乳児痙攣!喘息!に続く第三の病!!~家族歴という運命~【御手洗直子のコマダム日記 #156】
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。
「つっこみが止まらないコマダム日記」#156
今回は子どもの持病にまつわるお話です。
やんごとなき一族
前回までのあらすじ……往復3時間かけて行った睡眠外来の病院がうちから車で15分の睡眠外来に紹介状を書いてくれた。
さて幼児の睡眠時無呼吸症候群を診てくれる睡眠外来への紹介状を書いてもらい、予約もした。が、さすが探しても見つからないだけあってメチャ混みなのである。診察&手術が可能な先生が一人しかいないらしく、いやそれならそうでしょうともという感じなのだが、今現在予約しても診察日の最短が一か月半後なのである。ウエ~~~~~~イ一か月半もまた2号の口に指つっこんで寝るんか~い。まあでもしょうがない。無い袖は振れぬ。(武士)受診日まで私の指が無事でありますように。なんか他にないんか。
トリ肉(父親)が重度の睡眠時無呼吸症候群で通院している上にトリ肉ゆずりの喘息で2号も通院している上に、呼吸の止まり方とか寝ている時の呼吸音とかいびきの感じがトリ肉にソックリな上に、トリ肉の甥(2号の従兄)も同様の病気ですでに手術しているので完ッッッ全にトリ肉からの遺伝なんだろうなと思っていたのだが、私の母(2号の祖母)に事情を話していたところ、『私も小学校入ってすぐに手術した』という話を聞いてマジで…?となってしまった。母はアデノイドでの無呼吸ではなく扁桃腺を切ったらしいが、さらに母の妹(2号の大叔母)も手術をしているらしい。マジで??
トリ肉からの遺伝説を確定だと思っていたのだが、情勢が一気にあやしくなってしまった。2号は扁桃腺も肥大しているのだ。エッ。っていうかすでに身内に3人も手術した人がいるの?一般的にこの頻度は正しいの?そしてこんなに病児(元病児)がいるのにあんだけ探さないと診てくれる病院が無いの?何もかもがわからないぜ!
どっちにしろ父方からも母方からもアデノイドor扁桃腺肥大の血を受け継いでいるのである。サラブレッドにもほどがあるだろ。逃れられぬ運命だったのだ。私の指よ、さようなら。なんか他にないんか。帰りにおしゃぶりを買ってこよう。
受診日までの一か月半、2号が睡眠中死なぬように見張る。めんどくさい日々が始まるのであった。コレ、2号が乳児痙攣の時もやった。(5年ぶり2度目)(つづく)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko