明日から新年度!「どうする中学受験?」
●【3月31日は学校教育法公布記念日】「6-3-3-4制」が形成される
1947年(昭和22年)3月31日に学校教育法が公布されました。第2次世界大戦後に日本国憲法や教育基本法をふまえて制定されたもので、このときに「6-3-3-4制」と呼ばれる現在の学校制度が形づくられたのです。幼稚園が学校のひとつとして正式に位置づけられたのも、この学校教育法においてです。
「中学受験」、早い人は赤ちゃんの頃から考えてる!
「学校」には基本的に受験して入るもの。義務教育である小学校・中学校は受験しなくても地域の学校に進学できますが、都心部だと受験して私立や国立の学校に行くことも珍しくありません。
最近加熱している「中学受験」について口コミサイト『ウィメンズパーク』のママたちにリアルな実情を聞きました。
「中学受験」を考え始めるのはいつごろからなのでしょう?
「子どもが赤ちゃんの頃から考えていました。中学受験は内申の影響が大きい高校受験とは違って、勉強を頑張れば希望の学校に進学することができるのが大きなメリットではないでしょうか。中学生になるとなかなか『勉強しなさい』と言ってもやらないと聞きますし…」
「家には未就学児がいますが、すでに中学受験の話を夫がしてきます。夫は『公立中学は荒れている場合があるので私立へ行かせたい』と。私としては『公立中学にはいろいろな環境の子がいる。いろいろな子と接して、こういう子もいるのだ、と感じてほしい。バランスのとれた人間になってほしい(私立だと環境・学力と恵まれた子が集まるので)』と思っています」
「うちはまだ未就学児ですが、できれば中学受験させたいなあとぼんやり考えています。私自身はオール公立コースで大学までいきましたし、できることなら子どもにもそうして欲しい。それでも子どもに中学受験を考えるのは、今住んでるエリアの中学受験率が非常に高く、学区の公立中学に進学する子は半数という状況らしいのです。そこまで受験率が高いとなると、公立は変な話、上半分が抜けた出がらしのような学校になってしまう気がして。子どもを産んでからは都会って難しいなとよく感じます」
「子どもが今小3です。受験して学区外の中学に行くのは2、3割の地域です。受験のため習い事を整理して、塾に通う友だちがいるので受験したいと言い出しました」
本人が言い出すこともあれば、それより前に親が考えていることも。
とはいえ、最終的に決めるのはやはり本人!
「私立と公立、どちらにもメリットデメリットはあるし、子どもが勉強して一流大学に入りたいと思うかもわかりません。まだ子どもの意思もわからないうちから親だけで『かもしれないから』で決める話じゃないと思います」
「中学受験」で気になるのは、親がどれくらいフォローをする必要があるか。
塾の送り迎えや勉強のチェックなどやることはたくさんあるようです。
「小5の息子と夫が、急に中学受験を思い立ち、2月に中学受験塾大手に入塾しました。びっくりするくらいつきっきりで勉強をみないといけないため、仕事を持つ身には負担に感じてしまっています。子どもが塾の日は、作り置きのお惣菜などを作りだめし、お弁当を作って塾に届けています」
「うちは小5夏に入塾したのですが、勉強を見てあげたことは一切ありません。放ったらかしです。プライドが高いので私に教えてもらうのがイヤだったようです。親がしたのは、お弁当作りと月謝の支払いのみです」
「わが家の場合、親のフォローは入塾したとき以上になっています。このまま受験まで親の方が息切れしそうだな、とは思いますが、入塾前よりも子どもの苦手がわかる様になったし、親も慣れてきました。正直な所、私1人では難しいので夫にも全力で参加してもらっています」
中学受験は「親子の受験」というのは本当なのですね。フォローの大変さに驚きを隠せません!
(文・古川はる香)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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