幼稚園入園前の3・4歳は焦らないようにできることを増やしていこう
いざ入園を目の前にして、ママやパパとしては何を準備しておけばいいかわからない、というケースも多いのではないでしょうか。あれもこれもしてあげたほうがいい気がする…逆にあまりやりすぎないほうがいいかも? と迷ってしまうこともあるはず。
実際に子どもを入園させたママやパパたちはどのようなことを「しておけばよかった」と思ったのでしょうか。
習慣づけておけばよかった…生活のあれこれ
子どもにとっての集団生活は戸惑うことも多いはず。その中でスムーズに生活を送るためには、おうちであらかじめ身につけておいたほうがいい生活習慣もあったようです。
1. 着替え
幼稚園では制服から体操服に着替える場面も。朝のお着換えは、時間に間に合わせるためおうちの人がパパっと着替えさせてしまうので、なかなか練習ができないもの。
ママやパパがやるとスムーズにできることも、子どもが自分でやるとなると時間がかかってしまうもの。例えば、ボタンの留め外しにも一苦労なのでおうちで練習させておけばよかったという場合もあります。
2. 規則正しい時間の過ごし方
なかなか苦戦するのが早寝早起きの習慣。実際に起きるようになるまでは、子どもが朝に強いか弱いかもなかなか分からないもの。
また、時間で動く習慣がついていないので、出かける時間になってもなかなか動けない、と朝の用意がなかなか進まないという声も。
集団生活は大変なことばかり?
これまで、ママやパパなどおうちの人と接することが多かった子どもにとって、まさに幼稚園は未知の世界。挨拶や先生やお友だちに自分の気持ちを伝える場面も出てきます。
1. あいさつの習慣
なにげない挨拶ですが、幼稚園の先生や、友だちに自分からあいさつをするのも習慣がなければできないこと。「おはよう」「こんにちは」が友だちのおしゃべりのきっかけにもなるので、とても大切な習慣です。
2. お話をするのも大変!
挨拶もそうですが、友だちに話しかけるのもどのようにしたらよいかわからない、という子どもはいます。自分の気持ちを口で伝えることができないと、なかなか意思疎通が図れません。
入園前にやっておきたいこと
ママやパパにとっても子どもの入園はドキドキの一大事。焦らず、子どもと一緒に準備をしておくと、安心して入園を迎えることができます。
入園前にやっておくといいふたつのことをご紹介します。
1. 園での生活の流れをイメージしておこう!
初めての登園や集団生活など、事前にイメージをしておくことで、ママやパパがそばにいなくても園での生活をスムーズに過ごすことができます。
登園して、あいさつをして、カバンはどこに置くか……といったことを知っているだけでも、子どもはリラックスすることができるんです。
2. 少しずつできることを増やしておこう!
幼稚園では、自分でがんばることが増えてきます。たとえば、お片付けであったり、着替えであったり、それまではおうちでママやパパと一緒にしていたことも、子どもひとりでやるように。
園でも先生の力を借りずに「自分で準備ができる」という自信が、園での活動を思い切り楽しむ後押しになります。
頑張りすぎず、自然に習慣を身に着けよう
「子どもがこれができるようにさせておこう」「あれもできるようにしなくっちゃ!」とママやパパが一生懸命になり過ぎると、子どもも親の行動を敏感に感じとり、いつものペースでやれば徐々にできていく事も難しくなってしまう場合も。あくまで、楽しくおうちで習慣づける、ということを念頭に置きつつ、一緒にできることを増やしていきましょう。
おうちでできたことが、幼稚園でも実践できるようになると、きっと子どもの自信にもつながるはず。そうすれば、「もっといろいろできるようになりたい!」と威力も湧くようになるでしょう。
取材・文/ふくだりょうこ
取材協力/こどもちゃれんじ