偏差値82からド底辺へ…極端がすぎる!【御手洗直子のコマダム日記】
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。
「つっこみが止まらないコマダム日記」#110
今回は学生時代の成績にまつわるお話です。
~偏差値82から進級会議まで~
私の人生の中でこれはすごいだろと他人に自慢できることと言えば偏差値82をとった優等生から進級会議にかけられるド底辺生徒まで急降下し、生徒としてトップも最底辺も経験していることだと思う。
さてもう本当にコラムのネタが無いのでほぼ自慢話に終始する幼少の頃の話をさせていただくが、後でちゃんとド底辺まで転落するのでこのページを見てくださっている方は安心して読み進めていただけると嬉しい。ごめん。だって100話も書いてるとホントにもうマジで本気でネタが無いんだもの。
私の母は教育ママで長女の教育には厳しかったが、三女(私)の教育に辿り着いた頃にはなんだかもうヤル気も失せ、さほど厳しいノルマを課すという状態でも無かった。私は先取り学習などもせず、家で学校の復習をする程度の小学生であった。が、いまだに母は『私が小学生の頃先生に「直子さんが学校の問題が簡単すぎるのでもっと難しい問題をやらせてくださいと言ってくるので対応に苦慮しています」と言われた。』という話を聞かせてくる。マジかよ。私は覚えていないのだが、いまだにこの話をめちゃくちゃ聞かされるので母にはよほど印象的な出来事だったのであろう。
小学生の頃はあまり覚えていないが、中学生の頃は結構覚えている。中学生の頃の私はほぼ無双であった。定期テストは96点以上が平均であり、95点以下はイマイチであり、90点以下は論外であった。母に言われた訳ではない。己の中の基準である。嫌な中学生だな。
さてそのくらい勉強ができる子というのは何を考えているのかと思うと、『勉強すると高得点が取れて褒められるから楽しい』と思っている。(私調べ/サンプル数1)勉強が楽しいのではない。点が取れるのが楽しいのである。いわばテストは『96点以上取れるかゲーム』なのである。ちなみに私は他人との比較に興味が無いので自分の上にも下にも興味が無かった。96点以上取れるかどうかという一点に興味があり、さらに95点以下であっても今回はイマイチだったなと思うだけで特にがんばって復習するわけでもないという『知識や情操のための勉強』ではなく完全に『テストで良い点を取るための勉強』にハマッているタイプであった。(つづく)
次回……テストで96点以上を取るにはどうすればいいか。
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko