経験者は語る! 親との同居、決め手は何だった?
親との同居は、多くの家庭でトラブルや悩みの種になりがちな問題。世間では義理親との同居世帯が多いものの、最近では女性の社会進出により、妻側の両親に子育てを協力してもらうために、"マスオさん同居"も増えている傾向にあるのだとか。メリットもあればデメリットもある同居ですが、その実情はいったい...? 経験者のみなさんからリアルな声を聞かせてもらいました。
実親&義理親との同居、あなたはどう決めた?
口コミサイト『ウィメンズパーク』の人気コーナー「みんなの口コミランキング」で親との同居についてアンケート調査を行ったところ、以下のような結果となりました! いったい、どのくらいのかたが、親と同居されているのでしょうか?
同居をしていない...87%
同居をしている...13%
実際に同居しているかたは、なんと全体のわずか13%! ひと昔前であれば当たりまえのように存在していたサザエさんのような二世帯家庭。現在は核家族化が進み、少なくなっているようですね。また、同居をしている派に聞いた「同居を決めた理由」として多かったのは以下のとおり。
1位 同居したほうが経済的だから...34.4%
2位 同居したほうが家事や子育てで助けてもらえるから...32.3%
3位 実親や義理親が土地や家を持っていたから...28.5%
「同居したほうが楽しいから」と答えた人は、ワーストのわずか5.7%。同居には合理的なメリットを重視しているご家庭が多いということがわかりました。一方で、どなたの強い希望で同居を決めたのか、という選択肢では、もっとも票が集まったのが意外にも「パパの強い希望で」! 次いで、実親・義理親、最後にママという結果に。同居に際して、いちばん気苦労や負担が多いとされるママの意見が反映されていないというちょっぴり残念な実情が明らかとなりました。
(調査期間2015/7/9〜2015/7/12、有効回答数4,346名)
親との同居、キッカケは何だった?
現在、実親や義理親と同居をしているみなさんはどんなタイミング、キッカケでスタートすることになったのでしょうか? 自ら進んで「お願いした派」や親からの「申し出派」など、さまざまな意見が集まりました。
産後のケアと実母がひとり暮らしだったから
同居をしはじめたのは、出産後の手伝いをしてもらうため、実母が自分の病気が心配でひとり暮らしに不安を感じていたため、実母の生活費が毎月かさむなら早めに同居すれば減りが少なくなる、といった理由からです。
夫が自営業の跡継ぎ
金銭的に厳しいからとかではなく、夫が楽だからというのと、義父が小さいながらも会社を自営していて、夫も従業員のため跡継ぎを意識してか同居という形をとってます。同居自体は何の問題もなく、むしろ私も義両親と一緒に住めることはありがたく思ってます。
3人目の出産がきっかけで実親と同居
3人目の妊娠がわかり 当初のマンションでは手狭になるため、物件探しをしていたのですが夫が自分の出身地とくらべ、土地が高すぎて一戸建て購入に踏み切れなかったらしく実家を二世帯にして、 家にお金をかけたいというのを実父に話したところ、孫を溺愛している実父は大賛成で出資してくれました。
家の建て替えと長男のため
結婚当初から同居話がありましたので、長男の幼稚園入園をきっかけに建て替えて、完全二世帯同居をスタートしました(義理母から言い出しました)。長男が極度の人見知り・場所見知りだったので転校できる度胸がないと思い、転校しなくて大丈夫なようにしただけです。
乗り気じゃないのに、義理親との同居を切り出されたら?
今後のおつきあいを考えると、乗り気ではない同居にもはっきり「NO!」とは言いづらいもの。しかし、最近では実親と同居したがるパパが増えているのも現状です...。そんな義理親や夫からの申し出を上手にさらりとかわすための方法とは?
【親への対処法】マイホームを買っちゃいました!
円満に拒否は無理なので、先にマイホームを買ってしまいました。そしてそれでも同居というなら、「こちらに引っ越してくるのが条件」と伝えています。義理親はわかっています、老人が近所に知り合いもいない新興住宅地に引っ越しても楽しくないことを...。
【親への対処法】近距離別居を選択
義理姉が義理実家に同居していることを理由に断りましたが、将来のことなどいろんなことを全部ひっくるめて、面倒が見られる距離ということで義理親宅と徒歩3分圏内の近居住まいをしています。この距離が私の限界点で、これ以上近いのはあり得ないです。
【夫への対処法】同居に乗り気な夫を説得するには
「貯金ができないし、同居したほうがいいから(私の)親にお願いするね」と言ってみると、夫がなんと反論してくるのか...。また、「結婚して私たちで家族になったのだから、貯金できないと親に甘えるのはまちがっていると思う。お金がないなら、バイトをするなりなんなりして、自分たちの力だけでやらなくちゃダメだよ」と言ってみてください。
【夫への対処法】夫を味方にし、涙ながらに訴える!
義理親が嫌いということではなく、同居は自分がどうしても気疲れしてしまうことを切々と話しました。同居拒否イコール義理親が嫌いだと思われがちなので、そうではないことが伝わりやすいように言葉を選び、涙ながらに訴えたところ、なんとか伝わったようです。
同居を決断するにあたって、妻たちのさまざまな葛藤が垣間見える口コミがたくさん集まりました。同居の気苦労は絶えないという声の中にも、「同居を決断してみたら意外と楽しかった」という前向きな声も見られました。同居をするにしてもしないにしても、ストレスをためこまず、ママと子ども、そして家族みんなが楽しく過ごせるような環境を実親・義理親たちと築いていくことが大切なようですね!
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの引用です。
※この記事は「ウィメンズパーク」で過去に公開されたものです。