今年は年賀状出しましたか?出した人、出さない人の本音
日本郵政の年賀状発行枚数は年々減少傾向にあります。SNSやメールの普及で年賀状離れが加速し、年賀状を出さない人が増えているようです。
これを背景に、日本郵便では、購入・作成・送付・受取・保存の一連の年賀状作業をすべてLINEでできる年賀状サービス「スマートねんが」のサービスを開始するなど、年賀状の形態も変化してきています。
2022年、年賀状を出しますか?
口コミサイト『ウィメンズパーク』でリサーチしてみました。
出すけど、返事の来ない人はパス
「2020年の年賀状は、こちらが出したからお返事が届いたり、来なかった人もいました。そう言った方々には来年から出すのをやめることにしました」
こちらが出したから遅れて届くパターンは、かえって面倒をかけているかと思ってしまうことも。来なかった人で、疎遠な人には出さなくなる人も多いようですね。
出さないけど、来た人だけには出します
「自分からは出さないけど、来た人には出そうかなくらいのテンションです。しかも、もう子どもも中学生になったので、家族写真なんぞの気合の入ったものではなく、既に干支のイラストが印刷された市販の物で済ます予定」
「数年前から、年賀状が来た人にだけ出すようにしました。相手も来た人だけに返す人が多くなってきているので、こちらが先に出さないので年々枚数が減っています」
来たのにスルーするのも申し訳ない気もしますからね。来た人だけには出す人が多いので、やがて誰からも来なくなる日がきそう泣
面倒だけど、大事にしたい日本の風習
「ひとつの節目として、毎年出しています。ただ、印刷文だけで手書きメッセージがない人には、自分も手書きメッセージはなくていいかなと思っています」
「親バカですが、かわいいわが子をみんなに見て欲しくてがっつり写真入りのを出します。というか、出したいです!(笑)」
「子どもに日本の風習を教える上でも、年賀状は面倒だけど出し続けています。でも、子どもが自分で書く頃には紙じゃなくなっちゃうのかなぁ」
「家族の写真付きの年賀状や、近況が書いてある年賀状はもらってうれしいものなので、私も出すようにしています。でも、一言も添えていない既製の年賀状は、ちょっと物足りない気がしてしまいます」
子どもが小さい頃は、家族写真入りの年賀状も思い出になっていいものですからね。元旦に届いた年賀状を見ながら、懐かしんだり、ケチをつけたり(笑)、家族であれこれ盛り上がれるのも年賀状のいいところ。
スッパリと出すのやめました!
「もう3年前ぐらいから出してません。年末の焦りから解放されました」
「親戚はみんな高齢なのでもう出していません!新年のご挨拶ご遠慮しますみたいな連絡もらってますし」
「出すのやめました! 年末の忙しい時期の年賀状作業はストレスの何物でもありません。年賀状から解放されて楽になりました。子供のころから嫌いだったんですよね、年賀状。年賀状=友達の数って感じで」
「載せる写真どうしようとか、宛名印刷などの煩わしさから一気に開放されて年末の憂鬱がかなり軽くなりました」
年賀状の何が嫌かって、一年で一番忙しい師走にやらなければならないこと。ギリギリに作業をするから余計に面倒になっているのはわかっているのですが…。
スッパリやめてしまう解放感はハンパないと思います。
親しい人だけメールで“あけおめ”
「田舎なので親戚付き合いもあり出しますが、久しく会わない友人などの枚数は減らしています。普段からメールやラインで連絡を取り合っている人とかには出さないです」
「本当に仲の良い間柄こそLINEなどで繋がっているので、あえて年賀状出して『元気?今年こそ会いたいね』なんてこそばい一言を書き添える必要もないのが現状ですね。親しい人だけにメールであけおめです」
確かに『元気? 今年こそ会いたいね』の一言を、今まで機械的に何枚書いたことか。そして、何年会っていないことか。年賀状だけでつながっていたとはいえ、出さないと友人が一人減ってしまうようで寂しい気もしますが…
どんな形であっても、気持ちよく新年のあいさつができると良いですね。
(文・井上裕紀子)