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赤ちゃんは“遊び”で自己肯定感が育つのはホント? 遊びがもたらす3つのメリットを解説【臨床心理士】

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はいはい、伝い歩き、あんよなど、自分で動けるようになる1才前後の赤ちゃんは、体を動かして遊ぶことが大好き!しかも、この時期の赤ちゃんにとって、遊びは楽しいだけではなく、心や体の発達にもいいことだらけなんです。
『非認知能力を育てるあそびのレシピ』の著者である大豆生田千夏先生に、遊びがもたらすメリットについて聞きました。

【遊びのメリット1】体を使う遊びには生活リズムも整える効果が

体を使う遊びは、赤ちゃんの運動発達を促す以外に、生活リズムを整える効果もあるとのこと。
「赤ちゃんにとって、体を使う遊びは適度に体力を消耗します。日中にしっかり遊ぶことで、夜の寝つきがよくなったり、食欲が刺激されたりなど、生活リズムの改善が期待できるといわれます。
夜、なかなか寝てくれない…など悩みがある場合は、日中にしっかり遊ぶ時間をとってみるといいかもしれません」(大豆生田先生)

【遊びのメリット2】親子で遊ぶことで、自己肯定感が育つ

親子で遊ぶことによって、なぜ赤ちゃんの自己肯定感が育つのでしょうか。

「親子で遊びながら、赤ちゃんの『こうしてほしい』『もう一回やりたい』といった要求に親が繰り返しこたえてあげることがポイントです。それによって、赤ちゃんは自分が大事にされていると感じ、“自分自身を大事にする気持ち”である自己肯定感がはぐくまれるのです。
大人は赤ちゃんの様子を観察して『こうしたいのかな?』『もう一回やりたいのかな?』と気持ちを汲みとり、要求にこたえてあげることを心がけるといいでしょう」(大豆生田先生)

【遊びのメリット3】自由に遊ばせることで、将来の自主性が養われる

たとえば、赤ちゃんと遊ぶとき、大人はつい『こうやって遊ぶんだよ』と誘導しやすいもの。しかし、赤ちゃんの自主性をはぐくむためにはなるべく自由に遊ばせるのがいいのだと先生はいいます。

「赤ちゃんが興味を持ったものを好きに触らせたり、自由に遊ばせたりすることで、自分で考える・行動する力が育ちます。たとえば、リビングの中を自由に探検させて、興味を持ったものを好きなように触らせてあげるだけでも、赤ちゃんにはいい刺激になりますよ」

自由に遊ばせるときは、必ず室内の安全をチェック!

部屋の中を自由に動き回らせるときは、赤ちゃんが触ったら危険なものをすべて片づけてからにしましょう。直径39㎜の筒を通るものは、誤飲・窒息の恐れがあるのでとくに注意して。

監修/大豆生田千夏先生

撮影/小山志麻 スタイリング/伊賀瀬 取材・文/ひよこクラブ編集部

赤ちゃんの時期の遊びは、ただ楽しいだけではなく、親子の絆を強める、生活リズムを改善する、自己肯定感を育てるなど、さまざまな効果があるそうです。積極的に遊んであげたくなりますね。

参考/『後期のひよこクラブ』2023年冬号には「寒い季節、室内にこもりがちになるのが心配なママ・パパへ!心も体も育つおうち遊びのアイデア」

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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