ここがかゆいのにここじゃない…！かゆい所にたどり着けない【御手洗直子のコマダム日記 ＃137】

一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ＆エッセイでお送りします。

「つっこみが止まらないコマダム日記」#137
今回はかゆみの神経にまつわるお話です。

ググッても何も解決しない

私はかゆい所に手が届く人である。気遣いの話ではなく、物理の話である。体質なのか腕をよく使う故になのかはわからないが背中の全ての部位に手が届く。ので背中のどこがかゆくなっても自分ですぐかける。数少ない自分の長所である。

というわけで背中がかゆくなってもあまり困らないのだが、頭がかゆくなると困ることが多い。アッ…なんかこの辺がかゆい。と思ってかいても違う。かゆいのはここじゃない。周辺をかけどもかけども、かゆい所にたどり着けないことがままある。そんな感じで本当にかゆい所がどこなのか見つけられないことは無いですか。私は、ある。

なんか耳の周りの神経がおかしいのか、かゆいのは実は皮膚ではなく皮膚の奥のどこかがかゆくなっているのかはわからないが、『このあたりがかゆい』という所をかいてもかゆい所を見つけられないのだ。とてもモヤモヤする。夜中などこれで最終的にかゆい所を特定できずモヤモヤしたまま寝る。ということがしばしばあるのだが、他の人はどうなんだろうか。

と思ってググッてみたらやはりある程度の人が体験したことがあるようで安心した。だよね～～、あるよね。困りませんか？これ。

ググッてはみたものの、かゆみのメカニズム自体がまだ完全には解明されていないらしく解決法はどこにも掲載されていないのであった。なんとなくわかってたけど解決法ないんかい～～。少なくとも私がググッた記事では全ての質問者が解決法にたどり着くことなくモヤモヤしたまま話を終えていたので、モヤモヤを共有はできたもののモヤモヤを駆逐できることは無く終わってしまったのであった。大変にモヤモヤする。無念である。遺憾である。

唯一喉の奥がかゆかった時に偶然耳かきで耳掃除をしたらまさにかゆみの震源地にヒットしたことがあるのでたぶん近い神経のどこかがかゆいのであろうが、私の場合は特に頭のかゆみの神経がおかしなことになっているようで頭がかゆくなるとわりと震源地を見つけられずにモヤモヤすることが多いのでなんとかしてほしい。なんとかならんのか、神経。

ちなみに私の場合足の裏がかゆい時は脛をかくと解決することが判明している。なんでだよ。頭も解決法を教えてほしい。（おわり）

御手洗直子
Profile　pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」（共に新書館）、「腐女子になると、人生こうなる！～底～」（一迅社）、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」（ベネッセコーポレーション）など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
　御手洗直子twitter：＠mitarainaoko