大掃除、あきらめたっていいんです!みんながあきらめた場所やラクに済ますアイデアを紹介
ただでさえ毎日忙しいのに、年末の大掃除は憂鬱ですよね。
大掃除を少しでもラクにするアイデアを「たまひよ」アプリユーザーと生活コラムニストのももせいづみさんに聞きました。
目が届かない場所、手が届かない場所の掃除、どうする?
面倒でやりたくない場所の掃除は、みんなはどう対処しているのでしょうか。
「たまひよ」アプリユーザーの声からご紹介します。
「大掃除で大変な思いをしないように、換気扇などにはフィルターを取り付けて、こまめに取り替えるようにしています」(ぴーちゃん)
「100均のガスコンロの五徳を洗うだけで済むアルミカバーを常に買い置きしてるので、畳んで捨てて、付け替えるだけで簡単!」(りさ)
「網戸の掃除やベランダなど、室外はあきらめることが多いです」(るりいろ)
「高いところの窓は適度に掃除する(外にベランダもないため)」(り)
「手が届かない高い所は夫担当。夫が忙しい年はあきらめます」(ひーぷんまる)
「エアコンは業者に依頼」(もな)
「今年はトイレと浴室はプロの手を借りようと思っています」(ぴよ)
プロの業者に頼んだり、あきらめたりする場所もあるようです。
時短家事など、忙しい中でも豊かに暮らせるアイデアを発信しているももせいづみさんに、あきらめてもいい場所の大掃除について、お聞きしました。
「先送り」と「イベント化」で負担の分散を
年末は誰もが忙しく、気持ちも落ち着かず、何より寒くて窓を開けるのもおっくう。こんな時期に無理してお掃除を頑張らなくていいのよ。だっていつも十分頑張ってるんだから!
私のおすすめは「先送り」と「イベント化」です。
1.先送り
冬の時期の掃除は、そもそも非合理的です。それぞれの場所に合わせて、一番理にかなった季節に先送りするのがオススメです。例えば…
窓ガラス=湿気が多い梅雨時が実は一番最適!
クローゼット=衣替えの時期に衣類整理をしながら換気とお掃除
カーテン=洗ってそのままカーテンレールに吊るして干せる夏が一番
来年のカレンダーに、お掃除の予定を書き込んでスケジューリングすればオッケーです。
さぼるわけではありません。賢く分散するのです。
2.イベント化
掃除=汚れ落としと思うとしんどいもの。「みんなですることに意味がある!」と割り切って、家族みんなの休日イベントにしても。これで落ちない汚れは、外注も検討しましょう。
■風呂掃除
重曹やせっけんクレンザーなど刺激の少ない洗剤を使って、温かい残り湯で子どもたちとごしごし。冬でも水着を着てやってみると、盛り上がりますよ。最後にシャワーを浴びて暖かい部屋でごほうびのアイスを食べても楽しそう。
■拭き掃除
使い捨てできるタオルやシーツを小さく切って、「拭き掃除選手権」を家族でしてみて。一番たくさんの布を汚せた人が優勝です。ママはタイムキーパーで!
■お掃除隊結成
家具を動かす人-ホコリ取りをする人-掃除機をかける人と、隊列を組んで部屋を回ります。おそろいのエプロンがあったら、さらに盛り上がりそう。
外注も気軽にトライして
昔と違って、換気扇やユニットバスなど専門知識が必要な設備が増えています。高所のもの、分解が必要なものは無理せず外注へ。
また、プロのお掃除方法は見ていると、とてもためになるので、家事スキルのアップにもつながります。一度きれいにしてもらうと、あとがとても楽だし、きれいさを維持したいという気持ちも湧いてくるので、たまの贅沢も有意義ですよ。
まとまったお休みのある時にしかできない場所もありますが、できることなら、掃除はやりやすい時期にしたいものですよね。年末の大掃除の一部をあきらめて先送りする等、負担が軽くなる方法を考えたいですね。
(取材/文・橋本真理子)
ももせいづみさん
PROFILE)
暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。子育てをしながらフルタイムやフリーランスで働いてきた経験をもとに、忙しくてもすっきりと豊かに暮らすアイデアを発信し続けている。豊富なアイデアは男女、年代を問わず支持されており、幅広く活躍中。著書多数。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。