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母乳が足りてない?授乳間隔はこれでいい? 産後の授乳、つまずきがちなポイントは?

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若いお母さん授乳彼女の生まれたばかりの子供。母乳幼児の概念。母彼女の赤ちゃんの息子や娘の母乳をフィード
AlekZotoff/gettyimages

出産後すぐに始まる授乳は、ママにとって悩みの種。そこで新米ママが陥りやすい授乳の落とし穴について、保健師・助産師・看護師の中村真奈美さんがアドバイス。新生児期~生後3カ月に感じやすい授乳のお悩みを解決します。

授乳が安定するまでの100日間は、最もママが悩む時期

赤ちゃんの満腹中枢が育ち、授乳のリズムが定まるまでには100日かかると言われています。この不安定な約3カ月間は、授乳の悩みが出るのは仕方がない時期。焦りすぎずにのりこえましょう!

母乳育児のつまずきポイント

産後、多くのママが抱える母乳の悩み。母乳の出方は人それぞれで、また、赤ちゃんによってもたくさん飲む子や飲めない子など、ひとりひとり違います。

監修の中村さんに、長年の経験から、ありがちな母乳の悩みと解決策を教えてもらいました。

「授乳してもすぐに赤ちゃんが泣いてしまう…。母乳が足りてない?」

授乳後に赤ちゃんが泣く理由は母乳不足だけでなく、飲みすぎやゲップがうまく出ず気持ちが悪い、抱っこしてほしいということも。もちろん、昨日までは足りていたけど今日は足りない…ということも、急成長する時期なのであり得ます。

母乳不足が不安なときは、「足りているサイン」と照らし合わせて様子をみましょう。

0~3カ月ごろの母乳が足りているサイン
・1日8回以上授乳している
・おしっこが1日6回以上出ている
・顔色や機嫌がいい
・体重が身体発達曲線の帯の傾きに沿って増えている

「小さめで生まれたせいか、母乳がうまく飲めません。母乳育児はあきらめるべき?」

小さめで生まれた赤ちゃんは、口と乳首のサイズが合わない、吸う力が弱いといった理由で、うまく母乳が飲めない場合があります。しかし授乳を続ければ上手になっていくので、すぐにあきらめなくても大丈夫。小さく生まれた子には、その子にあった栄養の母乳が出るので、ぜひ飲ませてあげてください。

ただ十分に吸われないと母乳の分泌が減るので、分泌維持のためにも1日8回の搾乳を続けることが重要です。抱っこや添い寝などのスキンシップも、母乳ホルモンが出るのでおすすめ。

「たくさん母乳が出るのに赤ちゃんがあまり飲んでくれず、おっぱいが痛いです」

母乳が分泌過多になっている可能性があります。痛みがあるなら乳腺炎も心配なので、母乳外来で相談を。乳腺炎のケアとともに、母乳量を抑える施術もしてくれます。

分泌過多の場合、母乳が出る勢いが強くて赤ちゃんが嫌がって飲んでくれないことも。授乳前に少し搾乳して勢いを抑える、やや縦抱きの姿勢で授乳するという方法を試してみましょう。

「赤ちゃんは飲んでくれるのに母乳が足りていないみたい。母乳をもっと出すには?」

母乳を出すには、赤ちゃんに吸ってもらうのがいちばん。1日8回以上を目安に頻回授乳を。母乳は血液から作られるため、肩こりや冷えをケアして血流をうながすのもおすすめです。

また母乳の分泌には不安やストレスも影響します。とくにこの時期に多いのが、里帰りなどでの家族トラブルによるストレス。その場合は、ストレスの原因を取り除くか、解消方法を考えるしかありません。
「母乳が出ていないかも」と考えることがストレスになる場合もあるので、一度母乳外来で母乳を出してもらうのも◎。母乳がぴゅーっと出ている様子を見て安心した結果、母乳量が増えたという人もいますよ。

ミルクを使うときのつまずきポイント

授乳スタイルには、母乳のみで育てる完全母乳(=完母)以外にも、母乳と粉ミルクどちらも与える混合授乳、粉ミルクのみの完全ミルク(=完ミ)があります。ミルクを与える場合、ミルクの量や、授乳間隔について迷うママがたくさんいます。

「母乳のあとに足すミルクの量がわかりません」

母乳とミルクの混合授乳の場合、母乳の分があるため、ミルク缶の表記通りに足すわけにはいきません。大変ですが、赤ちゃんの様子をみながら量を調節しましょう。

母乳育児をメインにしたい場合は、必ず母乳を先に飲ませ、1日8回両側のおっぱいを吸わせることが前提。その上でミルクを足します。「前回の量では足りないかな?」と思ったら20mlずつ増やしてみましょう。次の授乳までの間隔が5時間あくならミルク量が多い証拠。3時間くらいで次のおっぱいを欲しがるミルクの量を探って。

「授乳間隔があかないので、3時間を待たず粉ミルクをあげていい?」

完ミや混合授乳でミルクを与える場合、ミルクは消化に時間がかかるため、3時間おきに与えるのが基本とされています。

でも、この時期は母乳が出る量も、赤ちゃんが飲む量も一定ではないため、授乳間隔が不安定になっても仕方ありません。授乳のたびに3時間あけずにミルクをあげるのは赤ちゃんの負担になりますが、イレギュラーであれば2時間あいていれば大丈夫。飲める量が増えている可能性もあるので、前回から20 ml増やした量で様子をみましょう。

「ぐっすり眠って起きません。起こして授乳するべき?」

寝ているから授乳しなくていいわけではありません。とくに生後2カ月までは、授乳間隔は最長4時間が目安。それを超える場合は赤ちゃんを起こして授乳しましょう。授乳間隔があき過ぎると、授乳量が足りず赤ちゃんの体重が増えないうえ、ママの母乳も安定しにくくなります。

監修/中村真奈美さん

取材・文/山本二季、たまごクラブ編集部

授乳が安定しないこの時期は、ママも赤ちゃんも練習期間。時には小児科や母乳外来などで相談しながら、2人にとってちょうどいい授乳の仕方を模索していきましょう。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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