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35才で大学生のスザンヌにインタビュー「小さい息子を連れて、熊本移住を決めたときは不安な気持ちも…」

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子どもたちと公園へ行った日。私は見守り隊をしつつ、読書タイム。最近のお気に入りは町田そのこさんの本

この春、35才での高校卒業&大学進学を成し遂げたスザンヌさんに、進学を決めたきっかけや地元・熊本県に移住しての子育てのことなどをインタビュー。今回は熊本に移住してからこれまでのことを聞きました。

移住を決めたときは「小さい息子と2人でどうやって生活を…」という不安も

――2015年から東京を離れて熊本で生活されているということですが、熊本での生活を振り返ってみていかがですか?

スザンヌさん(以下敬称略) 帰ると決めたときは、自分の実家がある地元に帰るのは楽しみでしたが、「小さい息子と2人、これからどうやって生活していくんだろう…」という不安もありました。
でも帰ってみたら、熊本の皆さんが本当に温かく迎えてくれて…。

息子が幼稚園に入園すると、初めての「ママ友」もできました。息子が小学生になった今はコロナ禍ということもあり、ママ同士が交流する機会が少なくなりましたが、幼稚園時代は毎日送り迎えもしていたので、幼稚園帰りにお茶をしたり、時には集まって夕食を食べたり…。息子を通してすてきな出会いがたくさんありました!

都会は都会でいいところがたくさんありますが、私はこちらに移住してから、肩の力が抜けてゆったりとした気持ちで過ごせるようになりました。オン・オフのメリハリもしっかりつけられるようになって、以前より自分らしく生活できているような気がします。

同じマンションに住む妹家族の協力が、心強くてありがたい!

――今は仕事のたびに上京するスタイルでしょうか? 自宅を離れるときは、息子さんはどうしているんですか?

スザンヌ はい、仕事があるタイミングで東京や大阪、福岡などへ行っています。同じマンションに妹家族が住んでいるので、私が仕事に行くときは息子は妹に預かってもらっています。妹の家で預かってもらったり、私の家に来てもらったり。私がいるときは、4才のめいっ子が泊まりにきたりして、お互いの家を行き来して、いとこ同士で仲よくしています。息子も妹家族が大好きで、安心して預けられるので、すごく心強くてありがたいです。

――「熊本県宣伝部長」にも就任されて、熊本のPRの仕事もしているんですよね?

スザンヌ 実は移住する前の2008年から活動しているんです。熊本の魅力を発信するためにいろいろな活動をさせてもらいましたが、中でも「くまもん」と一緒に吉本新劇に出てPRをしたのは楽しくて今でも心に残っています。

2011年に九州新幹線が開通して、ちょうどそのタイミングで「くまもん」が誕生したんですが、「くまもん」がどんどん有名になってみんなに愛されていく姿をずっと近くで見ていました。私も「くまもん」の大ファンで、くまもんからたくさんパワーをもらっています。
大好きな熊本のPRができるのは、すごく光栄です。私自身、熊本の新しい魅力を知ることもあって、楽しみながら続けています。

熊本地震のときは、息子&母と連絡が取れず、血の気が引くような怖さを体験

――熊本といえば、息子さんが小さいときに、熊本地震で大変な思いをしたと聞きましたが、当時のことを教えていただけますか?

スザンヌ 2016年に熊本地震が発生したとき、息子はまだ2才。その日は息子を実家の母に預けて、私は福岡に出張中でした。まず前震があって、そのあと本震があったのですが、前震のときは母と連絡が取れて「こっちは大丈夫だよ。仕事を頑張って、帰っておいで」と言われて。「大事にならなくてよかった」と思い、仕事を続けたのですが、そのあと起こった本震のあとはまったく連絡が取れなくなってしまって…。あのときは、「このまま会えなくなったらどうしよう…」と血の気が引くような怖さを体験しました。

翌朝、やっと母と連絡が取れたときは、「私たちは無事だけれど、家が大変なことになっていて、避難所にいる」と。無事でいてくれて、ほっとすると同時に、「元気で生きてさえいてくれたらそれだけで何もいらない」ということを実感しました。

――それ以来、防災グッズなどもそろえていると聞きました。

スザンヌ はい、防災リュックと歩きやすいスニーカーを寝室の枕元に置いています。子ども部屋の取り出しやすいクローゼットにも防災リュックを置くように。防災リュックの中身も、2~3カ月に1回は見直ししています。
息子にも、離れているときに地震が起こったときの待ち合わせ場所や、学校で地震があったときの引き取り方法などを普段から伝えるようにしています。

防災グッズは2~3カ月に一度見直し!

私が用意した防災リュック。中身も2~3カ月に一度、見直しするようにしています。

息子&めいっ子は仲よし! 旅行や外出も一緒に

妹家族とは一緒に旅行や外出に行くこともしょっちゅう。これは「阿蘇カドリー・ドミニオン」に遊びに行ったときの写真。

いつも全力で抱きついてくる息子!

熊本に来てからは、ゆったりした気持ちで子育てができています。全力で向かってくる息子のハグは、受け止めるのも大変(笑)。

お話/スザンヌさん 取材・文/渡辺有紀子、たまひよONLINE編集部

「自然が多くのびのびとした環境で子育てができるのもいいところ!」と話してくれたスザンヌさん。やさしく穏やかな笑顔が印象的でした。次回は気になる高校入学・卒業&大学進学のことを聞きました。お楽しみに!

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

スザンヌさん

1986年10月28日生まれ。熊本県出身。タレント・モデルとしてテレビ・雑誌など多方面で活躍。14年に男の子を出産し、15年に地元・熊本県に移住。ブログやインスタグラムでも日々の生活やファッションコーデなどを更新中。

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