【年代別】子どものスマホ、ゲーム、情報端末どこまでがOK?
インターネットの普及に伴い、だれもが当たりまえのように持つようになった情報端末。さまざまな情報が入手でき、たくさんの人とつながれるといった利点がある反面、その使い方を一歩誤れば、大人だってトラブルに巻き込まれることも...! では、「ケータイやゲームがほしい!」と子どもに言われたときに、みなさんのご家庭ではどのようなルールを設け、いつから、どんな方法で解禁しているのでしょうか?
子どもにスマホ、ゲーム、情報端末持たせている?
口コミサイト『ウィメンズパーク』でアンケート調査をしたところ、以下のような結果が判明しました!
持たせている...31%
持たせていない...69%
1位「ゲーム機」...25.4%
2位「スマホ」...11.7%
3位「ガラケー」...6.4%
4位「タブレット」...5.7%
5位「パソコン」...3.8%
くわしく分析していくと、子どもが8歳までは、なにも持たせていないと答えたかたが多く、それ以降になるとなんらかの情報端末を持たせているというかたの割合が上回ることがわかりました。習い事や通塾、友だちとの行動範囲も広がってくる年齢になると、持ちものにも変化が出てくるよう。
また、小学校まではゲーム機を持つお子さんが大半ですが、中学生になるとぐっとスマホやガラケーといった携帯端末のほうが割合は高くなっています。そして、友だち同士がつながるLINEなどのアプリを利用するために、中学生以降はスマホの割合がより高くなっているとも予測ができます。
(調査期間2015/6/18〜2015/6/21、有効回答数4,040名)
みんなは持たせている? 持たせていない?
「子どもへの危険を考えると、心配で...」「大人だって夢中なもの。子どもが欲しがるのは当たりまえなのかも」「持たせたくないけれど、しかたなく...」といった親心は、どれも親ならばだれもがうなずくような意見です。でも、子どもの気持ちや周囲の環境を思うと「どうすべきか...」という葛藤もそこにはあるようです。
【未就学児】1歳からすでに...
1歳になる息子はスマホが大好きで、ちょっとソファーやふとんの上に置いておくと、いち目散に駆けつけていじりはじめます。はじめは眺めたりかじったりしているだけだったのに、今ではSiriやカメラ起動までやってのけます...。
【未就学児】携帯動画を見せています
病院での待ち時間に消音で見せたり、家で見たがっていたものを少し見せることがあります。歯止めがきかなくなるのは困りますが、1日何回まででそれぞれ何分以内、あるいは動画いくつまでなど、制限をして見せるぶんにはいいのかなと思っています。
【小学生】小学校入学をきっかけに
小学校に入学するのをきっかけにキッズケータイを持たせています。パートをしているので、子どもとの連絡手段として購入を決めました。学校に確認したところ、共働き家庭が増え、キッズに限らずケータイを持たせる子がクラスの半数くらいにはなっているとのことでした。
【小学生】小学校2年生から持たせています
友だちと遊びに行くことが増えて移動が多くなり、どこに行っているかわからないときや連絡を取りたいときなどに必要だなと思い、購入しました。わが家は共働きなので、家で留守番をすることも多く、私の通勤途中やお昼休み、帰宅途中にメールや電話をしますが、つながりがあるって子どもも安心しているように見えます。
【小学生】必要になったら持たせる
小学1年生の子どもがいますが、習い事も徒歩で行ける場所、遊ぶ場所も決まっているのでこの状況では必要ないかな...と思っています。今は専業主婦ですが、私がパートに出るようになってから考えようかなと思っています。
【中学生】キッズ携帯からガラケーへ
共働き、通塾、習い事などの理由で、小1の頃からキッズ携帯を持たせていました。当時はメールも電話も身内だけに制限をかけていました。中学に上がるときにGPS機能と親子モードのつけられるガラケーに変更しました。メールと電話の制限はいくつか約束事を設けて外しました。
【中学生】中学2年から持たせました
中学に上がり少しずつ部活や友だちと出かける機会が増えてきたため、連絡手段としてガラケーを持たせました。持たせた途端に友だちからの誘いがたくさん入るようになって驚きました。最近の子は家に電話をかけるのが面倒だからでしょうか。今は頻繁に友だちと出かけるし、通塾も始めたのでケータイは必要です。
【中学生】娘と共用していますが...
家の手伝いをせず、ケータイ優先なので、自分のケータイを持たせるのは絶対になし! と思い、私のケータイで娘にLINEをさせていました。けれども最近は共用が不快になってきたので、ルールを決めて持たせたほうがいいのか悩んでいます。
【高校生】トラブルが怖いので...
うちの子ども(高1)は、ずっとガラケーです。本人はスマホがいいと言っていますが、基本親との連絡用に持たせていることを納得させて渡したことと、LINEなどの問題を考えてそのままです。
子どもを端末依存にさせないためのアドバイス
情報端末の管理は、いくら分別がつくようになったからといって子どもまかせにすると不要なトラブルを招く場合もあるようです。やりすぎず、適度な信頼関係をもった親と子の約束を守らせることが大切なことがわかりました。
使用ルールを決めています
息子は高校生ですが、22時以降は電源を切る、自分の部屋に持ち込まない、ということを約束して、持たせています。
フィルタリングは絶対!
フィルタリングをかけるのは絶対だと思っています。また、うちは未成年、とくに高校生のうちは親がケータイを貸しているという前提で「中を見るよ」と言っていますし、有料の音楽やゲームはしないように徹底させています。
親が預かっています
試験2週間前からケータイは預かるようにしています。ただし、塾や習い事に行くときには持たせ、就寝前に大切な連絡が来てないかチェックするためには見せています。親の管理と、お子さんの性格しだいかな?
「便利だと思ったから子どもに情報端末を持たせたけれど、持ったら今度はちがった心配が生まれてしまった...」というケースも少なくないようです。まずは各ご家庭でしっかり、「いつから持つのか、ルールはどうするのか」といった約束ごとを決めてから、子どもに持たせるほうがよさそうですね。
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの引用です。
※この記事は「ウィメンズパーク」で過去に公開されたものです。