赤ちゃんとの“電車・バス移動”デビュー前にチェック!トラブル回避のポイント4【保健師】
赤ちゃんと一緒にちょっと遠出をするときは、電車やバスといった公共交通機関を利用するケースも出てきます。移動中の車内でトラブルが起きるとどうしてもあわててしまうので、乗車前にしっかりと準備をしておくことが大切です。
保健師の平田かおり先生に、赤ちゃんと電車やバスに乗る際の注意ポイントを教えてもらいました。
【電車】利用するエレベーターの位置は事前に調べておく
駅のホームが地下にある場合もあり、ベビーカーでの移動は大変なので、エレベーターを利用しましょう。
「ベビーカーで電車に乗るときは、乗車駅・乗換駅・到着駅それぞれのエレベーターの場所を事前にチェックしておきましょう。エレベーターが設置されていない駅の場合は、駅の係員さんに相談すると、ベビーカーを運ぶ手伝いをしてもらえることがあります」(平田先生)
【電車・バス】ラッシュアワーの時間帯は避ける
どうしてもその時間に乗ることが必要でない限り、朝や夕方など、混雑する時間帯の利用は避けるのがベターです。
「路線によりますが、通勤・通学で混雑する朝(7:00~9:00ごろ)と夕方(18:00~20:00ごろ)に赤ちゃん連れで利用するのは避けたほうが無難です。
その時間帯に乗車する場合は、ベビーカーより抱っこひもがおすすめ。ベビーカー移動の場合でも、念のため抱っこひもを用意して、ベビーカーを畳めるようにしておくといいでしょう」(平田先生)
【電車】乗車前におむつ替えや授乳を済ませておく
長い時間電車に乗る場合、忘れずにやっておきたいのがこのポイントです。
「おむつが汚れていたり、おなかがすいていたりすると、赤ちゃんが車内でグズグズしてしまう原因に。出かける前の自宅か駅の化粧室(トイレ)などで、おむつ替えや授乳を済ませから乗車するといいでしょう」(平田先生)
【電車・バス】ベビーカーマークのついた車両を選ぶ
ベビーカーマークとは、ベビーカーを安心して使用できる場所や設備を表すマークです。電車やバスの車両によって、このマークがついていることがあります。
「このマークがついている車両には、ベビーカー優先スペースが設置されています。ベビーカーを開いたままの状態で乗車しやすいので、活用するといいでしょう」(平田先生)
出典/国土交通省ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000091.html)
監修/平田かおり先生 イラスト/別府麻衣 取材・文/ひよこクラブ編集部
公共交通機関を使っての移動は、慣れるまで心配や不安がつきもの。トラブルを防ぐには、下調べと準備をしっかり行うことが大切なようです。
参考/『中期のひよこクラブ』2022年春号特集「持ちものは?スケジュールは?失敗しないコツは? お出かけ上手なママ・パパになりたい!」
※掲載している情報は2022年4月現在のものです。
『中期のひよこクラブ』2022年春号には「持ちものは?スケジュールは?失敗しないコツは? お出かけ上手なママ・パパになりたい!」特集があります。
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