乳児痙攣!喘息!に続く第三の病!!~チューブやら電源やらのヒモが多い~【御手洗直子のコマダム日記 #158】
一大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。
「つっこみが止まらないコマダム日記」#158
今回はこどもの持病にまつわるお話です。
看護師さんがだ~いすき(なので病院も好き)
前回までのあらすじ……睡眠外来受診までの一か月半、赤ちゃん用の歯固めを噛ませていたが睡眠中、器用に口から出すのであった…。出すな。
さてなんとか一か月半を乗り切り、やっと睡眠外来を受診できることになった。診察室に入ると先生を囲んで看護師さんが3人とお弟子さん?(若いお医者さん)が3人という感じで診察台を囲んで狭い診察室の中がギュッとしている。完全なる密である。せまい。いやしかしありがとうこの調子で睡眠外来の先生を増やしてくれるととてもうれしい…。
丁寧にお話を聞いていただいた後、では検査のために呼吸内容を測定するモニターをつけて記録を取ってくださいとのことで、病院での診察を終えモニターを貸し出してくれる睡眠科学センターへ移動した。1つ目は24時間、2つ目は2週間ほぼつけっぱなしにして記録を取らなければならないのである。失敗したら再度病院に来てやり直しかと思うと嫌すぎてメモを取る手にも力が入る。年配の女性看護師さんが2週間つけっぱなしの方のモニターを2号(二女)の腕につけてくれながら、『ちょっとめんどくさいけどがんばってねえ。』『赤がよかった?ごめんねえ、今ちょうど貸出中みたいなの。』等、優しくチヤホヤしてくれたので2号は終始ウフウフしていた。夜間外来の時もそうであったが、優しくチヤホヤしてくれる看護師さんのおかげで2号は大抵病院では上機嫌なのである。(夜間外来のお話はこちら)
本当に看護師さんとは有り難くすばらしく尊い存在なのだ…。ありがたい…すべての看護師さんに5兆円降ってきてほしい。経済が崩壊する。ついでにうちにもください。1兆円でもいいです。
その日の夜、就寝前に24時間のモニターをつけたのだが、いざつけてみるとすごく重病人っぽい。いや病人ではあるんだが。痙攣でHCUに入った時みたいな状態になっている。せっかくなので写真を撮って軽い気持ちで母(祖母)に送ったらめちゃくちゃ心配した返事が返ってきたので『前に言ってた無呼吸のやつです』と返したら『なあんだ』と返信がきた。もう3回目なので見慣れてしまったのだが、めちゃくちゃ笑顔でも鼻にチューブをやってると重症感が勝つのであるなあと思ったのであった。(つづく)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko