0~3ヵ月ごろの赤ちゃん「どれくらいミルクをたせばいい?」「どうやって量を調整するの?」先輩ママに聞いてみた!
母乳にミルクをたすときにぶつかる “どれくらいミルクをたせばいいの?”という疑問。とくに0~3カ月ごろは、母乳の出も赤ちゃんの飲む量も安定せず、不安に感じるママも多いようです。試行錯誤しながら授乳スタイルを確立させた先輩ママに当時の様子を聞きました。
母乳授乳前後に体重を量りミルクをたす量を調整(Aさんの場合)
母乳はよく出るほうですが、最初のころは赤ちゃんがうまく飲めず、ミルクをたしていました。でも、ミルクが多すぎると母乳を飲まなくなるのでは?と、産院を退院後は母乳の授乳前後に体重を量り、ミルクをたす量を決めていました。2カ月ごろには母乳のみになりました。
【ミルクをたすきっかけ】夕方はおっぱいの張りが悪いと感じていました
お産入院中に、赤ちゃんの体重が大きく減ったので、産院の指導でミルクをたしました。産後2週くらいからは、夕方になると授乳時間になっても胸が張らず母乳の出が悪くなるように感じ、30~60㎖たすことが多かったです。
【ミルクのたす量&たし方】母乳授乳前後に体重差に応じて量を調整
0カ月ごろ、1日8~12回の授乳のうち、3~5回、母乳授乳前後に体重を量っていました。授乳前後の、体重差は50~100gとまちまちでしたが、60~70gのとき20~40㎖をたすことが多かったです。飲んだ量がわかると不安が消え、「これだけ飲めたね♪」と楽しみに。1カ月健診でもそのやり方でよいと言われ、また、体重増加も順調で自信がつきました。
適量を探る中でミルク量を増やすと吐いて悩んだ時期も(Bさんの場合)
最初は毎回ミルクをたしましたが、生後1週で体重がよく増え、夜寝る前や母乳だけではぐずるときのみミルクをたすスタイルに。1回のミルク量を増やすと吐きやすくなった時期もありましたが、2カ月ごろには適量をつかみ、3カ月過ぎには母乳のみになりました。
【ミルクをたすきっかけ】お産入院中に産院からミルクをたすように指示がありました
産後3日目の赤ちゃんの体重を見てミルクをたすよう指導があり、退院後も引き続き、毎回20㎖ミルクをたしました。生後2週のとき訪問助産師さんに母乳の授乳量を量ってもらい、体重もよく増えていたのでミルクは基本、夜寝る前だけたしました。
【ミルクのたす量&たし方】夜と日中で、ミルクの量を変えて調整
生後2週からは、夜寝る前に40㎖たすのを基本にして、グズグズしたときに20㎖をたすことも。1カ月の直前で60㎖に増やしてみると吐きもどしが増えたため、様子を見ながら40~60㎖の間で加減しました。1カ月健診では体重増加に問題はなく、基本は母乳のみにして、夜だけ1回60㎖たすように。だんだんと赤ちゃんの吸いつきも強くなり、吐きもどしもなくなりました。
撮影(静物)/矢部ひとみ 取材・文/四辻深雪、ひよこクラブ編集部
母乳の出や赤ちゃんの飲み方には個人差があり、また赤ちゃんは日々成長するため、ミルクのたす量やたし方について「こうすればいい」という正解がないのが悩ましいところ。ママ・パパだけで抱え込まず、専門家に相談したり、先輩ファミリーに話を聞いたりしましょう。試行錯誤の先には、それぞれの赤ちゃんに合った授乳スタイルが待っているはずです。
参考/『初めてのひよこクラブ』2023年冬号「産後0~3カ月でぶちあたる授乳の悩みはこれで解決!」
●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
『初めてのひよこクラブ』2023年冬号には、0~3カ月ごろ悩みがちな問題をさまざまな角度から解決する「産後0~3カ月でぶちあたる授乳の悩みはこれで解決!」特集があります。