえります。
今でも呑気に『サザエさん』が観られるのだから幸せなんでしょうが、ほろ苦さを感じています」

「うわぁー、よくわかります。私も『サザエさん』を観ると少し凹みます。
でもサザエさんの家は世田谷にあって、不動産価値は3億円らしいですね。
昔は庶民の象徴だったのに、今はセレブ。時代って面白いです」

そしてサザエさんスタイルの生活をしている方からの声も届きました。

サザエさん的な生活をしている人たちから「現実は違う」という声

「実家がまさにサザエさん一家と同じスタイルで、私はタラちゃんの立場でした。
現実はあんなにほんわかじゃないです。
ギスギスしてますよ。
今、私は親元を離れて核家族。誰にも頼れない育児は大変だったけど、優しい夫と協力したことが誇りであり、私の自信になっています」

「サザエさんに近い生活をしています。
私がサザエさんで、カツオと波平はいませんが、わかめとタマがおり、タラちゃんは3人います。
見た目ほど幸せじゃないですよ(笑)
フネとマスオに気を遣い、時には挟まれて、ひとりになれる時間は皆無。
大所帯なので旅行も外食もお金がかかるので、なかなか行けません。
私は親と離れて生活がしたい。気を遣う生活に疲れました。
サザエさんの苦労がわかるので、アニメは観なくなりました」

家族が多い少ないではなく、困った時に頼れる人がいることが大切と専門家

凹んだ時の気持ちの切り替え方について、2人の母でもある子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。

「共働き世帯が1000万世帯を超えて、専業主婦を大きく上回る現代です。今、女性の働く環境は大きく変化しています。

ひと昔前は、祖父母はもちろん近所の人が乳幼児を抱えている親をサポートしてくれるコミュニティがありましたが、いまでは核家族化が進み、地域社会とのつながりが薄れています。

仕事、家事、育児に日々奮闘するママたちにとって、のんびり平和な『サザエさん』の世界にふれたら、心がざわざわするのも無理はありません。

仕事をしながら、家事や育児のほとんどを引き受けていませんか? 家事や育児はひとりで抱え込まず、だれかに頼っていいものです。

家族の時間をどのように持ちたいのか、そのためにどんな働き方をしたらいいのかをパパと共有し、可能な範囲で家事・育児分担していきましょう。

ひとりで育児している場合、近所のママ友と“持ちつ持たれつ”の関係を築いて困ったときにお互い助け合ったり、ファミリーサポートなど地域の子育て支援サービス、家事代行サービスを調べ、利用するのも一案です。

サザエさん一家のような大所帯であることに、息苦しさを感じる人もいます。家族が多いか少ないかではなく、困ったときに頼れる人や場所とどれだけつながっているかが、ママやパパ、そして子どもの幸せにつながるのではないでしょうか」

長島ともこ

フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。大学生と中学生の母。
https://www.tomokonagashima.com/

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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