飴色玉ねぎがたった10分でできちゃう!? 本格的だけど時短!忙しいママの「とにかく時短で…」を叶える“レンチン料理”のコツをTwitterで人気の料理研究家が伝授!
家事の中でもママたちを悩ませているのが、毎日の食事づくり。「レパートリーを増やしたい!」「少しでも早くできるレシピを知りたい!」などの声が寄せられています。
「たまひよ」WEB・アプリユーザーへのアンケートで集まったママたちの声とともに、Twitterで34.5万人のフォロワーを持つ料理研究家・ジョーさん。にレンチン料理のコツと簡単レシピを伺いました。
「余裕がない」「時間がない」の声、多数
まずはママの声から紹介します。
■ とにかく時短レシピを知りたい!
「とにかく時短でできる、電子レンジ活用とか使い回しレシピを知りたいです」(さくら)
■ 料理はなかなか進まない…
「自分で作る料理はありがたみがないせいか、なかなか進まなくて困っています…」(な)
■ ミールキットは便利だけど高くて!
「料理の献立を考えるのが苦手で、平日はミールキットの宅配を頼んでいます。でも割高で…」(かきぴ)
■ 本当のズボラでもできる料理を教えて!
「超がつくズボラです。ズボラでもできる簡単調理法が知りたいです」(とどこ)
飴色玉ねぎもレンジを使えば、かなり時短に
多くの料理アプリが登場してもなお、ママたちからは時間も手間もかからないレシピを渇望する声はなくなりません。
少しでも多くの人に作ってもらうため、面倒なことをせずに美味しくするワザを、日夜工夫しているジョーさん。に、簡単にできるレンチン料理と時短テクニックについてお聞きしました。
「レンジ調理は、火を使うレシピと違い、一度スイッチを押したらほったらかしでできるため、オススメしています。
たとえば、お子さんと2人分くらいの量のパスタを茹でるために、大量のお湯を沸かすのはちょっとためらってしまいがちですが、レンジなら最低限の水で済みます。
また、夏場など台所に暑くて立っていられないときでも便利ですね。
レンチン料理は、野菜を茹でたり、蒸し物をしたりと多くの人がやっていると思うので、2つほど、オススメの使い方をご紹介します。
玉ねぎの下処理は、汎用性が高いと思っています。カレーなどで、玉ねぎをじっくり炒めるときなど、飴色玉ねぎが10分くらいでできてしまいます。
深さのある耐熱皿に切った玉ねぎを入れてラップしてチンし、軽く混ぜ返してもう一度チン。一気に加熱しようとせず、2〜3回に分ける程度の加熱で終わらせるのがコツです。
中くらいサイズの1個の玉ねぎだとしたら、2分で一度混ぜ、また2分くらい加熱するくらいが目安です。
あまり知られていないところでは、お肉を焼く前に、火が通らない程度に温度を上げる際にレンジを活用します。肉は低温から一気に火を入れると硬くなり、肉汁が流出しやすくなってしまう性質があるので、レストランなどでは常温に出しておいてから焼いています。
家庭でも冷蔵庫から出して、しばらく置いてから焼くと味がグッとよくなるのですが、時間がないときはレンジで20秒ずつ様子を見ながら加熱していくのがオススメです。
牛肉ステーキや鶏や豚のソテーなど、なんでも応用できます」
レンジだけで涙が出るほどうまい「鶏肉カシューナッツ炒め」(作りやすい分量:2〜3人分)
① 鶏もも1枚、パプリカ1個を2〜3cmに切り、3分レンチン。
② しょうゆ・酒大さじ1、砂糖小さじ1、片栗粉・オイスターソース小さじ2を入れて混ぜ、2分半レンチン。
③ カシューナッツ50gと混ぜたら出来上がり。
レンチンだけで「至福のオムライス」(2人分)
① 鶏もも肉1枚を細切れにし、ボウルに、みじん切りした玉ねぎ1/2個とケチャップ大さじ8を入れて混ぜ、ラップし7分レンチン。
② ①にご飯2膳弱とバター20gを混ぜてラップをし、再び2分レンチン。
③ 上にのせる卵を作ります。別の小さめのボウルに、卵2個、ピザ用チーズ30g、牛乳大さじ2を混ぜてラップし、2分チンすればOK。2人分をそれぞれ作って②にのせて出来上がり。
※レンジは600Wでの使用を基準にしています。
※電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
本当にこれで、できるのかと思うくらい簡単ですね。ぜひ、実践したいと思います!
(取材/文・橋本真理子)
ジョーさん。
PROFILE
料理研究家。世界に一つでも多くの幸せな食卓を作り出すために、料理研究家として活動。 Webで“バズる”企画を得意とし、Twitterで投稿した「春巻きの皮クレープ」「アスパラのバターごはん」が20万いいね!を獲得、テレビなど各メディアで注目を集める。 記事の企画開発、執筆、撮影、編集、フードコディネートまでを一人で行う。
※文中のコメントは「たまひよ」WEB・アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。