朝ごはんやお弁当におすすめ。パパッと調理の卵料理を専門家に聞く。ワーママたちの朝ごはんの工夫&アイデアを紹介するよ!
「たまひよ」アプリユーザーに「お子さまは普段、朝ごはんにどんなものを食べていますか?」、「お子さまの朝ごはん作りで工夫していることを教えてください」と、質問してみました。
すると忙しい朝でも子どものために奔走する母の声が届きました。管理栄養士&野菜ソムリエでママのひろさんに、朝ご飯づくりのアドバイスと、マンネリになりがちな卵料理レシピを伺いました。
アンケートでは「パン派」と「ごはん派」がほぼ同等な数字に
アンケート回答者の約6割がワーママ。時間に追われる朝は苦戦しているようです。
コメントを読み解くと、パン派とごはん派はほぼ同数でした。メニュー的には
パン+牛乳、ヨーグルト、卵料理、スープ、フルーツ(主にバナナ)のいずれか何品
ごはん(おにぎり含む)+ふりかけ、卵料理、納豆、味噌汁のいずれか何品
が、定番スタイルのようです。
「好きなもので固める」「食べなければ切り上げる」ママたちの朝ごはんポリシー
「パンケーキ、スムージー又はフルーツかな。朝は機嫌が悪いので好きなもので固めます」(ぶる)
「朝はお互いストレスフリーでいきたいので、簡単で、かつ確実に食べてくれるものを出します」(みなちゃんママ)
「食べないより食べてくれる方がマシ、くらいの気持ちで、あまり手をかけずに出しています」(トンボキング)
「工夫しても食べないものは食べない。無理に食べさせることはせず、食べなければさっさと切りあげます。そのほうがお互いストレスフリー」(めたもん)
「ふりかけを多種多彩に用意」「手づかみ料理」などなど、子どもがご機嫌よく食べる簡単アイデア
「基本はごはん、味噌汁、卵焼き。さらに色んな味のふりかけを用意して子どもに選ばせています。すると子どもも楽しみながら朝ご飯を食べてくれます!」(トシリサ)
「朝はとにかく時間がないので固定メニューです。ただし、子どもが大好きなヨーグルトは毎日同じ味にならないように選んでいます」(なつ)
「おにぎりやパン、副菜も手づかみで食べられるメニューにしています。チーズ、ブロッコリー、トマトなどなど」(NN)
「おにぎり、卵焼き、味噌汁、そして夕飯の残りは必ず使います。味噌汁は野菜たっぷりになるよう努力しています」(momo)
「定番はお焼きです。軟飯、小麦粉、卵黄、しらすやほぐした魚、刻んだ煮野菜をよく混ぜて弱火で焼く。柔らかめのお好み焼きのイメージです。たくさん作って冷凍。もしくは、食べてくれなかった離乳食の残りをリメイク。
手づかみ食べもできるし、小さくちぎってフォークやスプーンで食べることもでき、手があまり汚れないので片付けも楽ちんですよ」(shin)
「手は抜きたくないけど、時短で手早くすませたい」という、そんなジレンマが伝わってくるコメントが届きました。
そして、
「トースト、バナナ、ヨーグルト、ココア、の組み合わせですが、タンパク質が少ないと医師に叱られた」(なつ)という体験談も。
朝食にタンパク質が必要な理由を、管理栄養士で野菜ソムリエのひろさんに伺いました。そしておすすめの卵料理を伺いました。
「炭水化物+タンパク質+α(野菜、フルーツ、スープなど)が、朝食の基本」と、専門家
「朝の忙しい時間、おにぎりやパンに頼ってしまう気持ちよくわかります。けれども炭水化物は消化が早いので、お昼までにお腹がすくかもしれません。
コメントにもありましたが、朝食に意識して取り入れて欲しいのがタンパク質(卵、肉、魚)なのです。もちろんお野菜などのミネラルも大切ですが、朝食は炭水化物+タンパク質が基本で、+α(フルーツ、野菜)が理想です。
タンパク質は体内時計をリセットしてくれて、炭水化物との相乗効果で脳の働きをアップするといわれています。
炭水化物よりも腹持ちが良いし、身体をあたためてくれるので大人にはダイエット効果も!子どもだけでなくママにもおすすめの朝の栄養素なのです」(ひろさん)
「忙しい時はチーズ、魚肉ソーセージ、ちくわでOK」
「タンパク質と言えば肉、魚、卵、ヨーグルトなどになりますが、慌ただしい朝ならチーズ、魚肉ソーセージ、ちくわがおすすめ。加熱不要だし、手づかみ食べができるので、冷蔵庫に常備すると心強い存在に。
炊き込みご飯をおにぎりにして冷凍してストックするのもおすすめですよ」(ひろさん)
さらにひろさんに、タンパク質がしっかりとれる卵料理を伺いました。フライパン、トースター、電子レンジと3調理のレシピで、忙しい朝でもパパッと作れるレシピばかり。スクランブルエッグ、目玉焼き……というマンネリのお悩みも解消です。
レシピ① 卵焼きより簡単で目玉焼きより食べやすい! 枝豆コーンのオムレツ
フライパンでちゃちゃっと調理。オムレツに枝豆コーンを加えて彩りよく♪
[材料]
・卵…1個
・牛乳…大さじ1
・冷凍むき枝豆…適量
・スイートコーン缶…適量
・ケチャップ…お好みで
[作り方]
1.卵を割り、牛乳をまぜて冷凍むき枝豆とコーンを加える
2.フライパンに分量外のサラダ油をなじませて中火で加熱し、卵液を一気に入れたらふんわりかきまぜるように丸く形をととのえる
※枝豆はお子さんの年齢によって、細かく切るなど注意して与えてください。
レシピ② ながら調理ができるトースターで!ベーコンマヨエッグ
マヨもプラスしてエネルギーも補給♪おすすめはくっつかないアルミホイル。洗い物減はポイント高い!
[材料]
・卵…1個
・ベーコン…1~2枚
・マヨネーズ…適量
[材料]
1.ココット型などの耐熱容器にくっつかないアルミホイルをしき、卵を割り入れる。
2.食べやすくカットしたベーコンも入れたら、全体をぐるっとかきまぜてマヨネーズをトッピングする
3.卵に火が通るまで魚焼きグリルかトースターで加熱する(5~10分が目安)
レシピ③ 電子レンジであっという間に完成!カニカマ入り卵焼き
本みりんで甘さとふんわり感をプラス。優しい味わいと、電子レンジ調理だから火を使わないのが魅力♪
[材料]
・卵…1個
・本みりん…大さじ1
・カニカマ…適量
・青ネギ…好みで
[材料]
1.耐熱容器に卵を割り入れ、ほぐしたカニカマを加える
本みりんも加えてよくかきまぜたらふんわりとラップをかけて加熱する
2.好みで青ネギをトッピングしてもよい
※600Wで1~1分30秒加熱が目安です。
※電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても沸騰しない場合がごくまれにあります。この状態の液体がちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります。(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
ひろ
PROFILE)
小さなころから食べることが大好きで管理栄養士の資格を取得。妊娠中に野菜ソムリエの資格をとり、サンキュ!STYLEライター、Nadia artistなどプロの料理家として活躍中。インスタグラムでは“今夜何を作ろう?”と、いうママのお悩みに応えるシンプルな材料&手順のレシピや、ホットケーキミックス研究家として、家事の合間にささっと作れる本格スイーツレシピを紹介しています。プライベートでは姉妹の母。現在は克服してるが、長女の食物アレルギー(小麦・卵・乳・大豆など)があった経験をもつ。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2023年2月の情報で、現在と異なる場合があります。
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