“夢のマイホーム”のために★ママたちの節約&ローン返済術
●9月23日は「ふ(2)どう(十)さん(3)」の日
1984年、全国宅地建物取引業協会連合会が不動産取引をより活発化させようと「ふ(2)どう(十)さん(3)」の語呂合せから9月23日が「不動産の日」に制定されました。
ちなみに、2017年7月に国税庁から路線価が発表されました。いわゆる土地の価格です。
当時、日本で一番高い土地はどこかご存知でしょうか?32年連続で日本一となったのは、東京都中央区銀座5の「鳩居堂」前。なんとたった1平方メートルあたりで4032万円!銀座は、松坂屋銀座店の跡地を再開発した話題の商業施設「GINZA SIX」や「東急プラザ銀座」など、なにかと注目の集まる場所となり地価が上昇中。
「三越銀座店」前や昨年9月に開業した「GINZA PLACE(銀座プレイス)」前も鳩居堂前と同額でした。
そして、2位は大阪の「北区角田町御堂筋」、3位は神奈川の「西区南幸一丁目横浜駅西口バスターミナル前通り」でした。
夢のマイホームの実現に向けて、ママたちの節約&ローン返済
不動産、夢のマイホーム、欲しいですよねえ。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、夢のマイホームに向けて上手に貯金しているママ、マイホームを購入してローン返済のために節約をがんばっているママがたくさんいます。
「なぜか新築の家を買うと、金銭感覚がマヒして車も買い替える人が多いんですよね。うちは、車も大型車だったのを軽に乗り換えました。税金だけでもすごい差ですし、燃費も悪かったので」
「家を買うと、新しい家具を揃えたくなるけれど、子どもがいると、せっかくの家具も数年でボロボロに。影響のなさそうな家具だけ新しく揃えました」
「家を建てる時、大抵の事はセルフで経費削減です。カーテンレールは自分で付ければ最小コスト、フロアコーティングもセルフ、温水便座や棚の取り付け、玄関のタイル張り、外回り水栓の増設etc、大抵のことは自分でやってみて、ダメだったら最後の最後で業者です。時間と体を使って節約ですよ」
さあ、いざ一戸建てを購入しても、ローンの返済のほかにかかるのが10年過ぎてから一気に続くメンテナンス代。外壁のひび、給湯器の取り換え、屋根の張替えなど、何十万単位で出て行くから大変!
「ローン支払い用の口座に毎月1万残す様に振り分けて修理費用として10年で120万貯めています」
「家のメンテナンスを見越して10年後にかかるものを先に保険で払い込んでいます。子どもの教育費にかかる時期と重なると、大切な家の修繕は二の次になってしまいそうなので」
そして、メインのローン返済は?
「ローンの利息って高級車が買えるくらい、あるいは、もう一件家を建てられるくらいですよね。その無駄金を払うのがもったいなくて、必死に繰り上げ返済をして10年で払い終わりました」
「月収の手取りで、一番低い時を生活の基盤として生活することを意識して。手取りが多い月はその分をすぐにローン返済に回しています」
「納税や車検等、年間で決まった支払いがある場合はそれを12分割して月々から一定の額で準備していく。年単位でかかってくる出費はこのように準備しています」
「無理なローンで家を建てて、貯金がどんどん減って生活がままならなくなったらどうしましょう。結果、家を売り払い、惨めな状況に陥ります。広い家なのに家計が苦しい苦しいと言ってたら空しいだけ。100%満足のいく家は欲しかったけれど、返済できる金額の物件にしたので、いろいろ妥協もしました」
「マイホーム購入にあたって、四苦八苦する予算なら、予算下げるべき。だって、家のために働くのではなく、住むための家ですから、ね」
夢のマイホーム、できれば理想の家に近づけたい。でも、ローン返済はかなりのプレッシャー…。理想と現実の間で妥協をしたり、より頑張れたり。
最後に、印象に残ったシビアなコメントを。
「家を買うと…、家に見合った車が欲しい。家に見合った家具が欲しい。さらに言えば、ご近所さんと同様レベルの暮らしがしたい。そう思うわけですよ。でもそこはグッと我慢。見栄は張らないことが大事。身の丈に合った暮らしでいいんです。それができない方たちが、家を手放し引っ越していく。そんな光景を結構見ています」
一世一代の大仕事となるマイホームの購入、ちょっと二の足を踏んでしまいそうです。
地に足をつけて、しっかり考えなければいけませんね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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