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「赤ちゃんが泣かない飛行機」を体験してきました!

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全日本空輸(ANA)、コンビ、東レ、日本電信電話(NTT)の4社合同による「赤ちゃんが泣かない!?ヒコーキ」プロジェクト。10月1日の成田空港での記者会見後、機内での赤ちゃんの快適度をモニタリングする試験フライトのため、赤ちゃんたちを乗せたチャーター便が宮崎へと出発しました。果たして赤ちゃんたちは泣いたのか、泣かなかったのか。機内の様子をリポートします。

AM10:00 成田から宮崎へ出発!

試験飛行のモニターとなった赤ちゃんは、プロジェクトを推進する4企業の従業員とその家族です。3才未満の赤ちゃんは、36人参加しました。出発前は、皆一様にリラックスした雰囲気。心拍数をモニタリングする「hitoe®」を空港ロビーで装着し、成田発、宮崎行きの飛行機に乗り込みました。

午前10時過ぎ、ほぼ定刻通りに飛行機は出発。結論から言ってしまうと、ほとんどの赤ちゃんは泣きました。テレビ局や新聞社をはじめ多くのメディア関係者が同乗して取材をしていたこと、また出発時刻が朝早かったことが影響したかもしれません。

ただ、出発から到着までの間に「泣きやすいポイント」のようなものはありました。まずは飛行機のエンジン音。機内に「ゴー」という大きな音が響き渡り、それに驚いて泣き出した赤ちゃんも少なくなかったようです。

離陸と同時に、「タブレットをなめてください」との機内アナウンス。コンビが「耳抜きグッズ」として用意したタブレットです。まだタブレットが食べられない小さい赤ちゃんには、コンビのマグストローで飲み物を与えて、耳抜きを助けている様子が見られました。

マグストローで水分補給しながら「耳抜き」

パパとママ、お兄ちゃん、お姉ちゃんの5人で参加した大道翔実(とみ)くん。離陸時はコンビのマグストローを手に、落ち着き払っていました。というのも翔実くん、実は今回が飛行機移動4往復目という“ベテラン”の赤ちゃんなのです。

「上の子たちの経験から、飲み物を飲ませると耳抜きできることを知っていたので、今日も同じようにして落ち着かせています。コンビさんが用意していたマグストローですが、実は家でも同じものを使っているので、違和感なく使っていますね」(お母さんの大道はるかさん)

マグストローは、普段から使い慣れているものがいちばんのようです。コンビのプロダクトセンター企画室マネジャー・亀井百恵さんも、旅行前に家で使い慣れておくことをおすすめしていました。

食べて「ギャン泣き」を克服

今回が初フライトとなる、大森結翔(ゆいと)くん(2才4カ月)は、お兄ちゃんとパパ、ママ、4人での参加です。結翔くんのお母さん、美由紀さんは、長男が初フライト時に“ギャン泣き”していたこともあって心配していましたが、今回はタブレットを食べさせたおかげで、離陸の時にも泣くことはなかったようです。

「やっぱり食べ物があると違いますね。タブレットを食べたあとは、持参したお菓子を食べて、今はおむすび。普段からよく食べる子なんです(笑)」(大森美由紀さん)

コンビのタブレット(ぶどう味)が気に入ったようで、1つ食べ終わると「もっとちょうだい」とねだってきたそうです。今回のフライトで自信をつけた大森一家は、近々沖縄に行く予定があるのだとか。

乗り物が苦手な赤ちゃんが「遊んでほしそう」に

1才2カ月の乙咩美結(おとめ・みゆ)ちゃんも初めてのフライトです。ママの郷子(さとこ)さんは、中耳炎にならないか心配で、飛行機を避けていたようです。

「普段は地上の乗り物でもよく泣くタイプなので、今日はもっと泣くかと思いましたが、おとなしくしています。耳も大丈夫なのだと思います。飲んだり食べたりしていると落ち着くようですね。これで実家の大阪にも帰りやすくなりました」

赤ちゃんの気持ちを知る手がかりとなる心拍数の見守りアプリ「hitoe®BABY」を通じて、郷子さんは美結ちゃんが「遊んでほしそうにしている」と感じ取っていました。

想定外の"180度旋回"に泣き出す赤ちゃん続出

飛行機はおおむね順調なフライトを続けていましたが、宮崎空港着陸直前、ちょっとした想定外の出来事がありました。通常であれば、成田方面からやってくる飛行機は進路を変えずに海側(東側)から着陸できるのですが、この日は風向きの関係で山側(西側)から着陸しなければならなくなったのです。180度の急旋回を余儀なくされた機体は大きく斜めに傾き、赤ちゃんの泣き声も大きくなってきました。さらに車輪が地面に着いた瞬間の衝撃でも、泣き出す赤ちゃんが…。事前に耳痛対策はしていましたが、こればかりはどうしようもありません。

この日は偶然に、ひよこクラブ記者の隣に座っていた、ANAホールディングスのデジタル・デザイン・ラボ、チーフディレクターの津田佳明さんも、この状況には苦笑い。ただ、「最初から全く泣かなかったらプロジェクトの意味がない」と前向きにも述べていました。課題発見という収穫に手応えを感じているようでもありました。

帰りの機内は「静寂の時間」も

正午前に宮崎空港に到着した一行は、宮崎空港内で昼食をとるなどして過ごした後、午後3時発の成田行きの便に乗り込みました。

やはり何事も「慣れ」は大事です。帰り便の赤ちゃんたちは、行きの便ほどは泣きませんでした。疲れていたこともあってか、パパやママとぐっすりと眠ってしまう子も…。そして時折、機内でだれも泣いていない静寂の時間が訪れました。一時的ではありますが「泣かない飛行機」、実現しました。
長かった一日、赤ちゃんたちはこの経験で大きく成長したかもしれません。

赤ちゃんはどこにいても泣くのは当たり前。ANAホールディングスの津田さんが、「100がゼロになることはないと思いますが、データを少しずつ集めながら『泣かないヒコーキ』をめざしていく」と話していました。今後のプロジェクトの動向に期待したいですね。実際、まだ発表できない新製品の開発も進んでいるそうです!

今回話を聞いたパパ、ママが口をそろえて言っていたのは、「まわりがみんな赤ちゃんのいる家族というのが安心だった」ということでした。赤ちゃんたちが「泣いてもいい飛行機」で初フライトを体験できるようなイベントがあると、喜ぶパパ、ママは多いかもしれません。(取材・文/香川 誠、ひよこクラブ編集部)

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